クオーツはトランプ大統領が語った習主席の発言について、「韓国が中国より小さな国、または中国の属国だったという主張を極端に擁護する発言だ」とし、「それは歴史的に不正確で、韓国人を憤らせる可能性がある」と分析。さらに、「トランプ大統領はアジア地域の歴史に対する自身の知識や見解がなく、習主席から話を聞く一方だったのではないか」とし、「習主席の歴史観の出所はどこなのか、中国式の国家主義ではないのか」と疑問を呈した。ワシントンの外交筋は「習主席と日本の安倍首相が韓国よりも先にトランプ大統領と会い、韓半島に対する誤った知識を注入したのではないかと心配だ」と語った。
米議会と米政府は最近、中国の覇権的民族主義傾向を批判してきた。米上院軍事委員会のマケイン委員長(共和党)は先月、本紙のインタビューに対し、中国の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)問題による報復などを挙げ、「中国による現在の姿勢は数千年間見せてきた(覇権的な)中国の姿だ」と指摘した。マティス米国防長官も先月末、南中国海(南シナ海)問題に触れ、「中国が朝貢国家式のアプローチを選び、(国際社会の)信頼を損ねている」と述べた。
これについて、韓国外交部(省に相当)関係者は「数千年の韓中関係の歴史で韓国が中国の一部ではなかったことは国際社会が認める明白な事実だ」と語った。