こんにちは、美味しいものと街歩きが好きなTakiです。
日々仕事で色んな街へ行くことが多いのですが、特に好きな街が石川県の「金沢」。21世紀美術館にふらっと寄ったり、なんとなく茶屋街を歩いたり、
川を眺めるだけでも楽しいと思うくらいに好きな街。
美味しいものや美味しいお酒がそろう金沢。朝、近江町市場で海鮮丼を食べるのも楽しみで、ちょっと足をのばせば温泉だってある。新幹線で金沢駅に着いた瞬間から、さて今回はどこへ行こう、どんなお店に出会えるのだろうとわくわくしてくる。
今回紹介したいのは、そんな金沢へ行くたびに必ず寄っているお気に入りの「居酒屋」さん。金沢駅からは歩いて約25分。香林坊の東横インの裏側にある、「せせらぎ通り」にあるのがそのお店、「猩猩(しょうじょう)」。
最初にお店を知ったのはもう約5年以上前で、出張で金沢へ行った夜、良い居酒屋はないかなあと歩いていてた時に見つけて、1人入ってみたら、新鮮な魚介があり、石川の地酒(日本酒)も豊富にそろい、何よりもお店の方が優しくて、その雰囲気にあっという間に夢中に・・・。滞在中は連夜足を運んでしまった程。
特に、店主と一緒にお店を上手に切り盛りする女性のSさんにはいつもいつも親切にしてもらっていて、店に行くたびに地元の人だからこそ知る金沢で「今オススメ」なお店を教えてもらったりもしている。
お店の前の看板を見れば「本日の日本酒」がわかる。今日は何を頼もうかなあ。考えるだけでもう楽しい。
この日はちょっと早い時間に伺った。まだ明るいこんな時間から飲むお酒は間違いなく美味いはず・・・。
カウンターがメインのこじんまりとしたお店で、いつもにぎわっているので行く時は事前に予約をするのをおすすめしたい。
お店に入ると、
『お久しぶりです、元気でしたか?』
明るく、丁寧なSさんのその言葉がうれしい。美味しいものとお酒を楽しむだけでなく、ほっとする個人的には”帰ってきた”ような気持ちになれるお店。
早速お酒を頼み、最初に席に運ばれてきたのはこの「能登の中島菜」。こういう地のものがさっと出てくるのがまた良い。
中島菜はツケナ類の一種で葉に刻みがあるのが特徴です。独特のほろ苦さと辛みがあります。 来歴は不明ですが、旧中島町で明治時代から小規模ながら栽培されており、春先の野菜としておひたしや漬け物として各家庭の食卓で珍重されてきました。
「ぎばさ」(アカモク)も序盤にぴったり。
ほんのり苦味のある中島菜は、上にかかっている白味噌によって上品な仕上がりになっている。ねばねばとした、ぎばさは食感が楽しい。つまみながら、グラスでお酒を一口。
美味い・・・。
一杯目に頼んだのは、自分が石川県のお酒の中でも特に好きな「手取川」。この日お店にあった「春純米」は今の時期にぴったりな春らしいフレッシュな甘さと、ほんのりとした苦味が後味に軽く残る、薄濁りのお酒。ああ良いお酒。かすかな発泡感がまた爽やかで堪らない。すいすい飲めてしまう。
カウンターで旨い酒をちびちび飲みながらSさんと何気ない会話をする、この時間が心地の良い。時計を見るとまだ18時台。よし今日は飲むぞ・・・と思ったところで「お刺身の盛り合わせ」が運ばれてきた。(盛り合わせは基本事前予約制)
さより、鰤、白ガスエビ・・・などなど、その日その日で獲れた新鮮な魚でより一層、お酒が進んでいく。「ガスエビ」には綺麗な緑色の卵がたっぷり。ちょっとつまんで、お酒を飲む。大きくて弾けるような身はとにかく甘くて、味噌まで吸いたくなる。相変わらず美味いなあ。
日本海の限られた地域でしか味わえない大変稀少な海老です。鮮度の低下が早いため、北陸以外ではほとんど出回りませんでした。もっちりとした食感とともに甘さが広がります(稀少のネタですので入荷が限られます)。
続くお酒は「千枚田」。先ほどの手取川よりはすっきりとしていてこれもまた食事に合う。
輪島の名勝千枚田の米も一部使用した本格派純米酒。 軽やかな味と切れのよさが大好評です。 お酒を愛する人たちの心を揺さぶる逸品です。ぜひ ご賞味ください。
ガスエビにはまり、今度は赤ガスエビ焼きを頼んだ。カラッと揚がっていて外側が香ばしい。そして頭からはとろりと濃厚な味噌が・・・。
サクサクした食感を楽しみながら噛めば噛むほどにエビの甘みが口の中に広がる。止まらなくなる。大きいから食べ応えもある。
丸くて可愛らしい「ミミイカの煮付け」も美味しい。つまみにぴったり。
もう少し魚を食べたいな、と思ったところでおすすめしてもらったのが「イサキの炙り」。香ばしい風味と締まった身の甘さに感激した。
石川では無いけれどこの富山の「勝駒」も好き。最近良く飲むことが多い。
1人飲んでいたら、隣に座る格好良い男性と自然と話しが始まった。高知から旅行でやってきたそう。先日高知料理のお店へ行ったばかりだったから、高知のお酒で盛り上がった。途中、
「これ食べるか?美味いぞ」
と少しもらった、白焼きが抜群にうまかった。あまりにもうまかったから「これ、美味しいですね」とSさんに伝えると、「タダのものはなんでも美味しいのよ」と笑う。確かにそれもあるかなあ、思いつつそれだけじゃなく本当に美味い。最初に頼むべきだった。
いつもこのお店へ行くとこんな出会い、やりとりがある。
決して自分がよく来るからでは無く最初からそうで、どこから来たの?出張?そういう話しが、面倒くさい感じではなく、自然にできる。別に喋りたくなかったら喋らなくても良い。1人楽しむ人も多い。気楽。
後半、さっぱりとしたものが食べたくなり名物の「困ったトマト」を頼む。なんで「困った」なのか?その理由が面白かったので是非お店で聞いてみてほしい。
お腹が一杯になってきたので、〆に玉子雑炊を頂いて、また来ます、と伝えて店を出た。お酒で良い気分になり、暗くなったせせらぎ通りを歩くと川の音が心地よい。
やはりいいお店。次はいつ来られるかなあ。
特に日本酒好きな方に、金沢へ行く機会があれば是非寄ってみてほしいお店。
ごちそうさまでした。
紹介したお店
猩猩
住所:石川県金沢市香林坊2-12-15
TEL:076-222-2246
※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
著者「Taki」のプロフィール
Taki
1987年横浜生まれ。ウォーキングと美味しいもの探しが趣味です。
ブログ:http://walking-gourmet.hateblo.jp/
Twitter:https://twitter.com/Taki10_wg
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