グースバンプス モンスターと秘密の書
★★★★★
【あらすじ】
教頭である母親の転勤で、ニューヨークから田舎町に引っ越してきた少年ザック。父親の死を引きずりながらも、隣人のハンナとふれあい少しいい感じになる。しかし彼女の父親は気難しいおじさんで「娘に近づくな」と高圧的に迫るのだった。
そんなある日の夜、ザックはハンナの家で言い争う声を聞く。心配になり忍び込んでみると、書斎にたどりついた。そこには有名作家R・L・スタインのホラー小説シリーズ「グースバンプス」が多数置かれていたのだが、鍵がかかって読むことが出来なかった。何故錠前が…?と思い、近くにあった鍵で「パサデナの雪男編」を開けてみると、なんと雪男が飛び出してきた!!何で〜!
なんとこの屋敷に住むのは小説家R・L・スタイン本人で、彼の創作したモンスターが現実にあらわれてしまうので本に鍵を掛けて閉じ込めていたのである。そんなアホな〜!そして雪男が暴れまわったドサクサに紛れて、狡猾な「腹話術人形スラッピー編」の本も開き、そして今まで閉じ込められていた恨みを晴らすかのように、スラッピーが全ての本の鍵を開けてしまった!飛び出すモンスター達!一体どうすればいいの〜!
【感想】
久々の映画鑑賞がこれで良かった!!と思うぐらいにめちゃめちゃ面白かった痛快ドタバタアクションコメディ!!雪男に狼男、100人の小人に巨大カマキリ、ゾンビにミイラに殺人ピエロ、透明人間に巨大スライムと、これでもかと畳み掛けるモンスター達の大行進は、まさに現代版「ジュマンジ」を彷彿とさせるクオリティ!!こんなに楽しくて面白いのに何で全国区じゃなくて「未体験ゾーンの映画たち2017」の限定公開だったんだ〜〜!
CGはかなり気合いが入っている方で違和感は全くないし、ストーリーもかなりベタながらも見せ方が巧い+中だるみの無い展開で目は釘付けになることは確実。子どもは食い入るように見ちゃうんじゃないかな。そして登場人物も主人公のザック(ドント・ブリーズに出てましたね)、いい感じの女の子ハンナ、100%おとぼけフェイスのチャンプ、そしてR・L・スタイン役がジャック・ブラックと、問題を解決する4人がもう鮮烈なキャラ造形で物語を魅力的なものにしてくれるし、全員に見せ場があるところも最高潮。嫌なところが一つも無く見終わったあとも清々しい気分になるので今すぐ見てほしい!
ちなみに「グースバンプス」はR・L・スタインの代表作である小説シリーズが原作で一つ一つの話が独立してるんだけど、映画化ということでこういう形式で展開されたらしいです。素晴らしいアイデアだね。ちなみに続編の公開が決定しているそ〜ですが、日本ではDVDスルーだろうな…是非ご覧ください。
【予告】