今週のお題「部活動」
今年はWBCがあったので、自分の中では本当に久しぶりな感じで野球に対する盛り上がりをみせました!(それでもシーズン入ってからはめっきりプロ野球をチェックすることはなくなりましたが^^;)
今ではスポーツといえば「野球」よりも断然「競馬」という私ですが…小学校〜中学校は野球だけに打ちこみ、野球のことだけを考え、毎日ほとんどの時間を野球に費やしている野球少年でした(あ、でも、けっこうゲームする時間も多かったかも(笑))
さて、そんな私ですから部活動は当然「野球」でした。今回の記事では私にとっての野球というものを振り返りながら、野球話でもしてみようと思います。
野球を始めたきっかけ
別に最初は自分自身も親も野球に興味はなかったんですよね(^_^;)それこそ、うちの親父はON(王長嶋)に魅せられた世代で本質的には野球が大好きだったようですが、私は小学校低学年から水泳をやっていて、親もそっちに期待していたみたいで野球なんて全然でした。
でも、当時は今よりも酒の場に甘い時代背景もあって、私はよく親のお供で居酒屋でご一緒様させられてたんですが、たまたま親の行きつけのお店の常連客が少年野球チームの監督をやっていて、それはもう熱心に口説かれたんです。
親は全然相手にしてなかったけど、これもたまたま、土曜か日曜か?私が友達と近所で遊んでいた時に、その少年野球チームの練習が地元の中学校校庭で開かれていて、たまたまたその監督と幼い頃の私がバッタリその校庭で会ってしまったんですよね。
で、「練習に参加しないか?」ということになって、後は大人の思うツボでいろんな餌で釣られて、最終的には私自身が大人の術中にハマって、軽い気持ちで野球をやりたくなったというのが事の発端でした。
野球に対して本気になった時
きっかけはそんな感じだったので、全くプロ野球選手になりたいとか、そういう思いも最初はなかったんですが…最終的には野球をやることになった私のことを親も全面的にバックアップしてくれました。
多分、本当はウチの親父は野球が大好きなのでやらせたかったんでしょうね!やるとなったら、かなり良い道具も揃えてくれたし、そして私のために初めてプロ野球の試合に連れて行ってくれたのです。
それは1992年、私が小学校?年生の時です。その年は前年まで長らく暗黒時代だったタイガースが亀山・新庄フィーバーで調子の良い年でした(最終的にはヤクルトが優勝して阪神は巨人と同率2位)
私が生まれて初めて観戦した試合は神宮球場で行われたヤクルト対阪神の試合で、当時大フィーバーしていた亀山のハッスルに魅せられて、私も本気で野球をやりたいと思うようになったのです。
そして、そこからウチの親父は星一徹のようになったわけですが…
毎日野球ばかりしていた
私がプロ野球の試合を見て、子供ながらに本気でプロ野球選手を目指すようになってからは毎日が特訓でした。
幸いというか不幸にもというか、私の親父は絵描きという自営業者なので、自分で自分の時間を生み出すことができます。
なので…それからというものの、日中は毎日、親とのマンツーマンレッスンというシゴキを受けることになりました(笑)
いやー、時代が時代なので親にはよく鉄拳制裁されました(笑)毎日、他の子よりも練習していた自負が当時はありますし、それだけやれば短期間であっという間に上手くなります。
それこそ、私が所属していた野球チームは、、、本当にクッソ弱くて…いつも試合は49対1とかで負けるレベルだったので(1イニング守備についてる時間だけで2時間とか)まだ低学年ながらも、あっという間に弱小チームでの主軸となったのです。
そんな毎日野球漬けの日々を送っていたので、たまのマンツーマンレッスンがない日くらい、友達と他のことでもして遊べばいいものの、当時、私がクラスで一番仲良かった友達が、これがまた厄介で…そいつが野球大好きだったので、結局は親によるシゴキがない日も毎日そいつと2人でずっと野球をしていました(ちなみに、そいつはけっこう甲子園の良いところまでいきました)
打撃はすごく良かった
私は左利きなので、親は私を大エースに仕立て上げたかったみたいですが、私自身はピッチャーというものに昔から今でも興味がなくて、野球が好きになったその日から…ずっと4番というものにコダワリを持っていました。
打撃についても、ウチの専属星一徹に毎日素振りすることを強要され、当時の地元では誰よりも毎晩バットを振っていた自負がありましたが(大人になってから、バットを振るなら歌舞伎町とかギロッポンで振りたいと思うようになりましたが(笑))やはり、物事は「好きこそ物の上手なれ」というやつで、私自身がバッティングに対するお熱はだいぶ熱かったので、少なくとも小中レベルではミートもパワーもある打者としていける感じになりました。
でも守備がとてつもなく下手だった
少年野球や中学校の軟式レベルの試合だと、打てるバッターというのは打率でいえば5割なんて優に越せます。若いうちはとにかく打高投低なので。
でも、私はそのシュールというか、チートな打撃を帳消しにするくらい…守備がど下手でした(笑)
左利きなので、サウスポーあるある的な感じで私の定位置はピッチャーかファーストかライトでした。
ピッチャーをやらせればノーコンで試合を壊すわ、ファーストをやらせればショートバウンドがとれなくて後逸しまくるわ、ライトをやらせればバックが下手くそでフライを捕球できないわ…(^_^;)
いくら打撃が良くても、その功績を全て相殺するくらいにマジで守備は下手でした(-_-;)
野球を諦めた理由
結局、私は現在野球選手にはなっていないので、どこかで野球を諦めたわけですが、諦めた最大のきっかけは…やはり守備でした(笑)
いや、笑い事じゃなくて本当に守備なんです(笑)
中学の頃、観に行ったプロ野球の試合で、当時の私がとても好きだった阪神の新庄があまりにも守備が上手すぎて(バッティングは下手だったけど)生でその守備を観ていたら、自分なんか野球をやるのは到底無理だと諦めてしまいました^^;
まあ、守備の下手さ以外にも要因があるとすれば、基本的に野球部ってけっこうヤンチャな奴らが集まります。今で言う中田翔みたいな感じの選手がけっこういるんですが、ちょうど思春期にそういうヤンチャな奴らと時間を共に過ごすと、すごく野球以外にも興味がわいてしまうんですよね。
それでも頑張ってプロ野球選手になる中田翔とかはやっぱり凄いんですが、私はそんな誘惑に勝てなかったこともあり、野球がどうでも良くなってしまったというのも背景としてはあります(-_-;)
決して私の人生は親の人生ではないけれど、きっと期待していただろうし、お金も時間も労力も惜しむことなくかけてくれたので、その期待に応えられなかったことは今でも申し訳ないと思っていたりします。
ましてや、志を捨てた理由が守備の下手さだけではなく、うわついた気持ちからということもありますしね…。
でも、だからこそ今の私がいるわけで、人生というものは本当にわからないものです。私自身、今の私に対して悔いることは現時点ではないので…^^;
野球をやってよかったこと
野球の世界とは厳しいもので、レールに乗っからないことにはプロという道はなかなか切り拓くことができないし、私のような生半可な気持ちでやってたら、そのレールに乗っかることはできないというのも、レールに乗っかった友達の努力を見ていればよくわかります。
私にとって野球は叶わぬ夢だったし、結局は草野球をやろうと思うほどは今じゃ好きでもなかったりするんですが、子供の頃に野球をやらせてもらったことは人生においていろいろな部分で財産になっています!
まずは、やっぱり男の子なので体育会系の世界は知っていてよかったと思います。大人になってからも縦社会というのは全然あるし、私自身もそれが不要な文化だと微塵も思っていません。男同士はそういうの必要なんじゃないかな?
そして、幼い時は何か1つでも特技を持っているだけで、自分自身の中にある自信というのが全然変わってくるし、その自信とバランスよくお付き合いできれば、周りにもとけこみやすくなります。
私には野球をやっていたおかげで、出来た友達がいるので、それだけでも野球に対しては感謝の気持ちでいっぱいです。
あとは、今になって振り返れば良い意味での反発心が芽生えたことです
前述した通り、私は親のスパルタ教育によって野球が上手くなったわけですが、そもそも当時からそれが気に入らなかったんですよね(笑)
大人になるにつれ、自分がやりたいことは自分で決めて自分の力で習熟していきたいし、親の影響下にはまるでないことを(仕事を)したいと思うようになりました。
そんな中で出会ったITという仕事は、親の世代が世代なので一切の影響を受けることのない、独力で何とかしなければいけない領域でした。
子供の頃に抱いた熱心すぎる親への反発心が、私の進路を決定づける潜在的な要因となったことは、恐らく間違いありません。
だから、結果的には子供の頃に野球をやってスパルタ教育を受けたことがプラスに働いたということになります。
おわりに
そんなわけで、私がやっていた部活動は「野球」だったわけですが…そういえば部活動という観点から一切野球を語ることはない記事でしたね(笑)
本当は今でもけっこう野球に対しては熱い何かを秘めているのですが(だからこそWBCは燃えた)野球を観ていると未だにいろいろと思うところはあるので…あえて!野球はあまり観ないように、野球への熱は滾らせず一定の感情でいるようにしています(^_^;)
そして、最後に話は変わりますが、私に息子が生まれたら…果たして野球をやらせるのでしょうか?
私自身、現時点ではどうするのか全く検討がつかないので、それが最も野球関連で興味がある事案だったりします(笑)
でででーさん
d3dayo.hateblo.jp