米Facebookは5月18日(現地時間)、カリフォルニア州サンノゼで開催の年次開発者会議「F8」で、ソーシャルVRアプリ「Facebook Spaces」を発表した。傘下のOculus VRの「Oculus Rift」と「Oculus Touch」で使えるβ版が同日Oculus Storeで公開された。
ユーザーが自分に似たアバターを作ってバーチャル空間上で友達とアバター同士で会話したり、ゲームや360度動画を楽しんだりできる。昨年10月の「Oculus Connect」でプロトタイプとして紹介したアバター機能を発展させたもののようだ。
自分の写真画像を使って自分に似たアバターを作れる。HMDとTouchの動きをアバターの表情に反映させ、笑ったり驚いたりさせることも可能。
バーチャル空間に3D画像を描くこともできる。また、非Oculus RiftユーザーとFacebook Messengerでアバターとしてメッセージングできる。
Facebookは「これは始まりに過ぎない」としており、フィードバックに基いて機能を追加していき、対応プラットフォームも拡大していくという。
マーク・ザッカーバーグCEOはF8の基調講演で、同社の次の目標は「コミュニティの構築」で、Facebookは「分断された世界」で人々を繋げることに、重要な役割を果たせると語った(同氏は2月に投稿した「Building Global Community」と題したメッセージでもその思想を語っている)。
Facebook Tipsさんの投稿 2017年4月17日
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