麻生派 谷垣グループの一部などと連携 新派閥目指す

麻生派 谷垣グループの一部などと連携 新派閥目指す
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自民党の麻生・副総理兼財務大臣ら、麻生派の幹部が18日夜に会合を開き、谷垣前幹事長を中心とするグループのうち、一部の閣僚経験者などと連携を進め、来月、新たな派閥の立ち上げでの合意を目指して調整することになりました。
自民党麻生派を率いる麻生・副総理兼財務大臣は「政治の安定には、党内の大きな政策集団による切磋琢磨(せっさたくま)が必要だ」として、党内最大派閥の細田派に匹敵する、保守・中道の派閥の形成に意欲を示しています。

麻生派は18日夜、麻生氏のほか、森元法務大臣、松本防災担当大臣ら幹部が会合を開き、麻生氏は、谷垣前幹事長を中心とするグループとの合流を模索したものの、けがでリハビリを続ける谷垣氏から、グループ全体での合流に慎重な考えが手紙で伝えられたことなどを報告しました。

ただ、グループのうち一部の閣僚経験者は合流に前向きなことから、そうした議員や無派閥議員との連携を進め、来月、新たな派閥の立ち上げでの合意を目指して調整することになりました。

また、麻生派は、山東元参議院副議長が会長を務める山東派とも、引き続き合流も含めて協議を進めていくことにしています。

一方、安倍総理大臣は18日夜、経済人との会食で都内の日本料理店を訪れ、東京都の小池知事や小泉元総理大臣、山崎元自民党副総裁らと会いました。出席者によりますと、会合は別々で偶然同じ店だったということで、あいさつ程度のやり取りがあったということです。