人類、さらにはすべての生きとし生けるもの(人類も動物も)には、幸福を求め平和に暮らす権利があります。
これとは反対に、他人に痛みや苦しみを与える権利を持つ者など一人もいません。
ダライ・ラマ法王14世の言葉です。
私の働くお店では、悩みを抱えて、癒しを求めてご来店されるお客様がとても多いです。
特に、人間関係に関わるトラブルで心身共に辛く悩んでいる方がとても多いです。
「自分がされたら嫌なことは相手にもしてはいけません」…子供の頃によく母に言われていました。
みんな大人なのに、こんな簡単なことがどうしてわからないのでしょう…。
そして、された方もまた相手に対する怒りから歩み寄る心を忘れます。
怒りは伝染します。
そして和解のきっかけを失います。
どちらにしても悲しいことです。
人は自分の物差しで相手を決めつけてしまいがちです。
でも、世の中には価値観がまったく違う人がいたり、いろんな考え方の人がいます。
自分にとって苦手な人がいたり、スムーズに事が運ばないからこそ、その中で柔軟な心が養われたり、いろんなことが学べるのだと思います。
みんな一緒では、刺激もなく、向上心もなくなってしまいますよね。
人との関わりは、自分とは違う相手をまずは認めて、歩み寄ってみる努力が大切です。
今よりずっと心地よい毎日を過ごすためにも。
難しいことなのかもしれないけれど……とても単純なことだと思います。
苦しい経験を通じて、人の痛みがわかるようになり、他者のことに関心がもてるようになります。
その意味では、苦しい経験は思いやりと愛を育むのに役に立つといえます。
ダライ・ラマ法王14世の言葉です。