昔あらゆる執着を手放して、細かいことを気にしない寛大になりたい願ってました。
けどそうなれないのは、自分が欲深く、自分だけを愛して、自分だけ損したくなて、自分を信じていないから中々難しく思えました。
スマートフォンを落とす
東京から長野県へ移動中にスマートフォンを落としました。
スマホを落とすのは正直痛いですが、自分の不注意のせいです。
今回の旅は一人でなく、二人だったのでもう一人の方(A1理論さんというオッチャン。以下A1さんと呼びます)の楽しい気分を壊さないようにするために早々に諦めたんです。
- スマホはまた買える→金で解決できる
- データも失っても大したものない→もう一回作れば良い
- 友人の連絡先が分からなくなる→家に行って手紙を放り込めばいい
と整理しました。
しかしA1さんや同じ電車に乗っていた見知らぬ方のほうが必死に探してくれました。
何度も「探すのはもういい。旅を楽しもう」と言いましたがA1さん達は探すのを辞めません。
逆に私が気を使ってスマホを探し出しました。
結局見つかりませんでしたが、皆さんの優しさに心を打たれました。
本当にありがとうございます。
(その後電車の会社の人の対応がいまいちでキレたのは内緒の話)
スマートフォンやノートパソコンをなくしても動揺しない
私の態度があまりに平然としていたので、周囲の人に「スマートフォン落とした人の態度じゃない。普通はもっと焦るし落ち込む」と指摘されました。
その後ノートパソコンも温泉に忘れてきたというポカをやらかしましたが、全然焦っていない自分がいました。雨が結構降ってるし次の朝に取りに行くと言ったら、A1さんの方が何故か心配するので、A1さんの好意に甘えて取りに行って貰いました。お蔭でノートパソコンは戻ってきました。
A1さんのほうが一生懸命なので、スマホを無くしたのがA1さんのほうだと間違えられるくらいでした。良い人ですね。見返りを求めない優しさが、きっと一部の人のハートをキャッチしているのでしょう。
その後お礼に下諏訪でうどんを奢りましたw
あらゆる執着を手放すことに成功した実感
一方で私はスマートフォンやノートパソコンを同日に紛失させて、冷静でいられた自分を確認して、自分の中の精神的なゴールに到達したと実感しました!!
モノをなくす喪失感、データへの執着心、これから大金を失うダメージへの恐れを、全てちっぽけなコトだと思えたのです。
モノもデータもお金も失わないほうが良いに決まっていますが、執着してうろたえる心は、いかにも雑魚でダサイです。どんなピンチもドッシリ構えて余裕を持って乗り越えようとすることが、できたら良いなという憧れがありました。一言カッコイイです。
モノへの価値を重く置きすぎたり、自分にお金がなさすぎたり、自分の行動力に確信を持てなかったら、きっとオロオロと慌てふためき、どんよりした気持ちで過ごして、周囲に気を使わせていたでしょう。
だからiPhoneを紛失させたことで自分が目指していたゴールにたどり着いていたことに気付けました!
ゴールに達してるという実感があることが余裕に繋がる
私よりもバイタリティがあって、お金もあって職もちゃんと安定しているのに、余裕がない人はゴールに到達してる実感がないんだと思います。
理想が高すぎて目標に到達するのが大変だったり、自分のゴールが良く分からなくてさまよっていたり、周囲が立派過ぎて自分はゴミのように思えたり、自分はまだまだ不足していると思って必死に詰め込みまくったり。
色んなことがこんがらがるから、余裕がなくなるんだと思います。
「足るを知る」さえ分かれば、心にゆとりができるんでしょうね。
自分がゴールに到達してると思えば、視野がひろがって、他人に気を回したり、損をしても構わないという精神状態になれます。
「こうでなくていけない」っていうイメージの煽りは多いけど、「今のままで十分グッドだよ」って教えてくれないから、いつまでも満たされないんだと思います。
私から見たら皆さん十分に立派ですし、完璧じゃなく欠点があってもステキだと思います。だから、余裕な態度を取っても何の問題もないです。
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