アップルバンクの特徴を徹底調査!実際に口座開設して検証してみた
投資家数が激増し市場が急拡大しているソーシャルレンディング業界ですが、この4月に新たな事業者がオープンしました。その事業者の名前は「アップルバンク」。いかにもフレッシュで美味しそう(笑)な名前ですが、一体どのような特徴を持っているのでしょうか。今回いろいろ調べてみましたのでその結果をご報告したいと思います。
まず、所感としては「あの巨大事業者のグループ会社であれば安心だね!」という事と「斬新な商品もある!」という事ですね。使い方によってはかなり稼げそうですしポートフォリオ全体のリスクマネジメントにも役立ちそうです。
それでは一つ一つ、アップルバンクについて語っていきたいと思います!
期待の新規事業者「アップルバンク」誕生!
新規事業者に対しては多くの投資家が期待をしつつも多少の心配というか不安な心を持って見てしまうものです。やはり金融の世界では「信用」が一番。つまり実績のない業者に多くの資金をいきなりドカンと預けようと考える人はなかなかいないわけです。
では、そんな新規事業者がどうやって顧客を集めるのかといえばやはりオープンキャンペーンを派手に打つか、信頼のある関連事業者を持つかのどちらかになるわけです。このアップルバンクはどうやらソーシャルレンディング超大手の関連業者として運営が開始されたようですね。
アップルバンクの特徴とは?
アップルバンクの取り扱っている案件は主に以下の3つの種類に分けられます。
①給料前払いシステム事業
②不動産デベロップメント事業
③担保付き不動産ビジネス事業
このうち、②と③についてはいわゆる不動産型のソーシャルレンディング案件であると考えて間違いはありません。つまり既にソーシャルレンディング投資を行っている人にとっては一般的な内容と言えるでしょう。
気になるのは①の給料前払いシステム事業ですね。これは、資金ニーズのある企業に対し、未払い賃金分を上限とした金額を融資するというもので、社員の離職率の低下や人材確保、多重債務者に陥ってしまうリスクを排除する効果があります。つまり事業者を通じて社員個人に資金を融通するわけですが、給料の金額までしかお金は貸しませんし、給料が担保となっていますから安全性はかなり高いと言えるでしょう。
これは非常に斬新でユニークな案件ですよね。是非私も、給料前払い案件には投資をしてみたいと思います。
あの大手業者のグループ事業者だ!
アップルバンクは実は日本におけるソーシャルレンディングの巨人、「maneo(マネオ)」の関連事業者なんですね。maneoはmaneo market(マネオマーケット)というソーシャルレンディング業者のグループを結成していますが、その中の新メンバーがアップルバンクというわけなのです。
ですから当然アップルバンクはmaneoからの審査も受けていますし案件審査の面でもバックアップを受けているはずです。で、あれば信用度は高いと言えますし投資家としても安心感がありますよね。純粋な独立系のソーシャルレンディング業者はある程度実績を見極めてからでなければ投資できませんが、アップルバンクであれば始めからある程度積極的に投資しても問題なさそうです。
いきなり攻めるか、それとも様子見か。いずれにせよ期待できそうな有望ソーシャルレンディング業者が誕生しました!
アップルバンクの機能やスキームは?
アップルバンクにもいろいろと新しい機能が実装されているようです。まだまだ全貌は明らかになっていないですし、今後システム自体がブラッシュアップされていくと思われますが現時点で判明している機能だけでもお伝えしていきたいと思います。
私の所感としては「なかなか練られているなあ」という感想です。後述しますが検索機能がしっかりしているのでmaneo marketにおけるたくさんの案件が募集されていても自分好みの案件をしっかりと確保できるのではないでしょうか。
アップルバンクのスキームはオーソドックス
まずアップルバンクの基本的なスキームについて解説しておきましょう。アップルバンクはmaneo marketの一員ですから様々な面でmaneoから支援を受けて運営が行われています。そして我々個人投資家はアップルバンクと匿名組合出資契約を結ぶと共に、maneo marketに対しては匿名組合出資の申し込みを行うわけです。我々個人投資家が実際の投資活動において認識すべきなのはここまでですね。
で、アップルバンクは関連子会社に対して貸付を行ったり、利払いと元本返済を受けます。そしてこの関連子会社が実際に資金ニーズのある事業者へとお金を融資しているわけです。ソーシャルレンディング事業者としてのスキームの形としては比較的メジャーなものと言えるでしょう。特にmaneo marketが絡んでいますから完全独立系の事業者よりは信頼度は高いと言えますね。
充実の検索・保存機能と通知機能!
では次に、投資案件を我々が探す場合の機能についてです。アップルバンクではファンド検索機能が「保存できる」ことが確認されました。自分なりのいろいろな切り口で検索しポートフォリオを完成させたいという投資家は多いと思うのですが、毎回いちいち始めから設定し直さなくても良いというのは助かりますね。細かい部分ですが非常にありがたいんです、こういうの。
また、通知機能が豊富なのもユニークです。アップルバンクでは「一日分まとめて」と「新着をすぐに通知」、「通知しない」の3つのパターンから選ぶことができます。とりあえず口座を開いただけという人は「通知しない」を選べば良いですし、ライバルよりもいち早く優良案件をチェックしたいという人は「新着をすぐに」を選びましょう。とりあえず全部の案件を毎日確認したい人は「一日分をまとめて通知」がベストですね。ちなみに一日分をまとめて通知のメールは夕方の5時ごろに送られてくるようです。
使い勝手のよいシステム設計でまずは投資家の心をキャッチ。今後更にブラッシュアップ出来るかが鍵!
アップルバンクの期待値は?使える?
最後に私が調査した上での感想をまとめておきたいと思います。アップルバンクは利用する価値があるのでしょうか。まだまだ案件の数はこれから増えていくでしょうし当然実際の運用や償還は始まっていません。ですから実績という意味では未知数です。冷静に判断、見極めなければなりませんよね。
まだまだ未知数だが期待は高い!
結論としてアップルバンクの期待値は高いと言えます。maneoと協力体勢にあるという事もありますし、実際初期案件として不動産型に10%程の利回りが設定されている点から考えても相当気合いが入っているようですからね。もちろんしばらく様子見をしておくのもいいですし、とりあえず口座だけ開いて新規案件の通知メールをチェックするのが良いのではないでしょうか。
アップルバンクは期待できる!今後、安定的に高利回り案件を提供できるかがポイント!
maneoグループでポートフォリオを固めるのはやめたほうがいいかも
maneoグループはこのようにかなり勢力を伸ばし続けています。次々に魅力的な業者をオープンさせ、ソーシャルレンディングを包囲しつつあるのですが・・・
以下の記事をお読みください。
ポートフォリオが気づかぬうちにmaneoだらけになってた・・・なんてことがないようにしたいものです。
他にもクラウドクレジット、SBIソーシャルレンディング、ラッキーバンク、オーナーズブックなど、信頼のおける優良業者は多く存在します。
以下は低リスク・高金利でそれぞれおすすめ業者をピックアップしてます。ご参考までに。
当然maneoも口座を持っておきたい業者ですが、運営元を分けることも分散投資になります。maneoばかり、、は避けましょう。
始める前に読んでおくべき体験記