特別展「雪村―奇想の誕生―」東京・滋賀で開催 - 約130件で雪村芸術の全貌に迫る最大規模の回顧展
特別展「雪村―奇想の誕生―」が東京藝術大学大学美術館にて、2017年3月28日(火)から5月21日(日)まで開催される。なお、滋賀・MIHO MUSEUMにも巡回予定だ。
戦国時代、東国で活躍した画僧、雪村周継(せっそんしゅうけい)。武将の子として生まれながら出家して画業に専心した雪村は、故郷の茨城や福島、神奈川など東国各地を巡り歩いた。その生涯は未だ謎に包まれているが、革新的であり、人間味あふれる温かな水墨画を描き続けたということだけは疑いようもない。
本展は、海外からの里帰り作品を含めた主要作品約100件と、関連作品約30件で構成される最大規模の回顧展。雪村が、生涯にわたって衰えることなく描き続けた人物画はもちろん、山水画、花鳥画、静物画など“奇想”に溢れた作品を展示する。
修行時代に描いた《風濤図(ふうとうず)》から、70歳ごろの大作《呂洞賓図(りょどうひんず)》、そして晩年に製作した《自画像》など重要文化財も多く、雪村芸術の写実的かつ細やかな感性に触れられる絶好の機会である。
また、雪村の魅力に憑りつかれた画家たちの作品もあわせて紹介。尾形光琳や狩野芳崖らが、新たな日本画創出のために雪村を研究して描いたとされる絵画も目にすることができる。
雪村のドラマチックな作品の数々はどのようにして生まれたのか。また、継承したものたちがいかにして受容してきたかを検証しつつ、雪村芸術の全貌に迫る。
【開催概要】
特別展「雪村―奇想の誕生―」
■東京会場
会期:2017年3月28日(火)~5月21日(日)
会場:東京藝術大学大学美術館
住所:東京都台東区上野公園12-8
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし、5月1日は開館)
観覧料:一般 1,600円(1,400円)、大学生 1,200円(1,000円)、高校生 900円(700円)
※中学生以下は無料。
※( )内は前売券及び20名以上の団体料金。
※団体観覧者20名につき1名の引率者は無料。
※障がい者手帳持参者とその介護者1名は無料。
※前売券は2017年1月中旬から販売予定。
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
巡回予定
■滋賀会場
会期:2017年8月1日(火)~9月3日(日)
会場:MIHO MUSEUM
住所:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
開館時間:10:00~17:00(入館は16:00まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般 1,100円、大高生 800円、小中学生 300円
※20名以上の団体は各200円引き。
※期間中、展示替えあり。
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