ツイッターで紹介されているグルメ情報のまとめサイトを作ってみました。
ハッシュタグ、最寄り駅、ジャンル別に整理して、店情報を探しやすくしたつもりです。
ハッシュタグ付きで紹介されていたお店を検索できるサイト作ってみました!
— ヒデヨシ (@cook_hideyoshi) 2017年4月21日
「六本木の店に行きたい」とか「今日の気分はイタリアン」なんてときに、タグを遡らなくても店を見つけられるようにしたつもりです。お店探しの助けになれば嬉しいです🙇https://t.co/0QwdcMg1M2 pic.twitter.com/fUvQXtncik
去年の夏頃から、ツイッターでは特定のハッシュタグを付けてグルメ情報を発信する人が増えました。
2017年
— Kiyoto (@KiyotoDrives) 2016年12月31日
東京の今を知る
遊び場はこれで検索 🍾#食べ6#ちょこログ#あまログ#ふみ飯 #食べるちゃんねる#ふ土産#ちわログ#こじらせゴハン#アラサーズ飯#セラログ#ユウ飯 #りかログ#げすろぐ#スピログ #まなてぃ飯#きよログ#あまキヨ
ちょこさんとかはずいぶん昔から「ちょこログ」というタグを付けてグルメ情報を発信していましたが、タグ付き情報発信の流れを加速させたのは@KiyotoDriveさんだと思っています。
タイムラインにグルメ情報が増える一方で、発信された情報から「欲しい情報」をすぐに探し出すのが難しくなりました。
延々とタグを漁り、はるか昔までタイムラインを遡ることもありました。
「一発で欲しい店が見つけられたら便利なのにー!」
と思うことも何度もあり、それならいっそ情報を整理して探しやすくしたら、みんなに喜んでもらえるんじゃないかなー、と考えたわけです。
場所とジャンルを指定した検索は食べログやぐるなびでもできるのですが、検索結果が多すぎて、ピンポイントでお店を選ぶ決め手がありません。
写真を見て「安いぜラッキー」と思って予約した店が実はボロボロだった、なんて失敗もあります。
やはりここは、信頼できる情報がほしいな、と。
僕が尊敬する男の中に、海賊王ゴールド・ロジャーという人がいます。
ロジャーは死刑を目前にして、宿敵であるガープに自分の子供を預けます。
彼はガープに言いました。
「おれとお前は何十回と殺し合いをした仲だろう!?
おれはお前なら仲間ほどに信用できる!」
これですよ。
ツイッターに情熱を傾けたツイ廃なら仲間ほどに信用できる!
殺伐としたタイムラインの闇を共有し、闘ってきたツイッタラーはまさに強敵(とも)。
そんな強敵(とも)が紹介した信頼できるお店を、もっと見つけやすく、もっと活用しやすくしたい、という願いを込めて作ったのが「タグログ」です。
* * *
やりたいことはたくさんありました。
やり残したこともたくさんあります。
お店に「いいね」をつける機能も付けたいし、
ジャンルと場所の両方を指定して検索できる機能も付けたい。
手動で集めてたツイッターのグルメ情報を機械的に集められるようにしたい。
タグを誰でも追加できるようにしたい。
よく検索される場所やジャンルを上位に表示されるようにしたい。
もっさりしたデザインをもっとスタイリッシュにしたい。
なんて。
挙げればキリがないのですが、全部捨てました。
終わらないからです。
やりたいことを全て詰め込んで完璧にするよりも、まず一番大事な機能を作って届けよう。
それから少しずつ改善してみようと思いました。
一番大事なのは、
・ツイッターのグルメ情報を「場所」と「ジャンル」で分類すること。
そして、
・ツイッターの情報からそのまま食べログのページに飛べること。
だと考えました。
そこだけでも作って、世の中に出そうと決意したのが一週間前の4月14日のことです。
プログラムを書くのは楽しかったのですが、ツイッターのデータを集めるときは辛かった(笑)
自然言語を解析するプログラムが書ければ苦労しなかったのですが、僕にそんな技術力はないので、手作業でデータを集めまくってきました。
ちなみにソースコードは全て、GitHubに公開してあります。
MITライセンス(誰でも無償で無制限に扱ってよい)です。
機能改善のリクエストは大歓迎ですし、変なコードのダメ出しもしてもらえたら嬉しいです。
悪用や攻撃だけは勘弁してもらえれば...と思います。
* * *
いつかサイトを作って公開できればいいな、
とずっと思っていました。
そのためにはたくさん勉強して、色んな本を読んで、知識を身に付けなければいけないと思ってました。
それは半分正しくて、半分は間違っていました。
勉強すれば正しい知識は身に付くけれど、勉強するだけではいつまで経っても何かを公開することはできません。
今回勇気を出してサイトを作ってわかったのは、実践から学ぶことが何よりも勉強になるということです。
プログラミングはツールなので、使わないとうまくなりません。
実際使ってみて、うまくいかねえなと失敗しながら学んだことが、一番身になった気がしています。
今回作ったのは小さなサイトで、広大なインターネットの中では限りなく小さな一歩かもしれませんが、自分にとっては大きな一歩です。
これから少しずつできることを増やして、世の中に便利なものや、面白いものを発信していきたいな、と思っています。