どうも、キャリアコンサルタントのハルはるです。
4月が終わり、GWがやってきますね。
新入社員のみんなは、少しずつ仕事に慣れてきた頃だと思います。
中には、この会社に入って本当に良かったと思う人がいます。
対して、この会社に入って失敗したと後悔する人がいます。
今日は、後者の『この会社に入って失敗したと後悔している人』に向けて、記事を書いていこうと思います。
5月病ならぬ、4月病に気をつける
5月病ってあるじゃないですか。
五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生や社会人などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称である。
- Wikipediaより五月病 - Wikipedia
新しい環境に適応できずに、早い段階で環境を変えようとすることです。
この5月病は昔から存在していますが、現代ではより活発になっていると思います。
しかし、最近の新入社員の中には、5月病を遥かに凌駕する『4月病』というのが存在するみたいです。
入社したのに、4月の時点でもう退職や転職を考える病だ。
なぜ、新入社員は早くも環境を変えようとするのか。
その原因は、『選択肢の多さ』からだと思います。
それについて、考えていきます。
現代では、仕事が溢れている
IT化によって、新しい仕事が沢山増えました。
減った仕事もある中、モノ・人・情報が瞬時に繋がる仕事は、どんな業態でも展開可能になりました。
24時間経営のコンビニも、ネット販売、飲食店。
情報を瞬時に仕入先・消費者に交換できることにより、商品価値を届けることが何倍にもなりました。
昔は、販売元(作った人)から卸売り店に物が流通されてから、街にある数々の店に商品が納入されてきました。
物が流通するプロセスが多かった分、商品の値段も高くついてしまいます。
しかし、今は作った人から直接、物を購入できるのです。
アマゾンでボタンをポチッと押せば、次の日には目当ての商品が家に届く。
今までの商品が届くプロセスが大幅に減り、格安の値段で商品を提供できることが可能になりました。
かつ、家から一歩も出ずに物を買えます。
そんな世の中になり、情報を素早く動かして、様々なサービスに対応することが良しとされています。
スマホ、パソコンといったデバイスが増え続ける中、新しいアプリやWebサービスが必要な時代になっている背景から、現代は仕事が沢山あり、これからも様々な仕事が生まれてくると思います。
つまり、仕事が有り余っているのと同時に、仕事情報にいつでも触れられるので転職が容易だということ。
それこそが、新入社員がすぐに仕事を変えようとか、今の環境を変えたいと思う理由なのかもしれない。
もっと自分を深めて仕事について考える
転職をすることを悪く言うつもりはないが、4月や5月の段階で早くも会社を辞める新入社員はかなり危険だと思います。
辞める理由が明確で、自分のやりたい夢を追うための苦渋の決断なら話は別です。
たかだか、1〜2ヶ月しか働いていないのに、
『もう辞めたい』
とか言っているのは、社会人として以上に、人間として甘い気がします。
その短い期間で何を不満に感じることがあるのでしょうか?
小学生で言うと、1年生の1学期で不登校になるレベルです。
ボク達は、大人になって悪い意味でわがままなった気がします。
「俺の人生だから自由に生きる」のは正しいです。
ただ、会社という組織に協調できない、つまりは人と仕事をすることができない人間が、他に何かやりたいことを成功させることは可能なのでしょうか?
まずは、自分がなぜこの会社に入って働くことになったのか。
いまの会社で、やりたいこと・やれることは、ないのだろうか?
もう少し、社会人としての勉強をすることが、若い新米社会人には必要だと思います。
「もうこの会社から学ぶことはない」
そう思う前に、自分がこの会社から何を学ぶことができるのか。
ひょっとしたら、仕事が楽しくなるかもしれない。
では、また。