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Travewriter

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3ヶ月で英語をスラスラ話せるようになる最強の勉強法

英語

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英語が話せるようになると世界が変わる

「英語が話せるようになると世界が変わる」これは、英語を話すことができなかった僕が、英語を話せるようになってから強く実感したことだ。

英語を話せないときは、僕にとっての世界は"アジアの小さな島国"だけだった。それでも当時の僕は満足していた。住んでいた島国は便利で、豊かで、何一つ不自由のない場所だったからだ。英語など話せなくても人生困らないと思っていた。

そんな僕の価値観を打ち砕いたのは「海外旅行」だった。小さな島国から外の世界に出たとき、目に入るもの全てが真新しく見えた。広大な大地、多様な文化、そしてそこに暮らす人々。当時の僕には、そのすべてが輝いて見えた。

一方で、とにかく悔しかったことがあった。それは「海外に行っても誰ともコミュニケーションが取れなかったこと」だ。世界はこんなに広くて輝いているのに、こんなに魅力的な人々がいるのに、僕は彼らの世界にすんなり入っていくことはできなかった。壁を感じた。大きな壁だった。それは「言葉の壁」だった。

それから僕は「英語を話せるようになりたい」と強く思った。そして必死に英語を勉強した。小さな島国の外に広がっている「最高に面白く、最高にワクワクする世界を知るため」に、言葉の壁を取り除きたかったのだ。「世界で使える生きた英語」を身につけるため、工夫をこらして勉強をした。その甲斐もあり、僕は英語を話せるようになった。

僕の中の世界が変わったのはそれからだった。英語を話せるようになってから、僕の世界はアジアの小さな島国から「大きな世界」に広がった。旅に赴いたときにはそこで暮らす人々と会話をし、笑い、感動を分かち合うことができるようになった。時には彼らが抱えている苦しみ、悲しみを知り、他人事ではなく自分にもできることがないかと探すようになった。彼らが普段どんなことを考え、どんなことに幸せを感じているか、理解できるようになった。「言葉の壁」を取り除いたとき、そこには日本にはない発見や感動、想いがたくさんあった。その一つ一つの出会いが、僕の人生の価値観を大きく変えていった。その出会いを生んだのは、紛れもなく「英語のスキル」だった。

今回の記事の目的

今回の記事は、僕が言葉の壁を取り除くために工夫した過程で出来上がった「英会話の勉強法」だ。本記事の最大の特徴は「話すための英語力を身につけること」と「最短3ヶ月で英会話を習得すること」の2点にある。

日本人は英語の読み書きはうまいが、話す聞くになると途端にダメになる人が多い。これは日本の英語教育自体が生んだ弊害だが、英語を習得する本当の醍醐味は「話す聞く」の先にある。だからこそ、今回は外国人と話す英語を習得することを最重要ターゲットとして目指していく。

また、英語の勉強は無駄が出ることが多い。意味もわからない英語をただ聞き流してたところで絶対に英語力は身につかないし、こういう成果に繋がらない英語の勉強をしている人が多くいる。かくいう僕もそうだったが、「本当に重要なトレーニング」を選定し、それを愚直にこなすことで、もっと短期間で話す英語力は身につくのだ。正しい努力をすれば、わずか3ヶ月であっても話す英語力は十分身につく。だからこそ、今回は3ヶ月という短い期間で英会話を身につける勉強法を取り上げた。

前置きが長くなってしまったが、それでは本題に入っていく。英語を話せるようになりたい人の参考になれば幸いだ。

英語を話せるようになるためにまず知っておくべきこと

まず初めに、英語をスラスラ話せるようになるために大切なことを伝えておく。

話せる英語を身につけるために必要なスキルは2つある。その2つとは「話す力」「聞く力」だ。「話す力」と「聞く力」の2つをバランス良く身につけることで、外国人と会話をする実践的な英語力は身につく。「話す力」「聞く力」の片一方だけでは成り立たない。会話は「言葉のキャッチボール」であり、「話す」「聞く」の両方のスキルをバランス良く高めていくことが、英語を話すためには必要となるのだ。

このことをまず頭に入れておこう。

  

目指す英語力の到達基準を定める

何事も、目標の達成基準を明確にすることは成功の第一要因である。まずは今回目指す英語の目標到達レベルを定めよう。今回の勉強方法で目指すレベル感は次のように設定した。

  • 話す力=言いたいことがスラスラ出てくる英会話レベル
  • 聞く力=相手の言っていることを7、8割聞き取れるレベル

話す力、聞く力の双方でこのレベルに到達することを本記事では目指す。「話す力」に関しては、言いたいことがスラスラ出てくれば自己表現は問題なくできるレベルだ。簡単な英語だけであっても、とにかくスラスラ喋れることが理想だ。

「聞く力」に関しては、相手の言っていることを7、8割型聞き取ることができれば理想だ。7、8割聞き取れれば相手の話の内容は掴むことはできるし、最悪聞き取れなかった部分はもう一度尋ねることもできる。

話す力、聞く力の双方でこのレベルに到達すること、これが本記事の目標到達基準だ。 

   

英語を話せるまでの具体的な計画

目標を定めたら、次はそこに至るまでの計画を作っていこう。あらゆる物事に共通するが、計画無くして目標達成はなし得ない。

ステップ1:外国人と英語を話す機会(インタラクション)を最初に作る

ネット上に出ている多くの英語勉強法の順序とは異なるが、わずか3ヶ月という短い期間で英語を話せるようになるためには、いきなり「外国人と会話をする」実践から入るのが良い。その理由は、実践を行うことで「自分の弱点」が見えてくるからだ。「今の自分には何が足りないのか」それを実際の会話を通じて体感することで、勉強すべきポイントが明確になる。英語を話す機会(インタラクション)を先に行うことの有用性は、科学的にも証明されている。

例えば、言いたいと思ったが口から出てこなかったことがあれば、その表現をまず覚えることがポイントだ。実際の英会話で話そうと思ったフレーズは、「自分が常日頃から日本語で話してるフレーズや話題と一致する」ことが多い。教材に書いてある表現を覚えて使うことも良いが、「自分のこと」や「自分が普段話すこと」を覚えた方が脳に印象付きやすく、言語習得の効果が高まることが明らかになっている。

 

ステップ2: インプットとアウトプットを繰り返す

英語を習得するためにはインプットとアウトプットを繰り返すことが必須だ。インプットとは英語を知識として身につけること。例えばフレーズや語彙を覚えたり、ディクテーションでリスニングをすることを指す。英会話学習の特に初期の段階においては、この「インプット」が極めて重要な意味を持つ。正しい知識をインプットしていなければ、良質で効果の高いアウトプットは見込めないからだ。1ヶ月目は特にインプットに比重を置くことがポイントとなる。

一方の「アウトプット」とは実際に英語を実践で使うこと。すなわち、「外国人を相手に英語を話すこと」だ。インプットしたことはアウトプットなくしては意味を持たない。外国人を相手に英語を使うアウトプットをすることで、英語力は「真の英語力」に昇華していく。インプットしたことをすぐにアウトプットをする環境を作ることで、英語力はより早く高まっていく。

このように、英語を話せるようになるためには「インプットとアウトプットのサイクル」をどんどん回していくことが重要だ。

 

インプットとアウトプットの理想の割合

インプットとアウトプットには理想の割合がある。一言でいうと「初期段階の時ほどインプットの割合を増やす」ことが理想だ。学習の割合としては、次の割合をベンチマークとしてほしい。

  • 一ヶ月目:インプット9割・アウトプット1割
  • 二ヶ月目:インプット8割・アウトプット2割
  • 三ヶ月目:インプット7割・アウトプット3割

この割合でインプット、アウトプットのサイクルを回していくと良い。

注意点は、どんなに英語初期の段階だとしても、アウトプットの割合を0にしてはいけないということだ。アウトプットという実践の機会を常に持っておくことで、理想と現実のギャップを明確に知ることができる。練習ばかりで実際の試合を経験していないサッカーチームが勝てないと同じで、勉強ばかりで実際に英語を話す機会を持たない人は、一向に英語を話せるようにはならない。アウトプットの場で理想と現実のギャップを知ることで、そのギャップを埋めるインプットの行動に的確につなげることができるのだ。

 

各スキル別の最適な勉強方法

ここからは「何をすれば英語を話せるようになるか」その具体的な勉強方法を挙げていく。3ヶ月で英語を話せるようになるためには「習得すべき各スキルに応じた最適な勉強法」を選ぶことが極めて重要だ。

ここでは、各スキルを身につけるための適切かつ効果の高い勉強法のみピックアップする。2大スキルとなる話す力と聞く力を身につける勉強法は次の通りだ。

  • 話す力=「瞬間英作文」「シャドウイング/オーバーラッピング」「オンライン英会話」
  • 聞く力=「英語耳」「ディクテーション」

詳細はそれぞれ後述していくが、3ヶ月で英語をスラスラ話すためにはこの勉強法を主軸に行っていく。

また、あわせて語彙力、文法力のインプットも組み入れていく。語彙力と文法力を身につけることで、話す力、書く力の双方とも高まりやすいからだ。

  • 語彙力=「Duo 3.0」
  • 文法力=「1億人の英文法」

こちらも詳細をこれから後述していく。

 

3ヶ月で英語をスラスラ話せるようになるための勉強法

"瞬間英作文"で日本語⇒英語の変換スピードと質を高める

話す力において重要なこと、それは「日本語を英語に変換するスピードと質」だ。

英語を話す力とは「日本語を英語に変換する力」に他ならない。その変換する質とスピードを身につけるための方法が「瞬間英作文」である。

多くの英語勉強法で取り上げられていて既に有名だが、瞬間英作文とは「日本語を瞬時に英作文する」ことだどんどん話すための瞬間英作文トレーニングで取り上げられているこの勉強法は、日本語を英語に変換する質とスピードを飛躍的高めてくれる。

瞬間英作文を使った勉強のポイント
  • 簡単な言葉でもとにかく繰り返して100回はやる
  • とにかくスピードを意識する
  • 空き時間を有効活用する

瞬間英作文でやることはシンプルだ。「日本語を英語に変換する作業をとにかく繰り返すこと」だ。目安としては、一つの日本語フレーズを100回繰り返そう。100回繰り返せば、大抵のフレーズは体に染み付いてくる。簡単な文章で良いので、とにかく数をこなそう。

また、日本語から英語に変換するときは、とにかくスピードを意識しよう。瞬間英作文は【英語脳】を形成するのに有効な方法である。英語脳を形成するためには「一瞬で」日本語を英語に変換するトレーニングが欠かせない。日本語のフレーズを見たら、1秒後には頭に英語フレーズがパッと浮かんでくるレベルを目指そう。このスピード感を身につけることで、実際に外国人を前にしたときに言葉が浮かばず黙り込むという数は減っていく。

瞬間英作文はいつでもどこでもやることができる。隙間時間がある度に英作文を作る癖をつけよう。電車の中、駅のホーム、トイレの中、とにかく時間さえあれば英文を頭の中で作ろう。隙間時間を有効活用できる点が、瞬間英作文の魅力の一つでもある。

まずはどんどん話すための瞬間英作文トレーニングの本を使って瞬間英作文のやり方を身につけるのが良い。本書を通じて瞬間英作文のコツを体験してから、今度は日常的に感じたことを英語に変換するトレーニングを組み込もう。

瞬間英作文はアプリでも出ている。こちらも隙間時間を有効活用するのに便利なので積極的に活用していこう。

 

"英語耳"で英語の発音を体系的に学ぶ

英語耳は英語リスニングのバイブル本だ。英語の発音を体系的に学ぶことができる本書は、日本人のリスニング力を飛躍的に高めてくれる最高の良書である。僕自身、英語のリスニング力の伸び悩みを感じていたときがあった。そのとき出会ったのが、この英語耳だった。英語耳と出会ってから、伸び悩んでいた僕のリスニング力は完全にブレイクスルーした。外国人が自分に対して言っていることが聞き取れるようになったばかりか、全く聞き取れなかったネイティブ同士の英語も聞き取れるようになったのだ。

英語耳は英語の音を体系的に教えてくれるので、本来日本人が聞き取れない音であっても、聞き取る耳と脳が形成される。リスニング力向上のためには、音読を数多くしたり、とにかく英語を数多く聞くという勉強法を上げている情報源も多いが、英語リスニングの一番の近道は「体型だった英語発音本を使い、英語の音を覚えること」に他ならない。正しい英語の音を最初に覚えることで、その後の音読やリスニングの勉強効果は高まる。そして正しい英語の音を覚える教材として、これ以上のものを僕は知らない。

このように、英語のリスニング力を伸ばす本として極めて優れている英語耳だが、この本で得られる効果はリスニングだけではない。英語耳を使うと、リスニングと同時にスピーキング力も身に付くのだ。「自分で発することのできない音は決して聞き取ることはできない」という主張を本書ではしているが、「発することができる⇨聞き取ることができる」というプロセスをたどるので、話す力と聞く力の双方を養ってくれる。

最短で英会話ができることを目指すなら、必ず手にとって活用しよう。 

関連:英語リスニングのバイブル本"英語耳"を使った効果的勉強法を4ステップで解説

"ディクテーション"で精聴力を鍛える

英語を聞き取るリスニング力を伸ばす方法では「ディクテーション」がおすすめだ。ディクテーションとは、聞いた英語を一言一句書き取っていく勉強法であり、「精聴力」を鍛える最も効果の高い勉強法だ。

ディクテーションの教材、英会話を習得するなら「海外のドラマ・映画」だ。TEDやニュースのディクテーションも英語力を高めてくれる素晴らしいツールだが、英会話力に特化するなら海外ドラマ・映画を徹底的にディクテーションしよう。

効果的なディクテーションの勉強方法
  1. 1分ほどの音声を3〜5回聞いて書き取る
  2. 聞き取れなかった部分を重点的に繰り返し10回聞く
  3. スクリプトを見てチェックする
  4. 聞き取れなかった部分の発音や意味を確認する
  5. もう一度聞く
  6. 後日復習する

ディクテーションの効果的な方法を説明する。まず、音声を1分ほどのタームに区切り、3〜5回流して聞いて書き取っていこう。3〜5回やると大枠の部分は書き取れてくるが、ところどころの空白ができていると思う。その空白ができた部分を、今度は繰り返し10回聞こう。それでも聞き取れなかった部分を、今度はスクリプトチェックしていく。

聞き取れなかった部分は、その発音を知らないか、もしくは言葉自体を知らないことが多いので、このタイミングで意味や発音を調べて覚えることが大事だ。フレーズごと覚えてしまうのが一番効率としては良い。

最後にもう一度流して音声を聞き取ると、初めは聞き取れなかった音が、自然と聞き取れるようになる。これがディクテーションのやり方と得られる効果だ。後日復習をするとよりその音やフレーズが脳に定着するので、復習をする時間もとっておきたい。復習時に聞いて理解できるようであれば、ディクテーションをする必要はない。

 
シャドウイングとオーバーラッピングで話す力も向上

ディクテーションは聞く力を向上させる方法だが、同じ材料を使って「話す力」を養う方法がある。それが「シャドウイング」と「オーバーラッピング」だ。

シャドウイングとは「流れた音声に合わせて英語を発すること」、オーバーラッピングとは「流れた音声に少し遅れて英語を発すること」である。つまり、双方とも「音読」だ。

音読は英語を話す力を高めるために非常に良い勉強方法であり、是非とも取り入れてもらいたい。ディクテーションの材料を音読に使えば効率的であると同時に効果も高まりやすい。ディクテーションとセットで音読を入れるようにしよう。

なお、ディクテーションよりオーバーラッピングの方がハードルは少し高い。遅れて発音することにより、自分自身が正しい発音やリズムを理解していなければいけないからだ。裏を返すと、オーバーラッピングまで完璧にできるようになれば、学習の仕上げとしては良い状態と言える。

 
英語学習のための海外ドラマ・映画の賢い選び方

英会話学習用の海外ドラマ・映画を選ぶとき、抑えておくべきポイントは2つある。

  • 読んで理解できる易しいフレーズが多いもの
  • 自分自身が興味を持てる内容

まず、フレーズを読んで全く理解できないようなドラマ・映画は見ても時間の無駄だ。必ず意味が理解できるレベルのものにしよう。英語学習においては「背伸び」はあまり効果を持たない。「自分の身の丈にあった教材」を徹底的にやり切ることで、確実かつ着実に英語力は伸びていくからだ。

また、自分が面白いと感じるドラマ・映画を教材として選ぼう。英語学習の基本は「楽しむこと」だ。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるが、つまらない勉強はそもそも続かないし、英語の場合は特にその傾向が当てはまる。海外ドラマ・映画を選ぶときは、ストーリー的に面白いと感じるものを選ぼう。

過去の記事でも取り上げたが、「内容が易しい」と「面白い」の2つの観点を満たすおすすめのドラマは2つあるので紹介しておく。

フレンズ: フレンズは英語学習用の教材として広く用いられている作品で、英語学習者であれば知らない人はいないだろう。例のごとく僕もフレンズを使って英語学習をしていた。このドラマの特徴はとにかく内容が面白く、若者が会話で使う自然な英語フレーズを学べる点にある。若いネイティブの友達を作りたかったら知っておきたいスラングもたくさん出てくるので覚えておきたい。1回の放送時間も25分程度と短く、取りかかりやすい点も魅力だ。まさに英語学習に必要な要素がすべてつまっている名作である。

How I met your mother個人的な一番のおすすめがHow I Met Your Motherだ。How I Met Your Motherは英語学習用ドラマの"現代版フレンズ"という位置付けだ。フレンズは名作だが、一方でかなり古い作品であるのも事実。より現代に則した学習をするのであれば、このHow I Met Your Motherが良い。How I Met Your Motherは2005年から2014年まで10年近くにわたり視聴者に愛されつづけた名作であり、とにかくストーリーが面白いのが特徴である。面白いだけでなく、自然な英語フレーズを幅広く学べる点で英語学習教材としても最適だ。こちらも1回の放送が20分程度であり、個人的にはこの1作品を徹底的に使って学習するのが費用対効果として最も高いと思う。

この2つは万人におすすめできる。双方ともストーリーがとにかく面白いし、内容も難しくない。観るものに迷ったら、この2つのどちらかを選んでおけば間違いない。

 

”Duo3.0"で英会話に必要な語彙力を集中的に身につける

まず伝えておきたいこと。それは、英会話においての語彙力は「どれだけたくさんの英語を知っているか」ではなく「どれだけ普段自分が使っている言葉を英語で知っているか」が価値が高い点だ。普段話さない難しい英単語をたくさん使って話すよりも、普段話す易しい英単語を使って話した方が、自然な会話ができるものだ。

まず覚えるべきは普段自分が使っている言葉。自分の性格、自分の趣味、興味を持っていること、そういうフレーズからスタートすれば良い。

とはいえ、「英語の表現力」を高めるためには、易しい英単語だけでは難しい。易しく限定的な英語ばかり使っていると、言い回しの数が少なくなるからだ。「英語を話せるようになってきたけど、同じ表現ばかり使ってるな」そう感じた人は、表現の選択肢を増やすために語彙力を身につけることが必要だ。

英会話の実践で使う英語を学ぶためのおすすめの教材はDuo 3.0だ。Duo3.0はネイティブが英会話で使う英語を学ぶ最も良い単語帳である。

Dup3.0は現代英語の重要単語1572語と重要熟語997語を凝縮した一冊だ。Duo3.0の特筆点は、これらの語彙をわずか560本の英文フレーズに凝縮している点にある。一般的な英単語帳では一冊あたりおよそ2600本のフレーズが記載されているが、本書はその1/5のフレーズのみに、全ての語彙を詰め込んでいる。つまり、Dup3.0は無駄がないのだ。全ての英文フレーズが重要語で形成されているので、一文覚えていくほど語彙力がどんどん高まっていく。3ヶ月という短期間で英語を話せるようになりたいなら、本書は良い教材となってくれる。

英単語の効率的な習得方法

英単語は科学的なアプローチから勉強方法を考えると良い。ポイントは2つある。

ポイント1: 復習のタイミングを工夫する

効率的に英単語を覚えるなら、復習のタイミングを工夫しよう。

 

ポイント2: 英単語を覚える時間を工夫する

英単語は勉強する時間自体も工夫をすると効果がある。具体的には「夜寝る前に覚え、朝復習する」ことだ。寝る前に英単語を覚える理由は、脳の記憶は寝ている間に形成されていく人間の習性を利用するためだ。夜寝る30分前に英単語を覚えて寝ることで、覚えた英単語は脳に定着するのだ。

さらに、その翌朝に覚えた言葉を復習することで、より強固に脳に定着することが科学的研究によって明らかになっている。

ポイント1で挙げた方法と組み合わせると、初めて覚える英単語は「夜覚えて翌朝に復習する」ことが、脳科学の観点で最も効率が良い。

 
ポイント3: 新しい単語と古い単語を織り交ぜて覚える

単語を覚えるときは、新しい単語と古い単語を織り交ぜて覚えよう。科学的観点から話をすると、人間の脳は「目新しいもの」を好むようにできている。この習性に基づくと、目新しい英単語やフレーズのみを一気に覚えようとするとき、人間の脳はなかなか覚えてくれなくなる。一方、知っている単語の間に目新しい英単語を入れるようにすると、目新しい単語がより脳に印象付くようになる。脳に印象付くと、それに応じて記憶に定着しやすくなるのだ。科学的観点に基づくと、新しい単語を覚えるときは、古い単語も復習をすることが良い。ポイント1で挙げた復習のタイミングに、新しい単語も合わせて覚えるようにすると、より効率的に英単語を覚えることができる。

 

"1億人の英文法"で英会話に必要な文法力を習得する

英語が話せるようになるためには一定の文法レベルも必要になってくる。とはいえ、大学生に求められるような高いレベルの文法ははっきり言って必要ない。むしろ中学で使う文法をマスターするだけで、英会話は十分成立するものだ。 中学レベルの英文法がわかる人であれば、今回の勉強法の中で文法はやる必要はないが、中学レベルがわからないのであれば、1億人の英文法を使って文法を学習しよう。1億人の英文法は、日本人の英語学習を効率的に進めるためにかなり考えて作られた一冊だ。英語初心者でも英文法をわかりやすく学ぶことができる本であり、英語を学び始めた人の入門書として非常にお勧めだ。この一冊をしっかりやるだけで、英会話のための英文法としては十分だ。

オンライン英会話でアウトプットをひたすら繰り返す

英語を話す力を身につけるためには外国人との実践を欠かすことはできない。外国人との会話無しに「真の英語力」が身に付くことは決してないからだ。多くの英語学習者にとって外国人と会話をする機会は少ないものだが、貴重なアウトプットの場を手軽に作る方法がある。それが「オンライン英会話」を利用する方法だ。

オンライン英会話はネットを通じて「外国人と英会話」をすることができるサービスだ。ネット環境さえあれば、どこでも英会話の場が得られる。通う必要がないので、仕事で忙しい人であっても朝や夜の時間を有効活用できるので続けやすい。さらに1回当たりの受講料が平均200円以下なので、駅前英会話に通うよりも遥かに安い価格で受講することができるのが特徴である。

オンライン英会話のサービスは多数あり僕もいくつか使ったが、一番良かったのはDMM英会話だ。当ブログでも何度か紹介しているが、10%以下の合格率の難関をくぐり抜けた質の高い世界60カ国以上の講師たちが在籍している。他のオンライン英会話より高い品質を持っているのも関わらず、サービス利用料も低価格なのが嬉しい。

オンライン英会話は上記でやってきたインプットを発揮する貴重なアウトプットの場だ。アウトプットなくしてインプットの価値はないので、必ず英会話学習に組み込むようにしよう。僕自身も週3回オンライン英会話を受けていたが、非常に役に立った。

オンライン英会話の使い方や魅力は以下の記事で詳しく取り上げているので参考にしてほしい。DMM英会話含むオンライン英会話は無料体験レッスンができるところがほとんどなので、最終的に自分にどこが合うかは一度使ってみて判断すると良い。

関連:DMM英会話の体験レビュー【英語を学ぶ全ての人におすすめのオンライン英会話】

関連:DMM英会話、レアジョブ、ネイティブキャンプを比較する【3大オンライン英会話体験レビュー】

 

まとめ

以上が、最短3ヶ月で英語をスラスラ話せるようになる最強の勉強法だ。今回紹介した方法だけで英語の全てが習得できるわけではない。だが、今回の方法を愚直にやることで、限りなく早く、限りなく実践的な英会話力を習得することができる。

最後に、僕が英会話を勉強してきた中で、とにかく意識してきたことを挙げて終わりにする。

  • とにかく英語漬けの環境を作る
  • 目標と現実のギャップを意識し、それを埋める努力を続ける
  • 効率的なトレーニング方法を選定し定める
  • 多くの教材に手を出さず、特定の教材を徹底的にやり込む
  • 楽しんで勉強する

英語を勉強するときは、上記のことを意識すると良い。

英語は「世界で生きるためのツール」だ。英語が話せなかった当時の僕は「日本」で生きていた。英語が話せるようになってからの僕は「世界」で生きている実感を持つことができるようになった。世界は広い。世界中のオモシロイことを見つけるためにも「英語」という最高のツールを身につけよう。英語ができるようになると、世界は100倍楽しくなるのだ。本記事が英語を話せるようになりたい人の参考になれば幸いだ。

 

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