本記事における主張のまとめ
１ Ｓは逮捕されたところで損がない
ここに来るまでずっと、「おかしい子」「やばい子」「何も考えずに生きている子」というマイナス印象のキャラクターであったゆえ。
２ Ｓは落ちるところまで落ちることで、費用対効果が大きい商品となる。
男性的目線で見た場合のスペックがあまりにも低いため、正攻法では売れない。
徹底的に落ちぶれ、見下されるのみのポジションを獲得することで、世の男性諸君の根源的な欲望（男性優位）を叶えることが出来るようになる。
従って、売れる商品となるため、業界人がＶＩＰ待遇で迎え入れる可能性が高い。
Ｓにまた大金が流れてくる。
めでたしめでたし。
時系列 Ｓが逮捕、釈放されるまで
・２０１３年、大物女優である母親が亡くなる。
・セクシー女優デビュー（手取りは２０００万円程度とのこと）
・ホスト遊びや借金問題が囁かれる
インタビューの際に、借金については完全否定していた。
しかし同事務所だった重盛さと美が、『一晩に３０万円から５０万円使っていた』と暴露。
・ホストの男性（３０歳）から現金約３万円を脅し取ろうとした。
ＳＮＳにて、「写真をばらまく！」とメッセージを送る脅迫行為。
実はこちらの写真、ホストの荷物しか映っていないとのことである。
・ホストがＳに対して、私人逮捕（取り押さえる）*1を実行し、その後、警察に逮捕されたという二段階の流れ。
ＬＩＮＥのやりとりが証拠となった。
逮捕までが非常にスムーズであったため、前々からホストが警察に相談していた可能性が高いと言われている。
Ｓは、今回に至るまでも執拗に金を借りていた。
・３日後に警視庁原宿署から釈放された。
・今後は弁護士を通して、示談なりなんなりが進められると思われる。
逮捕されようと、Ｓはノーダメージ!?
ホストに対する３万円恐喝未遂で逮捕されてしまったＳだが、これによって社会的評価が下がったりはしない。
なぜならば元々、「借金魔・精神的未熟・ホスト狂い・ワガママ・メンヘラ」といった噂が飛び交っていたため、まともな人間だと思われていなかったからだ。
起こるべくして起こった事件といえるし、「まさかあの子が……!?」「信じられない！」と驚愕する者など皆無である。
素行不良の破滅的セクシー女優なＳが、この程度の事件を起こしたところで、大した感想も生まれない。
おそらく現時点でＳと仲良くしている人は、大々的に事件が報じられたからといって、距離を置くことはないと思われる。
元々が、品行方正とは真逆のキャラクターであったため、衝撃が何一つないからだ。
ある意味、日常の光景であり、「Ｓちゃんらしい事件だねぇ～」と微笑んでいる者すらいたかもしれない。
それほどに、Ｓの生き様は、傍目から見て不安定で常軌を逸して見えた。
落ちるところまで落ちた方が、人気になるＳ
セクシー女優になった直後はちやほやされ、作品も飛ぶように売れる訳だが、すぐさま鳴かず飛ばずになる。
理由を単刀直入に言うと、見た目が悪いからだ。
その上、性格がきつく、物事をきちんと考えていないように見えるため、ごくごく一部のマニアックな人々にしか応援されない。
しかしここに来て、３万円という少額の恐喝未遂で逮捕されたことにより、救いようのない愚かな女子というイメージが強化された。
お金もなければ信用もないという、ないない尽くし。
このように極限まで落ちたセクシー女優は、確実に需要がある。
正直に申し上げると、僕たち男子は、『女子を完膚なきまでに見下したい願望』というのを持っている。
それゆえ、演技ではない悲しみの表情、絶望の落涙を見届けたいのだ。
これは根源的な欲望であり、道徳感情が入り込めないほどに激しい想いのため、それを満たしてくれる女子は貴重な存在として扱われるようになる。
であるからＳは、逮捕されたことによってセクシー女優としてのブランド価値を高めることになったといえる。
まるで極道の者が刑期を終えて出世するごとく。
Ｓを利用して儲けようとする業界人であれば、この辺の男性心理は熟知しているだろうから、彼女をＶＩＰ待遇で起用する可能性が高い。
正直、逮捕されることもなくセクシー女優を続けていたら、いずれ飽きられて元を取ることが出来ない不良品と見做され、のけ者にされていただろう。
頑張ると不人気になり、頑張らないと人気になるという皮肉。
落ちぶれることで成功する者が存在するのである。
*1:現行犯に限り、警察官等以外の普通の人でも犯人を逮捕できること。大辞泉より