yasuokaの日記: 「Orarioガラミで取得した単位は取り消す場合がある」
Orarioの芳本大樹が書いた『時間割アプリの「Orario」の特性と安全性について』(2017年4月17日)という文書を読んだ。このOrarioは、京都大学のKULASISにずっと不正アクセスを繰り返していて、正直なところ私(安岡孝一)としてはアタマに来ていたのだ。
大学が提供する情報が散在していることによる情報の取りこぼしや、スマホ最適化が行われていないことによる不便さを解消すべく、誰もが使いやすいシームレスな大学情報と連動した仕組みを作ろうと弊社メンバーが大学在学中に開発したアプリが「Orario」です。
ふざけるな。京都大学には全学生共通ポータルがあるだろう。あれを見て「情報の取りこぼしや、スマホ最適化が行われていない」などと主張するのは、いったい全体どういう料簡なんだ? それともOrarioは、京都大学のKUMOIやMyKULINEもサポートできるのか?
Orarioアプリでは「Webオートメーション(Webスクレイピング)」と呼ばれる技術を用いています。この技術により、利用者様のスマートフォン(にインストールされているOrarioアプリ)に学生アカウント(大学ID・パスワード)を入力すると、自動で当該利用者様の教務用ページから時間割の生成に必要な情報のみを取得し、Orarioアプリの時間割テーブルに当該利用者様の時間割を生成・表示することができるという仕組みとなっています。
全く信用できない。少なくとも先月以前、OrarioからKULASISへのアクセスパターンを解析した限りでは、そんな風なアクセスパターンには見えなかった。嘘を書くのもいい加減にしろ。
弊社アプリ「Orario」について、大学関係者様の適切なご理解を賜れますよう、また、利用者様により一層安全にご利用いただけますよう努力してまいりますので、何卒よろしくお願い致します。
京都大学の「関係者様」の一人として、私個人はOrarioの使用を禁止する。少なくとも私の講義に関しては禁止する。今後「Orarioガラミで取得した単位は取り消す場合がある」ので、受講生はそのつもりで。
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