ビル街に水蒸気 暖房用漏れる

19日、札幌市中心部の大通公園に面した交差点で、周辺のビルに暖房用の熱を供給する地下の配管のバルブ付近から大量の水蒸気が漏れだして、現場は一時騒然となりました。
札幌市中心部のビルなどに暖房用の熱を供給する北海道熱供給公社によりますと、19日午前8時すぎ「大通西5丁目の地下の配管から白煙が出ている」とパトロール中の作業員から連絡がありました。
現場を調べたところ、180度の温水が流れる配管の蒸気を逃がすためのバルブ付近から水蒸気が出ていたということです。
漏れ出る水蒸気の量はその後増えて、午後3時ごろには視界が悪くなるほどとなり、熱供給公社の担当者らが車を誘導しながら原因を調査していました。
熱供給公社によりますと、配管のバルブ付近から何らかの原因で温水が漏れ出して水蒸気が出たと見られるということで、19日夜、道路を掘削して復旧作業を行うことにしています。
現場近くを歩いていた会社員の男性は、「ものすごい煙で驚きました」と話していました。