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 気象庁は20日、小笠原諸島の無人島、西之島(東京都小笠原村)で噴火があったと公表した。噴火の確認は1年5カ月ぶり。今後も続く可能性があるとして、火口周辺警報(入山危険)を出した。海上保安庁は、船舶に警戒を呼び掛ける航行警報を出した。

 20日午後2時25分ごろ、海上保安庁が、噴煙や噴石が上がっているのを上空から確認した。火口周辺から約1・5キロは、大きな噴石に警戒が必要という。

 西之島は東京の南約1千キロ。2013年11月に島の近くの海底で噴火が起きて新しい島ができ、西之島と一体となって成長していたが、噴火は15年11月以降、確認されていなかった。