風邪やほこり、花粉などで赤ちゃんの鼻づまりが長引き、お母さんを悩ませていることも多いでしょう。
特に1歳未満の赤ちゃんは口呼吸がうまくできないため、鼻をつまらせてしまうと息苦しく熟睡できない、母乳やミルクがうまく飲めないなどの様子が見られるようになってしまいます。
また、鼻づまりにより細菌が悪さをして中耳炎になることも珍しくありません。
実は!「とにかく鼻づまりを解消してあげたい!」そんな時に母乳が役立つことをご存知でしょうか?
鼻づまりの必殺技「母乳点鼻」について正しい知識を得ることで、赤ちゃんの鼻づまりを解消できるかもしれません。
母乳育児のママさん、必見です!
この記事の目次
①母乳点鼻とは…
母乳には免疫成分が含まれる他、抗炎症作用があることをご存知でしょうか?
この高い免疫力のおかげで赤ちゃんは病気になりにくいんですね。
赤ちゃんを守る母乳の力を利用し、鼻づまりを解消することができるんです。
母乳を一滴、赤ちゃんの鼻に垂らして行う母乳点鼻、鼻づまり解消の必殺技です!
もしも鼻の奥から喉に垂れて飲んでしまったとしても…母乳なので何の心配もありません♪
②赤ちゃんは痛がらないの?
鼻に母乳を入れるなんて、大人の感覚では痛そうな気もしますよね。
たとえば、水が入った時、鼻の奥がキーンと痛くなりますよね。
これは細胞の浸透圧が関係していると言われています。
鼻の細胞液よりも薄い水が鼻に入ると濃度が違うために細胞膜がパンパンになり痛みを感じるんです。
母乳は痛くないから大丈夫!
「じゃあ母乳だって鼻に入れたら痛いでしょ?」とお思いかもしれませんが、実はその点でも母乳は大変優秀なんです!
母乳は浸透圧が適正なため、鼻に入れても痛みがなく赤ちゃんでも平気♪
鼻づまりの対処法として鼻吸い器で鼻水を吸引してあげるという方法があります。
赤ちゃんによっては突然の刺激に驚いて嫌がる…なんてこともありますよね。
でも、母乳点鼻なら痛みを感じることがないため、赤ちゃんの鼻づまり対策としては実践しやすいものになります!
③母乳点鼻のやり方
母乳点鼻のやり方はとても簡単♪
以下の手順を参考に試してみてください!
- スポイトに母乳を入れる
↓
- 赤ちゃんを仰向けに寝かせる
↓
- 鼻に少量(1、2滴くらい)を垂らし入れる
↓
- 鼻に母乳が入ったのを確認する
↓
- 綿棒または鼻吸い器で取ってあげる
たったこれだけ!かなり簡単ですよね♪
赤ちゃんがじっとしてくれない…時のコツ!
赤ちゃんがぐずったり、動いちゃって「垂らすのが難しい」ということもあるかもしれません。
そんな時は綿棒の先に母乳をしみ込ませてみましょう。
それで鼻の奥を優~しくなぞることでも母乳点鼻の効果が期待できます!
④母乳点鼻の注意点
鼻づまりに超効果的な母乳点鼻ですが、残念ながらミルクでは代用できません。
鼻に入れた瞬間に痛がったり嫌がったりしてしまうことでしょう。
なのでミルクでは行わないほうが無難です。
また母乳点鼻を行う際に使用する母乳は、必ず搾乳したての新鮮なものにしましょう。
おわりに
母乳点鼻は赤ちゃんの鼻づまり時に鼻水を吸引してあげたり、部屋の加湿に努めるなど色々な対処法がある中の一つです。
口コミなどを見ても、かなり効果が期待できます。
しかし母乳点鼻がよい、母乳は万能とは言え、症状が改善されないようならば早めに耳鼻科を受診しましょう。
赤ちゃんの鼻づまりは先に述べたとおり様々な悪影響が懸念されますので、早めに解消してあげたいですね。
ベビハピ編集部
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