JPOPは、1993年から本格的に、ビジュアル系ロックバンドと小室ファミリーという2大勢力が席巻していく事になります。それでは、その1993年に誕生した数多いヒットソングの中から厳選して、名曲と思える歌を10曲まで紹介しましょう。
- No.1:LUNA SEA「Believe」
- No.2:trf「EZ DO DANCE」
- No.3:CHAGE & ASKA「YAH YAH YAH」
- No.4:ユニコーン「すばらしい日々」
- No.5:大黒摩季「チョット」
- No.6:松任谷由実「真夏の夜の夢」
- No.7:ZARD「負けないで」
- No.8:class「夏の日の1993」
- No.9:森田童子「ぼくたちの失敗」
- No.10:THE虎舞竜「ロード」
- 1993年のヒットソングのまとめ
No.1:LUNA SEA「Believe」
私がJPOPで、1・2を争うほど好きな歌がLUNA SEAの『Believe』です。歌・サウンド・ビジュアル全てにおいてパーフェクトな歌でした。このBelieveでは、夢と愛が同化するような歌で、愛する人に一緒になる事が夢なのか?それとも愛する人と一緒に夢を見たいのか?それとも両方なのか?
いくつもの選択肢が考えられるので、多くの方が共感出来る歌になっています。そのため、夢を追いかけている人が聴くのも良いですし、愛する人に告白する前に聴くのも良いでしょう。
No.2:trf「EZ DO DANCE」
小室ファミリーの快進撃の旗手とも言えるのが『trf』でしょう。trfの音楽やダンスは圧倒的な存在感で、当時は夢中になって聴いていました。そして、trfの『EZ DO DANCE』は、カウントダウンして歌が始まるのですが、そのカウントダウンする所が凄く好きでしたね。
この当時の小室哲哉さんの音楽に多くの日本人が夢中になりましたが、どのような優れた音楽であっても、いつかブームが冷めてしまう時がくるので少し寂しさを感じますね。
No.3:CHAGE & ASKA「YAH YAH YAH」
日本のテレビドラマ『振り返れば奴がいる』の主題歌にもなったのが、CHAGE & ASKAの『YAH YAH YAH』です。この歌の凄い所は、ここまで直球で喧嘩ごしの歌は他では見当たらないという所でしょう。
この歌を聴いてから、喧嘩しにいく人間はもしかしたら、いたのかもしれませんね。歌の中では良くても、実際には喧嘩はダメですよ。そしてiTunesで探したのですが、残念ながらオルゴールしかありませんでした。
No.4:ユニコーン「すばらしい日々」
ユニコーンの『すばらしい日々』は、素直に白状しますが、若い時は好きじゃなかったですね。所が大人になってから好きになった歌です。なぜなら、この歌は若いつもりでいる者が、いつの間にか年を取った事について歌っているからです。
若い時は共感出来ませんが、いつの間にか年を取って昔の日々を思い出してしまう年頃になったら、凄く共感出来て素晴らしい歌に聴こえます。
No.5:大黒摩季「チョット」
大黒摩季さんの『チョット』は、愛する人と別れた事に強がりを言っていますが、二度と愛せないように傷つけて欲しかったと少し矛盾した事を歌う曲になります。
恋愛は少し矛盾するものですから、恋愛を赤裸々に歌っている曲と言えますね。私はこの歌が好きだったのですが、驚いた事に相川七瀬さんがカバーしていました。確かに、この曲をカバーするのにこれほどふさわしいアーティストはいませんね。
No.6:松任谷由実「真夏の夜の夢」
実は私が初めて買ったCDが、松任谷由実さんの『真夏の夜の夢』でした。ラテンのような音楽と歌詞で、題名の通りで暑い夏の季節の夜に、聴くのにピッタリという感じがしますね。私にとって、松任谷由実さんの歌の中では『春よ来い』と同じぐらい好きな曲です(こちらの歌もオルゴールです)。
No.7:ZARD「負けないで」
ZARDの坂井泉水さんは、倉木麻衣さんにも強い影響を与えたアーティストでしたが、残念ながら若くして亡くなってしまいました。そのZARDの『負けないで』は、頑張っている人を応援する歌なので、よくマラソンに使われる事もあって、多くの方たちから愛されている歌です。
私自身は、走る事が嫌いなのですが、背中を強く押してくれる応援ソング『負けないで』は凄く好きですね。
No.8:class「夏の日の1993」
classの『夏の日の1993』ほど何年に発表されたのか分かる歌はないですね。まぁ、そんな話は置いといて、この歌は甘い歌声で好きな女性の変化を歌った曲です。そのため、女性の変化が大きく出る思春期の学生が聴くのにピッタリと言えるでしょう。
No.9:森田童子「ぼくたちの失敗」
森田童子さんの『ぼくたちの失敗』は、TVドラマ『高校教師』1993年版と2003年版の両方に主題歌として採用されたので、幅広い世代の方に知られています。この歌は、かすれるような寂しい歌声なので聴いていると切なくなりますね。この歌もオルゴールなので注意して下さい。
それにしても、失敗したって良いと思いますよ…人間だもの(相田みつをさん、すいません)。
No.10:THE虎舞竜「ロード」
THE虎舞竜の『ロード』は、出だしでハーモニカの音が鳴り響いて、寂しさと悲しみを誘います。そして2度と戻らぬ人に対して愛の言葉を訴えかけるような歌です。この歌は恋人と破局した直後に聞いたら泣いてしまうかもしれないので、要注意ですね!
1993年のヒットソングのまとめ
1993年は、ビジュアル系ロックバンドのLUNA SEAがメジャーで初のシングルを発売した年でビジュアル系ロックバンドの勢いが加速する年でもありましたが、小室ファミリーのtrfが活躍した年でもありました。
この年から、いよいよビジュアル系ロックバンドと小室ファミリーがJPOPを席巻していって、その勢いが止めようがないほど加速していく事になるのです。