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 夫に発達障害の疑いがあるとわかったことで、暴力や暴言の原因に納得が行き、救われた。そんな妻が、自分を大切に生きたいと決意を記したひととき「夫の言動 自分を責めないで」(1月16日付)に、切実な声が相次いで寄せられました。夫との関係や周囲の無理解に苦しむ妻の自助会も、各地にできています。

 広島県の女性(62)は「結婚して35年、夫の偏屈で身勝手な言動に苦しんできました」とメールを寄せた。

 息子2人との七五三の記念写真に夫はいない。予約した写真館に行く間際、「わしはいいわ」と出かけてしまった。祖父が残したお金を息子たちの学費に使おうとしたら、夫は平然と「もうない」。パチンコにつぎ込んでいた。義母に相談すると、女性が家庭をおろそかにしたせいだと、逆に責められた。

 女性は精神的に不安定になり、皿を床に投げつけるなどした。昨秋、本屋で発達障害に関する本に出会い、「夫はまさにこれ」と確信した。「特性を持っている夫やあなたは悪くない」との記述に救われた。

 「私が夫を苛(いら)立たせて…

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