母ちゃんです。
4月、5月は、電話やメールが多い。
毎年この時期は、決まってそうやな。
母ちゃんの出番が増える。
なぜかというと、4月、5月は環境が変わる
ことも多く、新しい人との付き合いが始まっ
たりと、緊張したりすることも、気を遣うこ
とも多い。
みんなストレスを抱えやすい。
落ち込みやすい。
その中で最も多い悩みといえば、やっぱり、
苦手な人との付き合いや、自分は嫌われてい
るんじゃないかという悩みやな。
⚫自分が話す時だけ、相手の顔が曇る。
⚫人とうまく話せない。顔を見るのが苦手。
⚫自分は、どの人からも受けいれられてない
ように感じる。今までもそうだった。
⚫自分は相手に嫌われているかもしれない。
人付きあいが苦手な人にとって、この4つの
悩みは、切っても切り離せやんな。
それほどにみんなを悩ませてしまう。
自分に自信があり、人からの評価はあまり気
にせず、相手の顔が曇ろうが、それを全く気
にせん人なんて、実はほとんどおらん。
ほとんどの人は、何かしらコンプレックスを
持っていて、さらに人と触れあうときの自分
の評価を、他人の表情に頼りがちやな。
よく笑ってくれる人や、自分に好意的な対応
をしてくれる人には、自分が受け入れられて
ると感じるけど、そうでないと、やっぱり自
分は人から受け入れられにくいなどとなって
しまう。
これは実は、全く関係がない。
好意的な対応をしてくれる人は、元々自分に
自信があり、人付き合いスキルもあるだけ
で、相手が誰であってもそんなに大差ない。
ええ人かどうかなんてのも関係ない。
それから、あるしがらみの中で、上司部下
や、同じ所属の人、ママ友、近所の人など、
そこに他の人との関係性などが絡んどると、
時には好意的に見せてくることや、またその
逆もあり、そうなってくると、さらにあてに
ならん。
そんなに怖がらんでも、不安にならんでも、
苦手がらんでも大丈夫や。
これについては、実はカラクリがある。
いろんな人はおるけど、そういうもんかと分
かれば、それはあなたを苦しめるものではな
くなるかもしれやんな。
自信のない人は、目と目を合わせて会話をす
るとき、どうしても相手にちゃんといい人に
見られているかが気になる。
自信がないことを悟られたくない。
目を見つめられると、自分のそんな感情が相
手にバレるような気がして焦る。
結果、目を外したり、笑顔がひきつったり、
相手からは、楽しくなさそうに見える。
会話には集中していない。
この相づちで良かったかな。
今うまく笑えてないこと気づかれとるかな。
この人嫌いとか思われやんかな。
人と話すのが苦手なことがバレたくないな。
嫌われやんような言葉を使わなあかんな。
性格良さそうに見られやなな。
楽しくないやろな。
会話が楽しいときや、お互いが楽しく思える
時は、心の中にそういった思惑がない時や。
何も考えずにおったらいい。
そのほうがあなたらしさが出るというもん
や。相手の人も楽しい。
顔が曇ろうが、嫌われていようが、話をせな
あかんのやったら、しやなあかんし、せんで
ええなら、せんかったらいい。
それだけのことや。
自分を偽ってよく見せるのに必死な人は、
人が引くような言動を挟んでくる。
自分はすごい。
自分は幸せな人や。
自分はこんなにも優しい人間や。
自分は弱い人間じゃない。
無理して笑っている。
無理して明るく振る舞っている。
無理しておだててくる。
この自分を評価してという言動は、ほとんど
の人が好きではない。
途端に、この人痛いな。のスイッチが入って
しまう人も多い。
なおかつ、相手もまた同じような自信のない
人の場合、この人になら少しぐらい図に乗っ
た態度をしても大丈夫やと、相手が弱い人で
あれば、自分が上に立ちたいという人もおる。
卑怯やな。
目に見えて分かりやすく意地の悪い表情に変
わったりする。
先回りタイプもおる。
自分が受け入れられてないと感じた時点で、
攻撃体勢に変わる人やな。
最初は笑顔で会話してきたと思っても、自分
が好かれてないと思うと、ムスッとして途端
に感じが悪くなる人もおる。
本当に自分とは合わん場合もあるし、元々不
快な人もおる。
自分が受け入れられてないと決めつけるのは
もったいないな。
こういう人は、傷つきやすい。
あとは、自分が苦手なのを見透かされてるよ
うな気がして、無表情にしてみたり、愛想の
ないようにしてみたりと、素直ではないタイ
プもおる。
カラクリとは、こういうことやな。
①似た者同士
人は不思議なもので、相手に自分と同じ欠点
を見つけてしまうと、どうもその人はあまり
好きになれやんようやな。
母ちゃんも、母ちゃんみたいな気の強い女は
あまり好きじゃない。
②偽りの姿
無理しとる人も好かれやんな。
無理して好かれようとすればするほど、人が
つかん。
そうせなあかんような何かがあるんちゃうか
と警戒されるだけや。
あまりにも頑張りすぎとる人と話すと、そん
なに頑張らんでも大丈夫やのにと、母ちゃん
はいつも思っている。
③とにかく人付き合いが苦手。
自分の苦手は必死に隠したい人が多いので、
それがバレてしまうんじゃないかということ
も会話下手に繋がる。
表情も不慣れな感じがある。
自分の苦手は、出したほうが人に愛される。
④つながりがあるか、ないか。
何かしらのしがらみがあると、いい人になっ
たり嫌な人になったり、バカらしいな。
全くなんの繋がりもない人には平気なのにっ
て人も多い。
⑤嫉妬
単純に、羨ましいと嫉妬されて、嫌な態度を
取られたりもする。
母ちゃんも役員をする中で、いつも何かしら
嫉妬してくる人がおる。なかなか面倒や。
⑥都合
機嫌が悪い。時間がない。疲れとる。
この人にいい顔をしても、得などないという
損得勘定。
元々感じの悪い人なだけやった。こんな人
は、誰に対しても感じが悪い。
これは、運が悪かっただけや。
気にせんと引きずらんようにすればいい。
相手の表情が曇ったとしても、あまり笑って
くれやんだとしても、それは自分のせいやと
必ずしも思う必要はない。
親しい人との間でそれがあった時は、傷つけ
てしまっていたり、嫌な思いをさせてしまっ
たのかもしれやんから、それは気にしたほう
がええな。
でもそうでない場合は、カラクリのどれかな
だけやと、母ちゃんは思う。
あんまり勘ぐらんと、余計なこと考えやん
と、どう思われるかなんてもんは気にせず、
どう思われるも何も、そのまま思われるだけ
なんやから、 細工もせずにおったらいい。
顔が曇った理由は、多分どれかやろなぐらい
の気持ちでおったらいい。
母ちゃんは、相手の顔が曇ろうが、嫌な感じ
を受けようが、全く気にせん。
余計なことも考えへん。
相手が何を思うかは、自由や。
縛れへんのや。