「相続は、忘れたころに突然やってくる!!」
元気だった祖母が体調を急変させ、急死したのは、今から10数年前のこと。
子供たち(管理人の母を含む)4人は、葬儀の手配から、身辺整理をたんたんと進めていったようです。
祖母は、最後まで借家住まいで、めぼしい財産もなく、スムーズに進み、無事に完了!
「あったど~! 徳川財宝か?!霞が関の埋蔵金か?!」
母が、さらに、身辺整理を進めていると、何やら「書類」を発見した模様・・
ぼくに書類の確認を求められたので、見てみると・・・
①土地の権利証
②株の配当通知書
ではないですか!!
これは、意外と祖母は財産を持っていたのでは?!
と、テンションがあがるバカ母子!!
しかし、かんじんの株券が出てこない・・・・
まだ、持っているのか?
何株なのか?
やはり、期待が膨らみます!!
「まずは、「株」の確認をしてみた!!」
三菱UFJ信託銀行へTELをして確認してみました。
ぼく:株主の相続人の子供です。(孫です)
株を所有しているか、何株持っているかを確認したい。
UFJ:それでは、株主様の住所・氏名・生年月日を
ぼく :ええと・・・ 住所?!
実は、いろんな書類に別々の(3種類)住所が書いてあったので、すべてを言うと3か所めでビンゴ!!
UFJ:それでは、お伝えします。
お客様の「帝〇株」ですが、1〇〇株です。
ぼく :それって、いくらくらいですか?
UFJ:本日の株価ですと。。2万数千円です。
2万円!!!
2億円とは言いません。
せめて、200万と言ってください!!
テンションが下がるも、相続の手続きをしなければ、〇人が喜ぶだけなので、相続手続き書類の準備を開始します。
これが、戸籍一式等々で相続登記手続きと、ほぼ同じなんですよ~
プラスして、遺産分割協議書のコピーと証券会社への提出書類とてんこ盛り!!
たった2万のためと思うとやる気が出てこないです・・・
「土地へ行ってみよう!!」
気を取り直して「土地」へ!!
権利証といっしょに「謄本」も保管していました。
駅から徒歩15分程度のようですが、坪数が50~60坪あるので、さすがに、2万ということはないでしょう!
千葉の成田線?という辺ぴな土地(スミマセン・・)が気になりますが・・・
グーグルマップの映像で見てみると・・・
えっ?! 道がない?!
嫌な予感がしてきました・・・
手続きの準備が開始しないといけません。
ますは、母の名前で、市役所に「土地の評価証明書」を取り寄せます。
評価額が・・・
なんと数千円?!
地目は「山林」。
畑じゃないので、農地転用許可は不要そうそうで良かったですが・・・
ホントに、この土地には、価値があるのでしょうか?!
「WEBで、土地の査定を依頼する」
便利な時代になりましたね~
WEBで、住所等を入力すると、数社の不動産屋が土地の評価額を教えてくれるというサービスがあるのですよ。
さっそく、入力してみる。
数日以内に、地元の不動産会社2社から回答ありました。
A社:周辺の販売実績からすると、200~300万か?!との見解・回答。
B社:土地から近いので、直接、現地を見てから査定する!との見解・回答。
「B社から、驚きの査定結果が届く!!」
数日後、B社から、
「直接、説明したいのでTELが欲しい」
とのメール連絡がありました。
これは、近くに新幹線がとおるか!?
駅ができるか?!
成田空港の拡張工事で土地収用とか?!
と妄想で胸いっぱいにしながら不動産会社にTELをしてみました。
すると・・・
B社:現地の土地と役所に確認してきました!
山林状態で放置されている。
整地しないと売却できない。
費用は、100万単位でかかるかも。
しかも、道路に面していないので、価格が安いかと。
費用倒れに終わるかも。。。
が~~~ん!!
事実上、売却できないではないですか~~
「まとめ」
・相続発生後、早急に、相続人の「財産」「負債」を確認しましょう。
・証券(株)がある場合も、名義確認は必須
・不動産がある場合は、不動産所在地の不動産屋に査定を依頼を(WEBでも可能)