米で銃殺の映像を投稿した男 銃で自殺と警察が発表

米で銃殺の映像を投稿した男 銃で自殺と警察が発表
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アメリカ中西部のオハイオ州で福祉施設に勤める男が路上で男性を銃で撃って殺害する映像を交流サイト、フェイスブックに投稿したあと逃走していた事件で捜査当局は男が警察の追跡を受けたあと、銃で自殺したと発表しました。
オハイオ州クリーブランドで16日、福祉施設に勤める37歳の男が路上で面識がなかったと見られる74歳の男性を銃で撃って殺害し、その様子を撮影した映像を交流サイトのフェイスブックに投稿したあと、車で逃走しました。

捜査当局は情報提供者に懸賞金を提示するなどして男の行方を捜査していましたが、18日にオハイオ州の隣のペンシルベニア州の飲食店の駐車場で男が車の中にいるのを発見し、追跡して車を停止させようとしたところ、男は銃で自殺したと発表しました。

投稿した映像の中で男は、男性を殺害する前に女性の名前に触れて「彼女がこれからお前に起こることの原因だ」と話していて、警察は動機について引き続き調べることにしています。

この事件をめぐり、フェイスブックはホームページ上の声明で今後、こうした不適切な映像について利用者からの通報をより早く、容易に把握できるように仕組みを見直すことなどを明らかにしましたが、犯罪行為などの映像の投稿自体を防ぐのは容易ではなく、ソーシャルメディアの課題が浮き彫りになっています。

ザッカーバーグCEO 防止策に全力

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは18日、カリフォルニア州で行った開発者向けのイベントで、事件について触れたうえで「われわれはこうした悲劇が起きないよう、あらゆる努力を続けていくし、やるべきことはたくさんある」と述べ、防止策に全力を挙げる考えを示しました。