名古屋市熱田区で今月5日、猫2匹の死骸が見つかり、愛知県警熱田署が動物愛護法違反などの疑いで同市南区の30歳代の会社員の男から事情を聞いていたことが捜査関係者への取材でわかった。
男は猫を踏んで死なせたことを認めているといい、同署は詳しい状況や動機などを調べている。
捜査関係者によると、男は5日午前2時過ぎ、熱田区神宮の路上で、横たわる猫を踏みつけるなどして虐待し、死なせた疑いが持たれている。男は同署の調べに対し、「競馬で負けた憂さ晴らしだった」などと話しているという。
5日午前、猫の飼い主を名乗る熱田区の会社役員の男性から「猫が死んでおり、防犯カメラを見たら人に蹴られている」との通報があり、同署が捜査していた。男性によると、防犯カメラには男に踏まれるなどした猫が逃げる映像が残っており、死骸は近くの側溝で見つかった。男性は読売新聞の取材に「悪質な行為で本当に許せない。厳重な処罰を求めている」と話した。