高校中退→社会から孤立。そんな不幸をなくす無料学習支援開校
- 支援総額
- 1,657,000円
- 目標金額
- 2,000,000円
- 第一目標金額
- 1,200,000円
- 支援者数
- 110人
- 残り日数
- 55 時間 26 分 32 秒
(※ログインが必要です)
このプロジェクトはAll or nothing形式です。すでに目標金額に達しているため、支援後のキャンセルはできません。4月21日(金)午後11:00まで支援を募集しています。
プロジェクト概要
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皆様の温かいご支援のおかげさまで、残り約2週間を残し120万円に到達することができました!本当にありがとうございます!
みなさまのご期待を胸に、残りの期間、ネクストゴール200万円を設定いたします。家庭に居場所がない生徒のために、居場所の充実を実現したいと考えております。
<ネクストゴール達成でできること>
▶利用者が増えてきたので、教室スペースに机や椅子を増設
▶生徒のリビングスペースにソファを購入
▶十分に食べられない生徒のために、簡単な調理器具の購入
▶障がいがある生徒さんなどへ落ち着いた空間を作るために、パーテーション設置
▶生徒が増えてきたため、スタッフの増員
引き続きの応援をなにとぞよろしくお願いいたします。
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高校中退から社会とのつながりが切れていく現状。
貧困が生む負の連鎖から子どもたちを守る
無料学習支援教室「リファインド」を続けていきたい。
はじめまして!NPO法人キッズドア理事長の渡辺と申します。NPO法人キッズドアは、2009年(活動自体は2007年)より、日本の貧困世帯の子どもたちへ学習支援を行っている団体です。そんな私たちは昨年の10月、高校中退者や通信制高校に通っている生徒を対象とした無料の学習支援教室『リファインド』をオープンしました!
大学全入時代と言われている傍らで、1年間で約5万人(1日あたり約136人)もの高校生が中途退学していることを皆さんはご存知でしょうか。もっと言えば、高校中退後、正規雇用の職を得た生徒はわずか9%であることを(東京都調査)。その原因のひとつは、家庭の貧困といわれています。
成績に不安がありながらも塾へ通えない子、中退してしまって学習の機会を逸してしまった子、通信制高校に転学したものの、自立的な学習が困難な生活環境にある子。そんな彼ら・彼女らを救うため【学習面】【生活面】をサポートするために立ち上げたのが『リファインド』です。
東京都教育庁から事業を受託しておりますが、居場所として継続的に無料で学習支援を行うとなると、どうしても経費が足りなくなってしまいます。貧困から中途退学を余儀なくされる若者を助けるためにも、中途退学を機に貧困の連鎖に陥るという負の循環を断ち切るためにも、どうか皆さんご協力いただけないでしょうか?
このプロジェクトの始まり。
NPO法人キッズドアは2010年より東京都新宿区で無料の高校受験指導の学習会(今回のリファインドとは別事業)を開始しました。その対象は「ひとり親家庭」「リストラで職を失った家庭」など、経済的に厳しく塾に通えない家庭のお子さんです。
家計が厳しいから私立高校には絶対にいけない。公立高校がダメなら定時制。そんな状況に置かれた子どもたちが、自分の周りにこれほどたくさんいるのかとショックを受けました。
しかし、そんな状況にも負けず、彼ら・彼女らは「絶対に高校へ進学するぞ!」と強い意志を持っていました。そして、ボランティアやスタッフとともに勉強し、無事みんな高校へ進んでいくことができたのです。
『良かった、これでこの子たちは負の循環から抜け出せる。卒業後に働いたり、大学や専門学校に進むなり、自分の力で自分の道を歩んでいけるようになったのだ』
そう思っていました。しかし、その考えは甘かったのです。
Nちゃんからの電話
初めて、中学3年生を送りだしてから、2年目の夏休み。高校2年生になった子たちはどうしているだろう?元気にしているかな?そんな気持ちで、暑中見舞いのはがきを出しました。
その数日後。事務所の電話をとると、
『渡辺さん?私、Nです。覚えてる?』
この後の会話は決して忘れることができません。
「もちろん、覚えてるよ。どうしてる?元気にしてるの?」
『渡辺さん、私、赤ちゃん産んだの。昨日病院から帰って来て、家にハガキが届いてたから、懐かしくなっちゃって電話したの。』
「えーっ、ママになったの?驚いたぁ。そっかぁ、ママかぁ、おめでとう。」
できるだけ動揺を感じさせないように、明るく話しかけましたが、彼女の置かれている状況を想像すると胸が潰れそうでした。少しずつ話を聞いてみると、赤ちゃんのパパとは別れていて、体の不自由なお父さんを支えながら、赤ちゃんは自分ひとりで育てていかなければならない。
「そうか、色々あったんだろうし、言いたいこともあるけど、でもとにかく赤ちゃんにとっては、あなたしか頼りになる人がいないんだからね。大変だろうけど、しっかりするしかないよ。頑張ってね。」
電話口で、心細さから涙ぐんでいるNちゃんを励まし、何の足しにもならないようなアドバイスしかできない自分の無力さに愕然としました。高校中退しそうだと聞いた時に連絡すればよかった。彼氏ともめてるって聞いた時に、電話してみれば良かった。Nちゃんは、困った時に相談できる家族がいなかったんだ。
「何か、困ったことがあったら、とにかく電話して。何とかしてあげるから、困ったら連絡してね。ちゃんと赤ちゃん、育てるんだよ。」と言って、電話を切りました。
この時に決意しました。安心して相談できる場所。必要な支援ができる場所。高校を中退する前に駆け込める場所。中退してしまっても、孤立をせずに社会と繋がれる場所。そんな場所をつくろうと。そう思い続けて、ようやく立ち上げたのがこの「リファインド」なのです。

通い続けることができる場所、来たくなる場所、
そして、未来への一歩が踏み出せる場所が、
『リファインド』が目指す姿です。
そんな現状を少しでも打破するために、一度陥ってしまっても、軌道修正をする、や貧困による高校中退が引き金となり、進学という道が断たれ、正規雇用にも就けない子どもが多くいます。しかし、一度高校中退してしまっても、軌道修正をする、やりなおすきっかけをつくるために、『リファインド』が存在しています。
リファインドでは、週5日間、15:00~20:30まで学習会を開いています。
▶学習会
チューターの先生とともに、以下を行います
・高卒認定試験の対策
・通信制高校のレポート課題作成
▶IT教室
進学後、就労後に欠かせないPCスキルを身に着けてもらうために、IT教室も平行して開催!
▶居場所づくり
「私は私でいいんだ」と自分自身を認めることができる場
「助けて」って言える、悩んでいることを素直に相談できる場
「これやってみたいな」をすぐ行動に移し実現できる場
をつくっています
▶居場所づくり
孤食・偏食、食事をとっていない生徒などに向けて、生徒さんと一緒に夕飯を作ります。
(2016年4月炊飯器と鍋を導入しました)
▶場所へのこだわり
東京都新宿区四谷で四ツ谷駅徒歩5分、四谷三丁目7分という立地です。
なぜこの場所にする必要があったのか。
それは、家庭基盤が弱く、誰にも助けを求められない生徒が、「通いやすい場所」「安心して通える場所」。そして充実したサポートを実現するために、「ボランティアさんが通いやすい場所」として決定しました。
何よりも、社会から縁が切れかかっている子どもが「来たくなる場所」として通い続けてもらえることが、私たちの存在意義なのです。
一人でも多く救いたい!
貧困家庭であっても、自分の力で自分の道を選べるチャンスを
与え続けていきたい!
2010年に無料の高校受験指導の学習会を開始してから7年、リファインドを昨年10月にスタートしてから約半年。これまでで合計約5000人の子どもたちを見てきました。リファインドに限ってみれば、現在14人の子どもをサポートしています。
・外国で育ったこともあり、2度の高校中退で生活保護を受けながら自立を目指すTくん。
・高校を中退してしまい、祖父母の家でゲーム漬けだったSくん。
・児童養護施設の出身で、高校を中退してしまい、今はアルバイトで生活しているけれど、やっぱり高卒資格を取ってちゃんと働きたいFちゃん など
半年で14人という人数。実績が人を呼ぶでしょう。そして、このクラウドファンディングを通じて多くの人に知っていただければ救える人数は増えていくはずです。Nちゃんのようなことを今後起こさないためにも、その予備軍の子どもたちをもっともっと多く救っていくためにも私たちは絶対に諦めません。
どうか皆さん、その一歩を踏み出すため、一緒に歩んでいただけないでしょうか。
◇◆◇ご支援金の使用用途◇◆◇
ご支援頂いた120万円は、半年間の家賃不足分113万円とReadyforへの手数料・消費税に充てさせていただきます。東京都の助成金を得ているこの事業も、子どもに負担なく通いつづけてもらうためには大きな資金が必要です。子どもを守り続けるためにも、皆さまどうかご協力お願いします。
◇◆◇NPO法人キッズドアとは◇◆◇
日本の子どもの貧困、特に海外に比べ、子育てや教育にお金がかかるために生じている教育格差を解決するために、2010年より、東京と宮城で無料学習会や体験活動を実施しています。2016年は46教室、約1300人の子どもに学習支援を提供しています。
▶NPO法人キッズドア_ホームページ
▶リファインド_Facebookページ
◇◆◇Special Thanks◇◆◇
10,000円以上のご支援各種にある『洋菓子店「アニバーサリー」の焼き菓子セット』は、今回の取り組み・趣旨に賛同いただいた、洋菓子店「アニバーサリー」の本橋オーナーシェフのご厚意によるものです。
芸術的なシュガーデコレーションウエディングケーキで有名で、今では表参道を始め3つの直営店のほかデパートのインショップなどを出され、お菓子作りの本も多数出版されているほどですが、実は母子家庭のご出身で、ご苦労をされてお菓子を学んだ経験をお持ちです。困っている子どもたちの役に立つならと焼き菓子セットをご用意いただけることになりました。
セットは2種類。 こげ茶のクマのブラウニーセット。 アーモンドカラーのクマのブラウニーセット。 どちらかお好きな方をお選びください。
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