僕の弟も、みずにゃんクラスの知名度を持った配信者なのだが、収益はうなぎ昇りに上がっている状態だ。
どのジャンルを選択するかによって、YouTuberの一生は決定付けられる。
ちなみに僕は、2010年からみずにゃんの配信をチェックし続けている、単なるファンの一人である。
- YouTuber&ツイキャス民のみずにゃん、引退の危機を語る
- みずにゃんも他人事ではない、広告システムの変化
- みずにゃんが教えてくれた、YouTubeの真実&稼ぎ方
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YouTuber&ツイキャス民のみずにゃん、引退の危機を語る
YouTube業界きっての頭脳派(偏差値76のラ・サール高校出身)であるみずにゃんが、窮地に立たされている。
今月から広告収入が、2分の1、3分の1になっていると発表した。
絶望のあまり、『YouTuber全員、無職になるんじゃない?』という公式コメントを打ち出したくらいである。
3大女子ブス自撮りポーズ pic.twitter.com/HkSisFV185
— みずにゃん@ (@mizunyannyan) 2016年12月26日
以前であれば上記ツイートのように、ご機嫌麗しい自撮り写真を掲載するなど幸せそうであったが、今となっては北朝鮮の話ばかりしている。
トランプは北朝鮮を核放棄の交渉テーブルへつかせたい。北朝鮮は核が自国唯一の外交カードだから核放棄を避けたい。北朝鮮が金正恩体制を捨ててまで、日本へミサイルをブチ込む可能性は限りなく低いと思う。来週以降、米朝間の緊張は徐々に緩和していく。現にトランプの声明は柔らかくなってるし。
— みずにゃん@ (@mizunyannyan) 2017年4月15日
みずにゃんも他人事ではない、広告システムの変化
剥き出しの結論を書くと、YouTubeにおける広告ビジネスモデルが急速に変化を開始してしまったからである。
平たく言えば、汚い業界のクリーンアップが進みつつあるのだ。
みずにゃん本人もこちらの動画にて、『グーグルが広告主に、「どの動画に広告を出すか選べますよ」という仕組みを作る』という説を唱えている。
こうなってしまえば、半ば強制引退を食らったかのように無収入――つまりは無職化するYouTuberがごろごろ現れるだろう。
そうした傾向が強まると、ぎりぎりのラインを果敢に攻め続けている、物申す系YouTuberのみずにゃんまでもが、火の粉をかぶるハメになりかねない。
広告収入業からの強制引退は、いつでもありえる話である。
昨今のYouTuber事情を見ても、街中で騒ぎ散らしたり、故意に揉め事を起こしたり、他人のプライバシーを侵害したりと、無茶なことをやらかして視聴者を大量に集め、一発花火の収益をババーンっ! と獲得する者だらけだ。
無道徳・非常識・不法ありきの、病的な風潮が蔓延中。
題するならば、『迷惑系YouTuberバブルの時代』である。
こうしたリスキーな動きは。海外でも甚だしくなっている。
つい最近も、過激主義者の投稿動画にまで、広告が表示されていることに不信感を抱いた広告主たち(世界最大級の代理店も含む)が、大量取り下げ、一世撤退を実行した。
つまるところ、無法地帯の整備が、荒々しいほどに展開し始めているということだ。
月収700万円のシバターもその煽りを食らっている一人であり、彼は競馬師に転職した。
みずにゃんが教えてくれた、YouTubeの真実&稼ぎ方
『健全な動画こそ正義』の時代が幕開けする!
これから過激な動画っていうのは広告が付きにくくなってしまう。
ヘイト(憎悪)系の動画は、今世界で締め付け食らっているから、日本でもヘイト系の動画には広告が付きにくくなる。他のYouTuberをディスっている動画とかにも。
神妙な面持ちでみずにゃんがそう語っているように、今YouTube業界は、コンプライアンス的な模様替えを迫られている。
要するにモラル形成が急務なのだ。
このままなんでもありな惨状を放置しておくと、企業ブランドの悪化、広告主の大量離脱が止まらなくなってしまう。
YouTubeには沢山動画上がっているじゃない。だからグーグルも管理しづらい訳よ。だから無作為に広告を出していた現状がある。それを代理店から怒られて、グーグルもグーグルでシステムを変えて行かなきゃいけない訳よ。じゃないと、グーグルにとっても凄いマイナス、損害が出ちゃうからね。
企業は利益を出してなんぼ、損失を回避してなんぼのため、YouTuberの暮らしなど度外視にして、突如の仕様変更をする可能性も考えられる。
ピンポイントマーケティングというか、これからの広告出稿先は選択式になり、「どのYouTuberの動画で宣伝したいですか?」という問いからスタートするものに一変するかもしれない。
それに加えて、『YouTubeは、今までたしか広告収入の65%くらいをユーザーに割り振っているはずなんだよ。それを30%とかにYouTuber側のさじ加減で減らしてしまう可能性あるから』という、みずにゃんの分析が現実化することも充分にありえる。
ヒカキンさんみたいな人は、健全な動画を出して再生数があるし、企業からしても安心して広告を出せる存在。
すなわち、まともな社会性を持ったYouTuberが求められるようになるのだ。
健全な動画こそ正義の時代!
ウェブに夢見るバカ ―ネットで頭がいっぱいの人のための96章―
- 作者: ニコラス・G・カー
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YouTuberとして儲けるならば、マニアックに攻める!
みずにゃんは、知人(ゲーム実況者)の話をしてくれた。
簡潔な内容を、下記に掲載する。
一日の再生数3~40万くらいで、月収200万円ほど稼いでいる。
実況動画は、一本当たりの時間数が長くなるため、入れられる広告数が多くなり、結果儲けやすくなる。
動画一本当たりの再生アベレージが3万ほどあれば、そこそこ稼げる人間になれる確立が高い。
良く考えなくとも、ゲーム実況は健全かつ集客しやすいという利点があるから、頷くしかなかった。
しかも、その他の炎上的なバズでヒットする動画と違い、真剣に視聴を楽しむリスナーが大半を占めるゆえに、企業もそういう有効空間に広告を張り出したいと考えるものだ。
みずにゃんは強い調子で、『これからゲーム実況めちゃくちゃ熱いよ』と言っていた。
趣味特化は強い武器なんだ。
マニアックなところに焦点を当てるのも、これからのYouTubeで生き残っていく一つの方法。
ゲーム実況に関わらず、何か一つを極め抜いた結果のような動画を出すことが大事である。
みずにゃんによると、ジャニオタ特化のYouTuber女子もいるらしい。
その子は顔出しなしでグッズの紹介をして、毎度数万の再生数を叩き出し、良いお小遣い稼ぎを達成しているようだ。
ブログなどの活字業界でも、雑記よりマニアックな記事の方が、『売り上げ的な効き目が強烈』なことは周知の事実だから、痛いほど良く分かる。
AKBオタもミリオタもしかり。
一つを制覇している者の言動は、富を引き寄せるのだ。
YouTubeを賢く利用して稼ぐには
一番賢いやり方は、サラリーマンやりながらだと思う。副業でYouTubeやるのが賢いやり方だと思う。
サラリーマンとか自営業とかやってて、空いている時間に取りあえず動画を上げておく。それが一本でもバズれば収入になったりするからね。月1万とか月3万とか目標を付けてやれば良いと思うよ。
語気を強めるみずにゃん。
彼自身も大学に通いながら、YouTuber、ツイキャス民としての活動を難なくこなしている。
要するに、会社を辞めて稼ぎ先をYouTubeに一本化するのは、ちょっと待った方が良いということだ。
それからみずにゃんは、『ぶっちゃけ俺クラスでも、専業でやれるほどじゃない』と真実を口にしてくれた。
無論、遠い将来を見据えた上での話である。
裕福な生活を望まなければ向こう数年はなんとかなる可能性はあるものの、絶対とは言い難い。
なぜなれば、広告収入依存のままだと、企業が方針を変えた瞬間、一発退場を食らうといった絶望の未来がありえるからだ。
そしてみずにゃんは、クールにこう言い放った。
『YouTuberはYouTuberで、自分の未来は自分で守るしかないから』