北朝鮮の核実験場でバレーボール 待機状態か監視の欺きか

北朝鮮の核実験場でバレーボール 待機状態か監視の欺きか
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北朝鮮の動向を分析しているアメリカの研究グループは、北東部の核実験場を撮影した最新の衛星写真を分析した結果、バレーボールの試合が屋外で行われている様子が確認できるとして、「核実験場が待機状態に入ったというメッセージを送っているか、監視をあざむこうとしているか、いずれかの可能性がある」と指摘しました。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究グループは、北朝鮮北東部のプンゲリ(豊渓里)にある核実験場を、キム・イルソン(金日成)主席の誕生日の翌日にあたる今月16日に撮影した衛星写真の分析結果について、18日、明らかにしました。

それによりますと、核実験場の管理施設など3か所でバレーボールの試合が屋外で行われている様子が確認できるということです。そして、これは異例の動きだとしたうえで、「核実験場が待機状態に入ったというメッセージを送っているか、監視をあざむこうとしているか、いずれかの可能性がある」と指摘しました。

研究グループは、プンゲリの核実験場の衛星写真を継続して分析しており、今月12日の写真では、過去に核実験が行われたことのある北側の坑道付近で小型の車両が、管理施設がある区域で人員が整列している様子が、それぞれ確認されたとして、北朝鮮が核実験場での活動を続けているという見方を示していました。

韓国「北は核実験をいつでもできる状況」

アメリカの研究グループの分析について、韓国統一省のイ・ドケン(李徳行)報道官は、19日の記者会見で、「北は核実験をいつでもできる状況だと見ている」と述べ、改めて懸念を示しました。
そのうえでイ報道官は「バレーボールをしたのかどうかは分からないが、それは北が核実験をするかどうかの重要な要素ではない。最も重要なのは、北が、国際社会がどう対応するかを考えて正しい決定をすることだ」として、北朝鮮の出方をけん制しました。