日本人の食事には、意外と塩分が多く含まれていて、実際に塩分を摂り過ぎている人は多いようです。
醤油や味噌には塩分が多く含まれていることはよく知られていますが、自分では意識しないところで、日常的に口にする身近な食品で塩分を摂り過ぎていることがあるのです。
そこで、ヘルシーに見えて意外と塩分の多い食品をご紹介します。
塩分を摂り過ぎると
塩分を摂りすぎてしまうと喉の渇いたり、高血圧などの生活習慣病を呼び起こします。塩分と関わりの強い疾患を抱えている人では、塩分の摂取制限が行われていることもあります。
塩分は「むくみ」を引き起こす原因にもなり、女性の美容やダイエットの大敵です。
塩分が上手く排出されずにむくみが続き悪化すると、セルライトの原因になってしまいます。
1.パン
出典:pixabay.com
パンを食べても、しょっぱさはほとんど感じませんが、実は製造の過程で塩が混ぜられています。6枚切りの食パン1切れで約0.8gも含まれています。
そこに、塩分を含むバターをつけて食べるとなると、塩分摂取量はさらに多くなってしまいます。
パンの味付けには、塩が使われていないジャムを使うなど、工夫をするとよいでしょう。
2.コンソメ
スープの元となるコンソメですが、実は塩分が大量に含まれています。
「コンソメベースの野菜スープ」というと、一見ヘルシーに見えますが、塩分の量はかなり多いのです。
さらに缶詰やインスタントのスープは、手軽で味も美味しいのですが、その味を作り出し保存するために、大量の塩分を含んでいます。
3.ナチュラルチーズ
出典:pixabay.com
ナチュラルチーズは、味付けをしたり正常に発酵熟成させるために、製造過程で塩が加えられています。
パスタにかけると美味しいパルメザンチーズには、大さじ1杯あたり約0.2gの塩が含まれています。ブルーチーズやゴーダチーズも比較的塩分量が多くなっています。
クリームチーズやカッテージチーズは塩分量が少ないので、参考にしてみてください。
4.うどん・そうめん
加工食品のなかでも、1食あたりの塩分量が多いのは、うどんやそうめんなどの麺類です。
厚生労働省が打ち出している1日の塩分の摂取基準10gの1/3を麺類1食だけで摂ることになります。
うどんなどに塩が使われるのは、麺のコシを出すためです。
5.ノンオイルドレッシング
出典:pixabay.com
カロリーが低く、ダイエットの味方になってくれるノンオイルドレッシングには、塩分や糖分が多めに入っているものもあります。
それに比べると、サウザンアイランドやフレンチドレッシングの塩分量は、大さじ1杯あたり約0.4gしかありません。
塩分が気になる方は、洋風ドレッシングを選ぶことがおすすめです。
6.鶏の胸肉
ヘルシーとされている鶏の胸肉は、実は塩分が多く含まれています。
とくにレストランで出されてくるチキンには、1食で500mgものナトリウムを含みます。
7.薬
出典:pixabay.com
実は薬の中にもナトリウムが入っています。
「重炭酸」、もしくは「炭酸塩」として表記されています。
薬を購入する時は、薬剤師に聞いたりラベルを確認するようにしましょう。
塩分の多い食事のあとはチョコレートがおすすめ
出典:amazon.co.jp
カカオ分60%以上のチョコレートを、濃い味の食事の後に食べるのがおすすめです。
チョコレートに含まれるポリフェノールとフラボノイドが、病気予防に役立ってくれます。
ポリフェノールやフラボノイドは体の中の活性酸素を除去したり、悪玉コレステロールを抑え心臓疾患や動脈硬化を防いでくれるのです。