もち乃です。
今はてなブックマークがめちゃくちゃ付いている人気記事で、デートのコツをレクチャーしてるのがあるんですよ。
◆モテる人はこんなに考えています! 恋愛コラムニストに聞く、実践的デート会話術 - それどこ
みんなモテたいんだな~!
男性向けの記事ですが、女が読んでもけっこう興味深いものがありました。
私はホステスをしててお仕事(同伴やアフター)で男性とお食事する機会が多いので、その経験を元に補足などしてみたいと思います。
レビューする記事について
この記事でレクチャーをしているのは恋愛コラムニストの桐谷ヨウさんという方です。
(ファーレンハイトという別名もあるそう)
彼がカワイ子ちゃんと食事デートするところに「モテない」編集者さんが同行して、各場面のポイントを解説してもらうという企画です。
編集者さんのひょっとこ面がシュール…。
どうやら楽天カードのPR記事みたいですが、読み物としてちゃんとしてるからたくさんブクマが付いてるんだろうな。
PRの成功例ですね。
「実践的デート会話術」レビュー
【ポイント1】デートの場所は「会話の舞台」としてふさわしいかで決めよ。
基本的にデートはご飯がメインではなく、会話のしやすさが重要です。
個室は本来ある程度、距離が近づいてからの方が望ましいですが。
お店選びは難しいので男性は大変ですよね。
料理のジャンルとエリアが決まっても、価格帯とか雰囲気とか気にすると色々迷いそう…。
「ここは安心して女の子を連れていける」っていう手持ちの候補がいくつかあるといいんですけど。
とりあえず、「個室は距離が近づいてからの方が望ましい」のは本当です。初回からだと怖いんで。
【ポイント2】現場に到着する前に、自分のテンションを高くコントロールせよ。
デートまでの道中に聴くお気に入りの音楽を作りましょう。これを聴いたら「今夜は頑張るぞ!」って気持ちがアガる曲。
これに関しては、テンションが高ければいいということではなくて相手と同じくらいになるようにした方がいいと思います。
やたらノリの悪い男性も困りますけど、テンション高すぎも一緒にいて疲れるので…。
緊張しちゃうからといって無理矢理アゲアゲな曲聞いて行って、空回りしちゃわないように気を付けましょう。
【ポイント3】エスコートのコツは、どちらがやっても良いことは自分がやる!
考え方としてはシンプルです。「女性を接待しろ」です。
どちらかというと女性の方が細かなことに気が付きやすいので、知らないうちに女の子にエスコート的なことをさせてしまっている男性は多いです。
なので、それに気付いてさりげなくやってあげることができればポイント高いですね。
【ポイント4 】オーダーでは、相手の遠慮をほぐしていけ!
1杯目は「どれがいい?」じゃなくて、しぼって聞いてあげるのがポイントかな。
遠慮しなくていいように気遣ってくれるのは確かに助かりますね。
【ポイント5】オーダーの回数を減らすことで、ふたりきりの時間が増える!
【ポイント6】おたがいに楽しく飲める量を把握して、テンポよく進めよ!
お酒に強いか強くないかは、デートの序盤にしっかり聞いておいたほうがいい?
はい。
お酒を飲んで苦しくなられちゃうと本末転倒じゃないですか。だから、お酒が弱い子が相手だったら、自分がお酒を追加で飲むときも「俺はお酒を頼むけど無理して飲もうとしなくていいからね」とか「ソフトドリンク飲む?」みたいな一声はかけるべき。
この部分について完全同意なんですけど、私の見解を言わせてください!
私はホステスをしてるくせにアルコールに弱くて、お酒の味自体も全然好きじゃありません。
もちろん店では仕事なので仕方なく飲んでますけど、店以外ではできるだけお酒は飲みたくないんですよ。
特に、同伴はその後出勤して店で飲むので飲まないでおきたい。
まぁ同伴やアフターは仕事の一環なのでまだいいとしても、プライベートでは無理して飲みたくありません。
(休みの日くらいお酒抜きたいし)
そんな私が食事デートの時に困るのが、「お酒の強要」です。
「せっかくだから飲もうよ~」、「酔ったところが見てみたい」、「ちょっとぐらい飲めるでしょ?」…
そういう時はかたくなに拒むのも雰囲気を壊すので少しは飲んだりしますけど、お相手の男性への印象はどうしたって良くなくなります。
よっぽど他の要素が魅力的でないと「次はないかな…」って思っちゃいますね。
(お酒を飲める女性じゃないとイヤな男性にとっては私も「次はない」と思われてそうですけど)
「とにかく女の子を酔わせてなんとかしたい」みたいな下心は女の子にもすぐ分かっちゃいます。
手を抜いて最短距離を狙おうとしても警戒されるだけですよ。
あとめんどくさいのが「酔っ払うとどうなっちゃうの?」っていう質問!
…どんな回答を期待してるんでしょうか。
どうなるとか別に変わったことなんてないですよ、ただ弱いってだけ! …という心の声をいつも飲みこんでます。
そこそこ飲める人には理解できないから聞いてみたいのかもしれませんが、こっちは「飲めない」というと毎回毎回聞かれて正直うんざりしているので、できればやめていただきたい。
好きなもの飲みたいだけなのに、「お酒飲めなくてすみません」みたいな姿勢でいなきゃいけないのも煩わしいです。
逆に「お酒を飲まない」点は特に気にせず、普通に「好きなもの飲んで」って言って全然触れないでいてくれる男性にはすごいときめいちゃいます。
飲み物オーダーの時点で好感度に大きな差が付きますね。
その点、桐谷さんの気遣いは満点です。さすがモテ男!
【ポイント7】序盤は肩ならしの軽いトークで進めよ!
スマートフォンは必ずおやすみモードにしておきましょう。通知音はもちろん、画面表示がちらつくだけで集中力がそがれるので。
(スマホを)見るなんてもってのほかです。自分のことを尊重してないように思われちゃいますよ?
「スマホを見たりしてはいけない」は本当にその通りですね。
通知があったわけでもないのに何の断りもなく突然スマホ見始めてしばらく没頭する方とかたまにいますけど、その人にとって私はそんなに重要な存在じゃないんだなって思ってこちらの相手に対するスタンスもその程度になります。
なのに、そんなことした後に平気な顔で口説いてこられたりしてびっくりすることがあるんですが、それで落ちる子はいないと思いますよ…。
【ポイント8】場をつなぐための小笑いできる茶番を用意せよ!
エスコートで言えば、「美味しそうだね。食べよ!」の一言は男性が必ず言うように。
というのも、会話を転がしていると箸をつけるのを待ってくれちゃう子がいるので、スタートの合図は明示的にかけましょう。
「食べていいよ」って誘導してくれるのはいいですね!
料理が来ているのに「俺の話」に夢中になられちゃうのは結構つらいです。
僕がよくやっているのは、ちょっとでも間があったら「はい、かんぱーい」って言って、乾杯をするってウザ茶番ですね。たぶん1回のアポで5回くらいやってます。
う~ん、こういうのやる人たまにいて謎に思ってたんですけどテクニックとしてやってるつもりなんですね…。
複数でいる時に変な間ができちゃった時とかには確かにいいんですけど、2人の時にやられちゃうのは私はちょっとキツいです。
だってこれ、こちらもその「ウザさ」に乗ってあげないといけないので。
初めの何回かは我慢できても、すぐに「この人いっつもこれだな…(げんなり)」ってなるので要注意ですよ。
それから「この人普段チャラい業界で活動してるのかな」って思われる危険性もあります。
【ポイント9】会話の立場がひっくり返ったとき、お前はもう落としている。
序盤は自分が質問を振っていくんです。こちらが「あなたのことをもっと知りたいです」というターン。
それが後半になるにつれ、だんだん(質問者と回答者の立場が)逆転してきたらそのデートはおおむね成功と言えます。
ふ~ん。
これは男性側の手応えの話なのでいまいちピンときませんが、そうなんですかね?
ただこれを言っている桐谷さんは女性慣れしていてたぶん正しい感覚を持てているんだと思うんですけど、経験値の低い男性だと判断が難しいかもしれないですね。
「女の子が笑顔だったから嫌がっていないだろう」とか思っちゃうレベルだと、「イケる」と勘違いしてしまう場合も出てきそう。
女の子は間をもたせるために興味ない相手にもいろいろ質問することがあるので気を付けてください!
【ポイント10】好奇心旺盛で物知りなタモさんの会話テクをパクれ!
基本的に僕は、女性の価値観を聞くようにしています。どういったことに興味があって、何が好きなのか、何を大事にしているか。それが相手を知るということです。
大事なことは、女性が言ったことや価値観に対して頭ごなしに否定しないことです。
「女性が言ったことや価値観に対して頭ごなしに否定しない」、これ本当に大切です!!!
気を許し合った仲良し同士で、相手の言ったことをわざとけなして面白がるみたいなコミュニケーションがあると思うんですけど、あれをこれから口説く女の子にやっちゃう男性ってけっこういるんですよ。
自分は相手を気に入っていて一方的に近く感じているのかもしれませんが、女の子からしたら「何この人失礼だなー」って思うだけです。
あとは自分が優位に立てたようでいい気分が味わえるので、無意識に女の子の発言を否定してるなんてこともありますが、どちらにしても嫌われちゃうので狙ってる子にはやっちゃダメ。
【ポイント11】相手のパーソナリティ・感情にタッチする会話を心がけよ。
この人はどんな人なのかな? と想像を膨らませていく感じです。話をしてもらっている間にずっとそれを考える。自分がうまいことを言うかは二の次。それが相手に興味を持つということです。
これもなかなかの上級者テクですね~。
うまくやれば確かに女の子の心を開くことができます。
よくある失敗例としては、「君がどんなタイプか当ててやるよ! ○○で△△でちょっと□□、当たってるだろ? 俺、全部分かっちゃうんだよね~(ドヤ顔)」みたいなの。
(大抵「強がってるけどほんとは寂しがり屋」とかそういうの)
大切なのは「相手がどんな人か言い当てる」ことではなくて、「相手がどんな人か観察してよく考える」ことですので、誤解なきよう…。
【ポイント12】相手の世界に寄り添うか、新しい世界を見せてあげるか、スタンスを決めよ!
それは「自分の世界を大事にしたい女性」なのか「自分の世界を壊してほしい女性」なのかを見極めることです。
【ポイント11】と同じく「相手がどんな子なのか」問題ですね。
男性にとっても自分と相性のいい相手かどうかの確認は大切ですもんね。
【ポイント13】イケそうかのチェックポイントは、その空間で自分だけに集中しているかどうか! こちらからのアプローチも恥ずかしがらずにやるべし!
女性の笑顔や言葉が本音かを見抜くのは初心者には難しいです。
これ【ポイント9】のところで書いたやつですね。やっぱり桐谷さんレベルだとちゃんと分かってる。
紛らわしいとは思いますが、女性は相手に関わらず愛想良くする生き物なんです。
「笑顔かどうか」「自分を褒めてくれるかどうか」でイケそうかを判断するのはやめた方がいいですよ。
【ポイント14】おごって好きになってくれてるわけではないが、特別な存在だというアピールのためにおごりの一択!
※全文読んでいただきたいので引用なし
うわー今時珍しいおごり男子!
スマート過ぎてまじで惚れます。
桐谷さん、だてに恋愛コラムニスト名乗ってないですね。
バブル世代くらいまでは「デートでは男性がおごって当然」という感覚があったけど今やふつうに割り勘だとか言いますが、初デートくらいは男性が出してくれるとスマートだと思います。
女の子は支払わないことで気まずいと感じているので、会計はとにかくサラッと済ませるのが吉。
それまでの会話を普通に続けてくれてると女の子も気を使わなくてすみます。
さらに注文させていただくと、払った金額についてコメントするのは危険です。
「思ったより安かったな~」とか「すげー高い!」とかどちらにしても言わない方がいい。
おごってもらった身でそんなこと聞かされるのはとっても微妙です…。
せっかく身銭を切っておごったのに、その発言でイメージダウンしちゃうのはもったいないですよ!
おまけ
今回の記事にポイントとして書かれていなかったことで気がついたことをいくつか。
- 店員に横柄にしない
食事デートで気にすべき一番大切なポイントはここです!!!
女の子がデートでされて嫌なことの断トツNo.1ですから。
店員さんには女の子に対してと同じかそれ以上の礼儀正しさで接するのが重要です。
万が一なにか店の不手際などがあっても、大人げなくキレたりすると一緒にいる女の子の心象が最悪になっちゃうのでやめましょう。
- 初めは敬語で
取材だからってのもあるかもですが、今回のデートで桐谷さんは女の子にずっと敬語で話してました。
2人で食事に来られた時点で「イケる」と思うのか、まだ大して話したこともないのにタメ口でやたら近い感じになってくる男性がいるんですが、女の子はその分後ろに引いちゃってるかも。
そういうノリでほんとに「イケる」のはよっぽどコミュ力の高いやり手だけです。
デートとはいえこれから仲良くなる関係性なら、初めは敬語で話すくらいの距離感がちょうどいいと思います。
男性がムリに押さなくても、好感度が上がれば女の子の方から自然と近づいてきますから。
桐谷ヨウさんは本物だった
はー、各ポイントにコメントしてたらずいぶん長くなってしまいました…。
ここまで読んでくれてる方いるんでしょうか。
それにしても今回の「実践的デート会話術」、女目線で見ても確かに「実践的」でした!
そう簡単に再現できる内容じゃないですけどね…。けっこう難易度高い!
でも、こういう方向性で経験値を増やしてくと間違いなくモテます。
全部は無理でも、マネできるところから取り入れてみたらきっといいことあるはず。
あと桐谷さんが良いのは、「女の子をちゃんと人として尊重しようとしてる」ところです。
こういう恋愛ノウハウって「こういうことすると女の子は簡単に落ちるよ」とか「楽してお持ち帰りできるテク」とか、女の子が人間と思われてないなーってものになりがちなので。
とにかくヤレればいい、モテていい気分になりたい、みたいな。
なので、女性が見ても素敵だなって思える方法をおすすめしてもらえるのはありがたいです。
私もホステスとして男性を口説く大変さを実感しているので、そういう意味でも参考になりました。
デキる人は努力してるんですね~。
勉強になりました!
おしまい。