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管理人もメイン機の電源ユニットとして使用しているCooler Master製の高級電源ユニット「MasterWatt Maker 1200W」の上位モデルで「Made In Japan」の頭文字を添えた上位機種「MasterWatt Maker 1200W MIJ」が国内でも4月28日から税抜き10万6000円で発売が決定しました。
国内では内部写真のギャラリー的に楽しめるエルミタのレビューも公開されていますが、プロOCerの清水 貴裕さんのところにもサンプルが届いているようです。羨ましい。PC Watchあたりで記事がでるんだろうか?
Cooler Master MasterWatt Maker 1200 MIJちゃんが現れた😈👉村田製作所が手掛けた完全日本製の最高級電源です!検証で今夜は眠れない夜になりそう! pic.twitter.com/HGYAfgsVid
— 清水 貴裕 (@Shimizu_OC) 2017年4月18日
MasterWatt Maker MIJと無印の違い
いろいろと画像なども公開されてきたのでMasterWatt Maker MIJと無印の違いが分かってきました。製品公式ページ:http://www.coolermaster.com/powersupply/masterwatt-series/masterwatt-maker-1200-mij/
電源ユニットのプラグインと反対側を見るとその差がわかりやすいです。
まずACケーブル用の端子は無印では国内で入手しにくいC19という規格なのですが、MIJのほうは自作PC用電源ユニットでよく見る形の3PINコネクタになっています。またハードウェアスイッチも押し込み型からロッカースイッチに変わっています。最大の違いとしてBluetoothモジュール接続端子がなくなっています。MIJでは無印に備わっていたモニタリング機能がなくなっているようです。消費電力モニタリングはよく使っていたのでこれはちょっと残念。
まずファンの動作について、無印では専用アプリを使用して電源の温度依存でファン動作を変更可能ですが、MIJは600Wまでファンレス動作となります。BluetoothモジュールやUSB接続端子(プラグイン側)がなくなったようにMIJは電源ユニットのソフトウェアコントロールに対応していません。
MIJではプラグインケーブル保管用のハードケースも付属します。
無印版の「MasterWatt Maker 1200W」についてはレビュー記事を公開中です。
・Titanium認証の高級電源「CoolerMaster MasterWatt Maker 1200」をレビュー
MasterWatt Maker MIJの詳細海外レビューについて
「MasterWatt Maker 1200W MIJ」の電圧等の特性について専門的な設備で測定を行った詳細な海外レビューが公開されました。海外レビュー1:jonnyguru.com
Cooler Master MasterWatt Maker 1200W MIJのレビュー:
http://www.jonnyguru.com/modules.php?name=NDReviews&op=Story4&reid=508
比較用レビュー、Corisair AX1500i, EVGA T2 1600W, Thermaltake TPG-1250D-T:
http://www.jonnyguru.com/modules.php?name=NDReviews&op=Story4&reid=378
http://www.jonnyguru.com/modules.php?name=NDReviews&op=Story4&reid=410
http://www.jonnyguru.com/modules.php?name=NDReviews&op=Story5&reid=458
【追記】--------------------
2個目の詳細な海外レビューが公開されました。こちらでもAX1500iのレビューが公開されているので比べて読んでみましたが、優秀だけど飛びぬけてはいないという感じです。
海外レビュー1:Kitguru
http://www.kitguru.net/components/power-supplies/zardon/cooler-master-masterwatt-maker-1200w-mij-psu-review/5/
http://www.kitguru.net/components/power-supplies/zardon/cooler-master-masterwatt-maker-1200-psu-review/5/
http://www.kitguru.net/components/power-supplies/zardon/corsair-ax1500i-digital-atx-power-supply-review/6/
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上のソースから管理人が読んだ範囲で簡単に抜粋してまとめます。
(電源の知識があまりないので間違ったことがあれば指摘お願いします。)
いきなりですが、同海外レビューのまとめについて
Performance : 9
Functionality: 7.5
Value : 10
Build Quality : 10
Total Score : 9.1
具体的な評価は次のようになっています。
Functionality (20% of the final score) - this unit does most things right, and much of what it does wrong is inconsequential. I don't like the ribbon cabling, but the modular connectors made anything else impossible. Even so, I'm tossing a full point over it. Half a point goes off for the documentation. Another half point for the Berg connector. Finally, one more half point comes off for lack of accessories. That'll leave us with a 7.5 here.何を言っているかというと、
- 特製ステッカーとかアクセサリーがない
- 4ピンペリフェラルのモジュラーケーブルの1つにほぼディスコンのフロッピー電源コネクタがある
ちなみにリボンケーブルが個人的に好きでないと評価しているのはEPSとPCI-Eのモジュラーケーブルが4本きし麺ケーブルが2重で分かれているのが気に入らなかったそうな。管理人がメイン機で使っている無印も同じケーブルですが1つあたり4本のきし麺なので細く、2つは分離しているので曲げやすいことから管理人個人的には好感を持っていました。この構造については本当に好みの問題だと思います。
あと減点対象にはなっていませんが注意点として電源ユニットの固定ネジ穴の位置がちょっと特殊かもしれません。冷却ファンを下に向けた場合、青丸の近辺に通常のATX電源ではネジ穴があるのですが、MW MIJでは右上角の赤丸部分にネジ穴があります。
PCケースの電源ユニット用ネジ穴によってはネジ止めできない可能性があるので注意して下さい
さて肝心の電源ユニットとしての性能をチェックしていきます。
まずは電圧が上がるときの特性比較がこちら。
「Cooler Master MasterWatt Maker 1200W MIJ」の特性は決して特別悪い訳ではなく、優秀な部類であることは間違いないのですが、Corisair AX1500iやEVGA T2 1600Wのほうが綺麗という結果になっています。12V立ち上がり途中の波形についてはSeaSonic PRIME Titaniumシリーズでも見られた形状だそうな。
| 電圧立ち上がり時の過渡特性 | |||
| Standby Voltage On | Standby Voltage to Full 12V | Off to Full 12V | |
| MasterWatt Maker 1200W MIJ | |||
| Corisair AX1500i | |||
| EVGA T2 1600W | |||
| Thermaltake TPG-1250D-T | |||
続いて負荷別の3.3V、5V、12Vの安定性と変換効率の比較は次のようになっています。
無印版はファンノイズが大きかったと評価する一方でMIJではフル負荷でも40度台という優れた温度を維持しつつファンノイズはほぼ聞こえないと、温度・ファンノイズ面は高く評価しています。
変換効率についてはTitanium電源らしい高変換効率を発揮しています。電圧の安定性については12Vは安定しているものの3.3Vがワーストケースで2.4%ほど基準からずれているとのこと。MasterWatt Maker 1200W MIJの電圧はもちろん優秀な数値ではあるのですが、Corisair AX1500iやEVGA T2 1600Wのほうが優れた結果が出ているので、期待していたほど神懸った数値ではないとソースから落胆が伝わります。
完全日本製に期待していたのですが海外OEMのTitanium電源に対して圧倒的な神懸った性能差を発揮できないのかもと考えると999ドルの価値があるのか不安になってきました。このレビュー用サンプルだけの問題だとしても製造過程でチェックしてないのか?という疑問も。
「Cooler Master MasterWatt Maker 1200W MIJ」は優秀なんだけどトップではないとなると999ドル出すのは正直、躊躇ってしまうなあ。”日本製”だから買うのではなくて”日本製で超優秀”なのを期待していたので。”トップ”性能であればTXP買うユーザーなら”クッソ高い(笑)”とか言いながら迷わずポチると思いますが、”トップクラス”性能となると話が変わってきますよね。
<できる!個人輸入 ② アメリカ Amazon(通称:米尼)の使い方>
Titanium認証かつ1000W以上の大容量電源で国内で販売されているモデルには次の2種類があります。AX1500iは奥行225mmでかなりデカいので注意。
Thermaltake Toughpower DPS G Digital 1250W PS-TPG-1250DPCTJP-TAmazon.co.jpで詳細情報を見る
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Thermaltake(2016-07-08)Corsair AX1500i 80PLUS PLATINUM 1500W CP-9020057-JPAmazon.co.jpで詳細情報を見る
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CORSAIR(2015-08-18)(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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