最近の北九州地区の武器押収は異常だ。
これまでを振り返ると、2007年までの押収品は、「暴力団向けの寄せ集め」といった内容だったが、2011年以降の、「M-4自動小銃」(米軍の陸・海兵隊が使用している主力小銃)、2012年の「RPG26」携帯式ロケットランチャー(ロシア軍)、「AKS-74U自動小銃」(ロシア軍)「銃弾201発」、及び手榴弾は、これまでの、フィリピン製「模造銃」、米国製「真正銃」といったレベルとは明らかに異なる。
本来は厳密に管理されているはずの軍隊の所有する武器・兵器の流入事件である。
また、M-4自動小銃やAKS-74U自動小銃と弾丸200発、ロケットランチャー、手榴弾は、コマンドー1人が分担する1出動分の携行火器である。 はたして誰が、何の目的で日本に持ち込んだのか、そして何を起こそうとしているのか。
これらの武器の用法とその威力を知る者にとっては、背筋の寒くなる思いだ。
このような最新兵器を備えた武装コマンドーが原発などの重要施設に攻撃を仕掛けてきたとき、どうやって護るのか、またどのような手段で彼らを制圧するのか、さらに制圧に伴い発生する人的損害等を思うと、現状はあまりに深刻だ。