「顔のシミだけは、何とかしたい!」
そう思っている女性は、きっとたくさんいるはずです。
最近は男性も美白ブームですから、男性も気にしているかもしれませんね。
そんなあなたは、紫外線の脅威から肌をまもるために、毎日がんばっている。
でも、「できちゃったシミはどうしたらいいのよ!」という感じですよね。
そこで今回は、「顔のシミを取る方法」をご紹介したいと思います。
シミの種類はこんなにあった
シミには種類があり、治療法がそれぞれちがいます。
自己流の改善方法でシミが消えない場合は、対処法がまちがっているのかもしれません。
適切に治療しないと、悪化する場合もあるようです。
ここに紹介した以外にも、シミの種類はまだあります。心配なら一度「皮膚科」で診てもらったほうが安心ですね。
①老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
紫外線が原因でできる、もっとも一般的なシミが「老人性色素斑」です。
老人性という言葉から、若い人にはできないと思うかもしれませんが、年齢を問わずできる可能性があります。
子どもの頃や若い頃から紫外線を浴びつづけた人は、若くても「老人性色素斑」のシミができることがあります。
つまり「肌が老化している」という状態です。
レーザー治療も効果的ですが、また同じところにシミができるなど、デメリットも多いようです。基本的には内服薬や外用薬での治療のほうが、望ましいかもしれません。
②肝斑(かんぱん)
30~40代の女性に多いのが、目の下にできる「肝斑」というシミです。
紫外線の影響もあるようですが、女性ホルモンのバランスがくずれることが原因という説が有力です。
その証拠に閉経後には、肝斑は消えると言われています。
肝斑のシミを消す方法は、トラネキサム酸が配合された内服薬が有効だと考えられます。
皮膚科での適切なシミ治療をおすすめしますが、レーザー治療は向いていないようです。
③そばかす
子どもの頃にできることが多いシミが「そばかす」です。
大人になるにつれて消える場合もありますが、逆に濃くなってしまうのは、紫外線による刺激のせいでしょう。
白人や色白の人にできやすく、細かいシミが無数にできてしまう状態です。
子どもの頃はチャームポイントにもなる「そばかす」ですが、大人になると濃くなることも多く、悩みの種になることでしょう。
レーザー治療が効果的だと言われていますが、施術後に赤くなり、顔にテープを貼っておかなければいけません。
体の中からと外からの治療を併用することが望ましいでしょう。
④太田母斑(おおたぼはん)
生まれつきや生後すぐにあらわれることが多いシミのようなアザを「太田母斑」と言います。
大人になって(20歳くらい)からできることもあるようです。
青黒いシミのようなアザが、頬のあたりにできることが多いです。
太田母斑はメラニン色素が原因と思われるので、シミの一種と考えられます。
ただし一般的なシミの改善方法では消すことができず、レーザー治療をするしか方法はないと言われています。
顔のシミを取るクリームと食べ物は何があるの?
シミを取る効果のあるクリームなどは、どんな成分が効くのでしょうか。
また食べ物でシミを取る効果のある物は何なのか、見ていきましょう。
①ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体の外用薬は、肌の深部まで届くので効果的だと言われています。
皮膚科などで処方される外用薬にも、ビタミンC誘導体の成分が含まれているものが多いようです。
シミを取る効果のある市販の化粧品は、「薬用美白成分」が配合されているものを選ぶのがポイントです。
「医薬部外品」と書かれている美白化粧品は、厚生労働省に認可されている美白成分が配合されているという意味があるようです。
②ハイドロキノン
ハイドロキノンが配合されているクリームは、シミ予防とシミ改善の両方の効果が期待できます。
シミになる前のメラニンの生成をおさえたり、できてしまったシミを白くする作用があるようです。
ただしハイドロキノンを塗った後に紫外線を浴びると、シミになりやすくなると言われていますので、使用後の外出には充分注意したほうが良いでしょう。
③トラネキサム酸
トラネキサム酸は、おもに「肝斑」のシミを取る方法として有効だと言われています。
そばかすの治療としても、一定の効果はあるようです。
というのも、肝斑とそばかすの両方のシミがある人が多いと言われています。
④ビタミンC・ビタミンB2
ビタミンCには美白効果があり、メラニンの生成をおさえてくれます。
おもにシミ予防に効果を発揮しますが、できてしまったシミを薄くするはたらきもあると考えられます。
またビタミンB2は、肌の新陳代謝であるターンオーバーをうながしてくれます。
つまりメラニンを排出して、シミを薄くするはたらきがあると考えられるのです。
⑤L-システイン
L-システインはビタミンCと一緒に摂ることで、相乗効果を発揮してくれます。
メラニンの生成をおさえるだけでなく、できてしまったシミの色素を薄くする作用があると言われています。
また肌の新陳代謝を活発にして、メラニン色素の排出をうながす作用があると言われています。
⑥リコピン・アスタキサンチン
どちらも抗酸化作用の高い成分で、シミを取る効果があると言われている食べ物です。
体内で増えすぎた活性酸素を除去して、肌荒れなどを防いでくれます。
またメラニンの生成を抑えるはたらきもあると言われています。
リコピンは「トマト」、アスタキサンチンは「桜エビ」に多く含まれています。
皮膚科でシミを取ると保険は適用されるの?
美容外科や美容皮膚科でのレーザー治療は、ほとんどの場合は保険の適用はされません。
皮膚科での外用薬や内服薬などの治療も、基本的には保険の適用はないようです。
ただし「肝斑」「太田母斑」などの場合には、シミではなくアザの治療ということで、保険適用になるケースが多いようです。
一度、皮膚科で相談してみてはいかがでしょうか。
自分で思っているシミとは、種類がちがうこともあるようですよ。
シミを取る方法は存在した!
シミを取る方法をご紹介しました。
できてしまったシミは、取れないとあきらめていた人もいるのではないでしょうか。
レーザー治療はデメリットもあるし、やりたくないと思っている人は多いと思います。
シミを取る方法は、たしかに存在しました。
なんだか道が開けたような気がしますよね。
今回ご紹介した方法のほかにも、生活習慣を改善することでシミ改善や予防がきます。
日頃からの紫外線対策も大切ですから、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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あなたが白く美しい肌を取りもどせますように。