この記事は少し気になった。

「接客しないショップ店員」が増えている!?話しかけてほしい時のコツ3つ(女子SPA!)

女子SPA!の記事。
記事内容は「話しかけてほしい時は」というよく分からないテーマで構成されているが、そもそも「話しかけない店員」と言うスタイルについて思う所を書きたい。

昔はアパレル店に入ると面倒くさいほどに店員に声をかけられていたが、最近はその営業スタイルに変化が出ている。要は「ムダに話しかけてこない」のだ。これはハッキリ言って…

かなり賛成だ。

そもそも、洋服店に入った段階で、客は3層に分かれる。
1、何が何でも洋服を買おうと思っている層。これは…ほっといても服を買う。
2、そして、迷っている層。
3、最後にただのウィンドウショッピング。
恐らくだが、昔のアパレルではこの「2」を何が何でも獲得せよ!という指令が飛んでいたのだろうと思う。

なので、のんびり一人で見たいだけの方々にも、ベッタリと横に張り付いて色々と話しかけていたのだろうと思う。

これが『面倒くさくウザったい』と感じる若者が増えていることに対応していないとズレてくる。

つまり、1はどのみち結論が出ているので、変化がない。
が、2の場合、確かに「上手に」誘導すれば品物を買ってくれる可能性はあるのだ。
が、分かっていないのは3に対する「印象」。

単純にふらっと入っただけの気軽な感じのお店の場合、ほとんどの客は「出来ればほっといてもらいたい」のが心情。言うまでもないことだ。実はこのゾーン3が客層では圧倒的に多いはずだ。

分からないことや知りたいことがあるなら、そもそも「自分から聞く」

それをしていない段階で、普通のゾーン3に入る客は「ほっといて欲しい」のであるが、そこに営業全開の店員がべた付きしてくる。

出るわな。店を。だって、ほっといてほしいので。

そして、そのゾーン3の客はもう2度とそのお店には立ち入らなくなるだろう。面倒くさいので。ネットなどで見てゾーン1にならない限り。

ここで取りこぼしていることを分かっていないのだ。
ゾーン2のお客は「商品が本当に魅力的であれば」ほっといても買ってくれるのだ。
問題なのは「大して魅力的でない商品」を買わせようとしてしまっている点なことに気付く必要がある。

実はこれはテレビでも同じことが言える。
つまらないテレビだと、ほっといても見てくれない。
でも短期的な視聴率を稼ごうとする。
こういう時に…

バカみたいに煽り、
バカみたいに引っ張り、
バカみたいなテンションでナレーションを入れるから

次にもう見てくれなくなるのだ。黙って読めるネットに流れる。これに気付ていないテレビマンが少なくない。

本来、テレビや情報番組は粛々としていればいい。
そうすれば「本当に見たいニュースがある時」にチャンネルを合わせてくれる。
そこで真面目にやっていれば結局「信頼」が出来る。
無理な煽り企画とかをするので、失敗してくる。

結局、地道に真面目にやるしかないのだろうな、と言う話。
私はこの価値観はいろんな場所で対応できるように感じている。皆さんはどうだろう?