LB-J321E-SSD2
持ち運び・処理速度も快適なモバイルノート
販売価格:59,800円(税別)
240GB SSDを搭載した13.3型モバイルノートが5万円台で!重さ1.4kgで持ち運びしやすく、部屋においてもすっきり。普段は自宅、たまに持ち出したいという人にもオススメの一台です。
こんにちは、さえりです。
最近、「プログラミングは小学生でも必須科目になるかも」とか「人工知能が発達して人間の仕事をなくすかも」といった未来的な話を耳にしますが、みなさんはどう思いますか?
わたしはこう思っていました。
「いや、ちょっと待って。そもそもプログラミングって何!? エンジニアとどう違うの!? プログラミング書ける人って何ができるの!? ぜんぜんわかんないんだけど!」
友人に一度「プログラミングって何?」って聞いたら、鼻で笑われた後に「プログラムを書くことだよ」と冷たく言われて、(いや、書くとかはわかるんだけど…。それが結局何をしていて、何ができて、それができることで何になるかがわかんないんだってゔぁ)と思いながら「なるほどぉ」と答えたんですね。
いやさすがにわたしにも、なんとなくWebサイトを作る人とかそういうイメージはあるんです。ただ、聞くところによると、こういうのをつくるのもプログラミング(の一種)らしいとか…。ああ、思考が迷宮入りしてきたかも…。
ハッピーバレンタイン
— 池澤あやか / いけあや (@ikeay) 2017年2月13日
今年はキラキラ光るキュートなチョコレートをつくりました pic.twitter.com/9in5mEwkbd
……わからん。もはや何が“プログラミング”なのかわたしにはわからん。
みなさんは本当にわかってますか……?
正直聞きづらい空気あるじゃないですか。そんなことも知らないノォ? みたいな空気。
それに、「人工知能が発達してさぁ、人間の仕事をなくしちゃうらしいじゃん」みたいな話もよく聞くようになりました。最近では人工知能がコールセンターで活用されたり、自動運転をしてくれたりと、様々なテクノロジーの活用がすでに行われているようなんですよね。ぜんぶ聞いた話だけど。
完全に文系のわたしは、手塚治虫のSF漫画的なああいう話を聞きながらも「そんな将来くるわけないだろ。まだ2017年だぞ!車も空飛んでないし!」と思っていたのですが、実際には2045年までにテクノロジーが進歩して社会が大きく変わるのではないかと言われているそう。AIがAIを作るとかホント? 私以外、私じゃないの?
来るべきその日に…Xデーに備えて、そんなときのために子供にはプログラミングを勉強させたほうがいいのかもしれません。って本当?
……すべての疑問を払拭すべく、今回はタレントでプログラマーの池澤あやかさんにお話を伺ってきました。
お話を聞かせてくれた人:池澤あやかさん
タレント/プログラマー。2006年の第6回東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞を受賞、女優としてデビュー。芸能活動を続けながら慶應義塾大学環境情報学部(SFC)に入学し、プログラミングと出会う。現在は、プログラミングができるタレントとして活躍中。
お話を聞く人:さえり
フリーライター。計算があまりにも苦手なせいで、数字の話をされている間はなにも聞こえなくなるという特異体質。ITベンチャー企業に勤めていたとき、プログラミングの話をされたときは笑ってやり過ごしていたタイプの人間。
今日はよろしくお願いします!
早速ですが、プログラミングってなんですか? エンジニアと何が違うんですか? プログラミングを勉強したらどうなるんですか?プログラミングができないと将来食べられなくなりますか? 数学が苦手でもプログラミングってできますか?
(多い)
では、ひとつずついきましょう!
まずはプログラミングとは、「コンピューターにこれをしてください」ってお願いするための言葉です。人間にお願いするときは雑に「アレ、いい感じにやっといて」って言っても通じるじゃないですか。でもコンピューターは正確に決まった形でお願いしなければならなくて。プログラムを書く、というのはそういう言葉を書くということですね。
あー、流行りの「忖度」とは真逆の。具体的なお願いごとを指示するためのそういうプログラム(命令)を書く人がプログラマーってことですね。ちなみにプログラマーとエンジニアって違うんですか?
車を修理する人とかも「エンジニア」っていうんですよ。分かりやすく言うと、大きなくくりがエンジニアで、その中にプログラマーが入るっていう感じですね。
ふむ……。お弁当箱がエンジニアで、オカズがプログラマーみたいな…。プログラミングってどんなところで使われているんですか? Webサイトを作るとか?
もちろんWebサイト制作でもプログラムは使います!でもそれ以外にもいろいろなところで活用されていて。
たとえば……、わたしが以前大学の卒業制作で作ったもので魚を好きな方向に泳がせることができる装置があるんですが……。
魚には水流に逆らって泳ぐという性質があるのですが、水流を判断するために、周りの景色の変化を観察しているそうです。
この性質を利用して、人がセンサーを触ると魚に見えている景色を右回り・左回りに流れるように変化させることで、魚の泳ぐ方向をコントロールする仕組みを作りました。
なるほど……。魚を自由自在に自分の行きたい方向に泳がせることができる……。神になった気分になれそう……。
他にも生活の身近な例を挙げると、たとえばトイレの蓋が自動で開閉したり、水が勝手に流れたり、コンビニに入る時の自動ドアとかもプログラミングによって動いているんですよ。
あれもプログラミングなんですね! んーと、じゃあコンピューターを動かすためには必ずプログラミングが必要ってことですか?
そうですね。
じゃあ世の中にはとんでもない人数のプログラマーがいるってことですね!?
なんだかそこまで聞いているとプログラマーってなんでもできるんじゃないかって気がしてきました。自分の不便なことを自分で解決できちゃいそうな……。
もちろんできることは限られますが、自分で作りたいものを自分で実現することはできますよ。
じゃあ、たとえば自分の好きなゲームを自分で作ることとかもできるんですか?
できますね。
じゃあ雨の日に絶対に傘を忘れないようにするとか、
できますね。
朝必ず起きられるようにするとか……、
できます。
ついでに彼氏見つけてきてもらうとか……。
それは自分でやってください……。
はい……。
プログラムにも、もちろんできることとできないことはありますよ。自分で仕組みをしっかり考えられるなら作ることができます。たとえば、先ほど聞かれた「朝起きるシステム」はわたしも作ったことがあるんです。目覚ましがなると、隣においたドラがバシンバシン鳴って起こしてくれるっていう(笑)。
中華一番感ありますね。わたしはスマホの目覚ましを1分ごとに設定するしかできないからドラでも羨ましい……。布団を剥がしてくれるとかもできるんですか?
動きの仕組みさえ考えればできますよ。もちろん、アイディアと自分ができることのせめぎあいなのですが……。
え〜、すごい。なんでも不便なこと解決できちゃいそうですよね。
けどやっぱりプログラミングって難しいですよね。理系の人にしかできないイメージがあります。池澤さんはいつからプログラミングをはじめたんですか?
わたしが始めたのは大学の時ですね。わたしもともと文系で、プログラマーになりたい! と思っていたわけでも親の教育が影響していたわけでもなくて。慶応大学のSFCっていうところに通っていたんですが、ここは文理融合学部と呼ばれていて文系と理系の境目があまりなかったんです。それでたまたま所属した研究室がわりと理系よりの電子工作やプログラミングが必要なところだったんですよね。
なぜその研究室を選んだんですか?
先輩が作った作品で、「チュッパチャップスに味を加えるっていうデバイス」があったんですよ。シュワシュワする振動を与えて、炭酸風味みたいなのを加えるんですけど、実際食べてみると本当にシュワシュワして。それを見てわたしも「おもしろデバイスを作りたい!」と思って。
そこから必死に勉強しました。卒業制作では先ほど紹介したように、魚を自由自在に動かすプログラムなどが書けるようになりましたね。
理系じゃなくても頑張ればできるものなんですね……。わたし数学がすごく苦手で、数字のこと考えるだけでもお腹が痛くなるんですけど、そういう人でもできるようになるんでしょうか?
プログラムには二種類あって、数学が必要な領域と必要じゃない領域があるんです。たとえばアプリの開発などであれば、論理構造さえ組み立てられたら、文系の人でも作れるようになりますね。
一方で、プロジェクションマッピングとかをやろうとすると……数学は必須ですね。何か物が破裂するという映像を作りたかったら、物が破裂するとどう動くかを物理法則で計算して……と、かなり難しいので……。
文系でも、アプリやWebならつくれるようになると思いますよ。電子工作も簡単なものならすぐ出来るようになると思います。
電子工作っていうのはどういう勉強が必要なんでしょう……?
オームの法則って学校で勉強しませんでしたか? V=IRとかなんか「電気」にまつわるやつ。
あ〜なんかやりました! もうすっっっっっかり忘れましたけど、マークだけ覚えてます。これでしょΩ、これΩ。どせいさんの鼻みたいな。
そうです(笑)。電気の勉強をして電子工作とかができるようになって、アプリも作れるようになってくるじゃないですか。すると、今流行りのIoTをとかも作れるようになりますね。
IoT! ってのもよく聞くんですけど、IoTってなんですか……? あいおーてぃー……?
「Internet of Things(モノのインターネット)」という名前の略称なんですが、その名の通り、物がインターネットにつながることなんです。
たとえば、体調の心拍なんかを記録して、アプリ側のほうで健康状態を管理できるようになるとか。アプリとデバイスがセットみたいなものですね。
ふむ……。普段から趣味としてもものづくりをしているんですか?
わたしは今タレント業とエンジニア業の二足のわらじを履いているのですが、空いた時間で「光るチョコ」とか「ポッキーゲームマシーン」みたいなネタプログラムなんかもちょっと作ったり……。
あ、そうでした! 光るチョコ、見させていただいたのですが……、あれって何がどうなってどうなってるんですか? パソコンにつないでいるわけじゃないですもんね。
そうですね。これはいろんな色に光るLEDを9個用意して、光らせるためのプログラミングを「マイコン(マイクロコンピューターの略)」に書いて埋め込んだんです。
へー! 自分で思い描いたものを自分で作れるとなれば相当面白そうですよね。
ど〜〜〜んなものでも自分で作れるってなったら、池澤さんは何をやりたいですか?
うーん。もしできるなら映像で空間を沸かす「VJ」をやりたかったですね。今のわたしのスキルじゃ難しいんですが……。やっぱりプロジェクションマッピングとかも作ってみたいですし、別分野だと機械学習も勉強したいです。だから中高生のころ数学をもっと真面目に勉強しておけばよかったなーと思いますね(笑)。
なるほど。たしかにあのころ「なんで数学なんかやるんだ」「なんでΩなんて勉強するんだ」と思ってましたもんね……。
あのころから「これを勉強したらプロジェクションマッピングが作れるようになるかも」と思っていたら、もうちょっとモチベーション高く勉強できたかな? って今聞いていて思いました。
そうなんですよね。そういう意味では小さいころから子どもたちがプログラミングに触れるのはすごくいいことだと思っています!
あと聞きたいことがあったんですが……。「人工知能」が人間の仕事を奪うかもしれないみたいな話ってよく聞くようになったじゃないですか。そんな未来って本当にくるんでしょうか?
近い将来、訪れる世界だと思いますよ。機械がやったほうがいいなっていう仕事はたくさんあるので、特定のある分野では人間が働かなくてよくなるかもしれません。ちょうどその議論が世界的に盛んになっているんでしょうね。良し悪しがきっとあるでしょうし。
将来的には、冷蔵庫の中に何が足りないかを見ておいて勝手に補充してくれたり、ドローンの登場によって短時間でものを運んでくれたりと、いろんなことが可能になるといわれていますしね。
なんかもう、ドラえもんの道具みたいですね。リアルタイムで翻訳してくれる、Google翻訳のカメラアプリもすごいですよね。
……でも、そういうことを可能にしているのは「プログラマー」がいるからなんですよね?
そうですね。コンピューターに仕事を取られる側ではなく、コンピューターを操る側にならないといけないなと思います。人工知能も目的を与えるのは人間なので、プログラマーになるというのは「コンピューターに目的を与える側の人間になる」というか。
かなり有利ですね……。プログラミングを覚えれば仕事を取られることなく一生食べていけそう。
あと、どういう分野がコンピューターに取って代わられる分野で、どういう分野は生き残ってっていうのとかが、テクノロジーに触れているとなんとなくわかりますね。それもすごく有利なことだなって思います。
そういえばどこかの記事で、テクノロジーが進化してもなくならないのがスナックのママだという話が出ていました。人の話を聞くこととか、情緒をもたせたりするのは人工知能には難しいとか……。
たとえば、プログラミングができるスナックのママとか最強かもしれないなぁ……。カラオケもうまいし、働く人のストレスも解消できるし。未来の大人の社交場になりそう!
それ最強ですね! わたしもタレント業と両立していますが、やりたい仕事と両立できるのもプログラマーになるメリットです。
たしかに! 売れないバンドマンだけど、プログラミングできてめっちゃ稼いでるとかもいいなぁ。
うんうん、そうですね。わたしがもし親だったらやっぱりプログラミングは勉強させたいです。そもそも「あれも作れるかも!」とか「これはこうしたらいいんじゃないか」という好奇心が湧いたり自分で考える力が養われると思いますし。
数学を勉強してもっと格好いいもの作りたい! とか、 論文読むためにも英語も勉強したい!とか、いろんな分野に興味関心をもって主体的に、かつ楽しみながら取り組めるようになるのは大きな武器になるでしょうね。
たしかに、大事なことかもしれない!
そういう意味では、幼少期からパソコンに触れて、柔軟な時期にもうちょっといろんな人たちがプログラミングに興味を持ってくれたらいいなぁと思いますね。
もし本当にそんな世界が訪れるんだったら、いまこうやってせっせと記事を書くよりも、急いでプログラミングの勉強をして、自分の過去記事を全部読み取らせてわたしの代わりに記事をかいてくれるプログラムを書けるようになった方がいいような気がしてきました。
それでわたし自身は仕事を受けるところまでやってあとはハワイでのんびりココナッツジュースを飲みながら暮らして……
あ〜〜〜〜。
残念ながら今の技術ではそれは難しいですね……。ストレートニュースみたいな事実だけを伝える文章は生成できるんですけど、面白い文章に仕上げるとかそういうのはまだ難しいと思います。
えっ、あっ。ここまでできることばっかりだったのに……。
真面目に働きます……。今日はありがとうございました!
取材を通じてプログラマーという人たちが何をしているのか、ほ〜〜〜〜〜〜んの少しだけわかったような気がします。
「2045年問題」をはじめとして、時代がテクノロジーで変化するころわたしたちはちょうど親世代に当たるはず。子どもたちの未来のためにも正しい知識を早いうちにつけておきたいなと感じた取材でした。
コンピューターに操られる人間になるのではなく、コンピューターを操る側の人間になりましょう〜! それではまたね!
はじめてのプログラミングは
「mouse」と。
持ち運び・処理速度も快適なモバイルノート
販売価格:59,800円(税別)
240GB SSDを搭載した13.3型モバイルノートが5万円台で!重さ1.4kgで持ち運びしやすく、部屋においてもすっきり。普段は自宅、たまに持ち出したいという人にもオススメの一台です。
マルチに使える一台ならこれ!
販売価格:94,800円(税別)
最新スペックを凝縮しつつ、10万円以下の手頃な価格を実現したフルHD液晶採用のノート。Core i7 CPUに8GBのメモリ、240GBのSSDで、写真や動画の編集にチャレンジしたい方にオススメ。