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シャーロット・リンリン

しゃーろっとりんりん

シャーロット・リンリンとは、少年漫画『ONEPIECE』に登場する海賊である。
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「ライフ(寿命) オア トリート(お菓子)……!?」

概要

ビッグ・マム海賊団の首領にして四皇の1人。2月15日生まれ。笑い方は「ハハハ・・・ママママ」。
四皇の中でも唯一の女性
部下達も強者ぞろいで、それらに加えてジンベエ(魚人海賊団)やカポネ・ベッジ(ファイアタンク海賊団)など多くの傘下を抱えている。

甘い物が大好きで、自らの陣地に対するみかじめ料を金品ではなくお菓子で要求している。
"白ひげ”亡き後の魚人島をはじめ、いくつかの島々を自身の縄張りに置いているが、"白ひげ”のように情や義理によるものではなく、「お菓子と引き換えの安全の保障」というビジネスの一貫として保護を行っている。

ビッグの名がかたる通りのゲッコー・モリアバーソロミュー・くま並みかそれ以上の巨体。
また、新世界篇時点で夫43人、息子46人、娘39人の129人家族という大所帯を抱えており、異名の「ビッグ・マム」はこれに由来すると思われる。

プロフィール

本名シャーロット・リンリン
異名ビッグ・マム
懸賞金不明
所属ビッグ・マム海賊団
能力ソルソルの実(超人系)
出身地不明
CV藤田淑子


人物

1人称が「おれ」であり、昔の田舎のおばあちゃんのような非常に男勝りな性格。

暴虐極まりないまでに自己中心的で、話のわかる人物とは言い難い人物。
魚人島篇では、大量の財宝を貰える事でお菓子の納期に間に合わなかったのを許しても良いのではないかと提案してきたタマゴ男爵に対し、「欲しい物を妥協する海賊が何処にいる!!」と激怒しており、部下は勿論、子供達からでさえも非常に恐れられ、リンリンに逆らう者は存在しない。

基本的に自身の要求を拒絶した者は絶対に許さず、例え「親の葬式で当日欠席する」などと丁寧に返事をしたとしても、自身に恥をかかせた罰として「拒否した者の身内の誰かのを送りつける」という、えげつない報復を行っており、これには部下であるペコムズからも恐れられている。

「来る者は拒まず、去る者は殺す」の考えの元、傘下を抜けたいと希望する者に対し、無理に引きとめはしないが、自分が戦力を失う落とし前としてそれ相応の代価をルーレット形式で要求するだけでなく、ルーレットに表示されている数字の分、共に生け贄となる“仲間の犠牲の数”が決まると言う、義理堅いジンベエでさえ「死と悪意しか感じられない」、「理不尽な制裁」と称する無茶苦茶な内容である。
その為、参加を抜けたいと申し出た者は、結局全員命を落とす事になっており、ジンベエもルーレットを断念し、ルフィやベッジと組んで反乱を起こすと言う手段を取らざるを得なかった。

極めて自己中心的な人物で恐怖で支配したりするものの、逆らわなければ基本的に被害は少なく、それなりにビジネスを行い裏社会との強いつながりを持つなど、言うなればマフィアの頭領といった側面が強い。

大家族

夫43人、息子46人、娘39人の129人家族という大所帯。
夫達の容姿・種族は様々であり、子供たちの容姿もバラエティ豊か。子供達も海賊団の一員として名を挙げている者も多い。

ビッグ・マムへの傘下入りを望む者達には、条件として自身の子供達と血縁を結ぶことを要求しており、娘達の多くは政略結婚のために海賊に嫁いでいることが多い。中には恋愛結婚を夢見て海に飛び出した娘もいる。
本人は「政略結婚なので相性はどうでもいい」とのことだが一応、アラディンプラリネ夫妻やカポネ・ベッジ・シフォン夫妻の仲はとても良好。

ただし血のつながった子供達には(一応)情のある反面、過去の夫達に対しては「血のつながりもない赤の他人」と意に介することはない。

子供達から慕われているとはいいがたく、すでに成人した子供たちはリンリンから処罰されることを恐れ保身に走り報告をごまかす者がいたり、一部の娘達からはあっさり裏切られている。
リンリンの力&恐怖で支配する・根本的には自己中心的な性格の反作用が如実に出ている。

甘いもの好き

甘い菓子には常軌を逸した貪欲さの持ち主で、初登場時にお菓子の納期が遅れたため国を1つ滅ぼしてきたという部下の報告を聞いて、「お菓子が納められないのならば殺さなくてはいけない」という趣旨の発言をしている事からも、何よりもまずお菓子を最優先する。

定期的に「お茶会」と称されている行事を行っており、その時も自分の気に入っているお菓子を部下達に用意させ、お菓子だけでなくその材料も調達させる為ならば、略奪はおろか戦争を仕掛ける事も辞さないようである。

意外にも、世界中全ての種族が差別される事の無い理想郷を建国させる事を夢としているらしく、ホールケーキアイランドを中心とする自身の縄張りである海域は「万国(トットランド)」と呼称され、彼女はその海域の女王でもある。
また家族全員と同じ目線で食卓を囲むという夢を持っているが、そのために文字通り、家族全員を自分並みに巨大化させたがっており、シーザー・クラウンに人体巨大化の研究を依頼していた。
ただし、人体の巨大化は天才科学者のベカパンクですら実現できていない人類未踏の研究である。

シャーロット・ブリュレによれば全ての種族に限らず無類の珍獣コレクターでもあるとのこと。
シャーロット・モンドールの能力で様々な珍獣を保存しているほか、手長足長人間、きのこ人、ケンタウロスなど珍しい種族(人間)も捕獲し、ブルックにも強い興味を示した。

しかし、希少な種族さえも暮らしているこの万国にはなぜか巨人族だけはいない
これはリンリンが過去に巨人族と確執をかかえ、全世界の巨人族に嫌われているため。

食いわずらい

時折、頭に浮かんだ食べたいものが食べられないと起こる「食いわずらい」という癇癪を起こすことがあり、そうなると見境がなくなり、さながら色々なものを食しながら怪獣のごとく暴れ、自身の国だろうと自分の部下(実の息子も含む)だろうと手にかけてしまう。
その癇癪を収めるためには彼女が望むお菓子を食べさせて満足させる以外に手はない。
しかし、彼女が癇癪を起こした際に欲しがるお菓子も毎度同じではないのに加え、作ったり材料を集めたりするのが難しいものも多いため、止めること自体が容易ではない。
ただし、食いわずらいに詳しい様子のモンドールが「ウソだろママ!」と驚愕している為、作中で行われた実子を手に掛けるケースはかなり珍しい事ではある模様。

巨人族との関係

シフォンによれば何らかの事情で全ての巨人族との間で確執があったとのこと。
一度、巨人族の国『エルバフ』の王子ロキがローラに一目惚れしたことから結婚に持ち込めば巨人族との確執は解消されるだろうと目論んでいたが、当のローラは結婚当日に出奔。
これがきっかけに巨人族との関係はより悪化。そしてシフォン・ローラ姉妹との確執も生まれた。
万国に巨人族がいないのもこのためで、また巨人族の兵力が手に入れられなかったことから人間の巨大化計画を目論むようになった。

戦闘能力

名称ソルソルの実
解説人から寿命を取り出し、無機物に命を与える。
種類超人(パラミシア)系


自他の魂(生命エネルギー、寿命)を操るソルソルの実の能力者。
実の名称は、「(魂)」の他に、「寿命を剃/削る(ソル)」からだという考察もある。

自分の魂を具現化し黒いスライムのような存在として使役できる他、同意を得た相手や自身に臆した相手から寿命を奪う事ができる。
生命エネルギーはどこから確保しているのかというと、半年に一度、万国(トットランド)の住人から一ヶ月分の寿命(生命)を抜き取ることで、代わりに住民達の安全を保証している(つまり1年=二ヶ月分の寿命、6年=一年分の寿命が減ってしまう)。

奪った寿命は無機物に入れる事で人格を与える事が出来たり、動物に入れば擬人化を起こす(ただし、他人や死体に魂を入れる事はできず、もう一つの魂たる影を操るカゲカゲの実とは相互互換ともいえる)。ソルはラテン語で太陽を意味する言葉でもあり、カゲカゲの実とは名称も対称的。
そうして生まれた存在は「ホーミーズ」と呼ばれ、ビッグ・マムの命令には決して逆らえない。
国民達から確保した生命エネルギーは国中にばらまかれ、万国ではしゃべるカーペットや植物やお菓子、『歌う船』なる奇妙なものも見ることが出来る。万国はそうした意思を持つ草花たちによって監視されており、ビッグ・マムの目を盗んで潜入することは極めて困難。
また、擬人化した動物達は海賊団の一員として行動していることもある。

一見すると戦闘力はさほど高くないように見えるが、なんと擬人化させられるものには『雷雲"ゼウス"』や太陽『太陽"プロメテウス"』(空に浮かぶ火の玉)まで含まれる。
これらを従えさせられる、つまり天候を自在に操る能力すらあり、最近では将星の一人スナックを討ったウルージの船をあっという間に沈めたという。
加えて、擬人化した全てのものたちを含めると、その戦力はとてつもないともいえる。

四皇に恥じず基礎戦闘力も高く、覇気によるものか彼女の体はブルックでも傷一つつけられなかったほど。
あのサンジをして彼女の体は「まるで鉄の風船」「とても傷つけられるとは思えない」と評し、カポネ・ベッジ曰く、「銃でも大砲でも傷つかない体」とのこと。

しかし唯一の弱点として、「マザー・カルメル」なる人物との思い出を大切にしているようで、彼女の写真を給仕が落とした時には数分間覇王色の覇気をまき散らしながら絶叫と共に発狂し、その間だけは体が膝をすりむくまでに弱体化する。

活躍

初登場は魚人島編の終盤で、納入予定のお菓子が納められないという知らせを聞いて激昂し、徴収役だったタマゴ男爵ペコムズのもとへ電伝虫で確認の連絡を入れてきた時である。
この時、リンリンにお菓子が納入出来ない事を報告するのを恐れ受話器を取る事に躊躇していたタマゴ男爵達を尻目にルフィが勝手に受話器を取ってしまった(これがリンリンとルフィの最初のコンタクトである)。
リンリンは淡々と魚人島への報復措置を予告したが、ルフィがそれに激昂し自分が納入予定のお菓子を全て食べてしまった事を告げ、リンリンはその意思を買って、魚人島を標的から外した代わりに麦わらの一味は新世界に入る前から四皇の一角に目を付けられる羽目となってしまった。

麦わらの一味が新世界に入ってからは、そのメンバーの一人で戦争屋の組織であるジェルマ66を率いる王族・ヴィンスモーク家三男・サンジに目をつけ、ジェルマ66やヴィンスモーク家とのコネを得て、その科学力を得る為、35人目の娘であるプリンと結婚させようと目論んでいる。

ルフィ達麦わらの一味のグループが、サンジを追ってホールケーキアイランドに潜入してきた際、すでにそれに気付いており、彼らが自分の元に来るのを楽しみにしているようである。

サンジとの接触を阻止するためブリュレとクラッカーを送り込む。クラッカーが倒されると仇討ちの軍隊を編成しルフィとナミの生け捕りを命じる。
ヴィンスモーク家との昼食後、サンジから結婚と引き換えにルフィ達を見逃してほしいと頼まれこれを了承。捕まったルフィと電々虫越しで対面し、ローラに対する怒りをぶつけそのことでルフィから挑発されるも受け流した。

余談

  • モチーフ

意志を持った菓子果物太陽、話す動物等と共に歌って踊る等、モチーフはおそらく童話の魔女や不思議の国のアリスハートの女王など。

  • 容姿の変遷
シルエットで初登場したのは45巻。また、本人が初登場したのは66巻。そして彼女の容姿が全て明らかになったのは82巻。
度々登場していた彼女だが容姿は大きく変化している。
魚人島編では、目と鼻が非常に大きく二頭身ながらも巨大な化け物じみた容姿だったが、万国編では幾分かましな容姿に落ち着いている。

関連タグ

ONEPIECE 四皇 
ビッグ・マム ビッグ・マム海賊団 
シャーロット・プリン
シャーロット・クラッカー
シャーロット・スムージー
シャーロット・カタクリ

ボビン(ONEPIECE) タマゴ男爵 ペコムズ 
ジンベエ カポネ・ベッジ ヴィト

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