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 18日午前11時ごろ、京都市中京区にある二条城の国宝・二の丸御殿内で、焦げ茶色の粉がまかれているのを、城を管理する市の元離宮二条城事務所の職員が見つけた。職員らが城内を点検したところ、御殿内や近くの特別名勝・二の丸庭園内の計数十カ所に、同様の粉がまかれているのを見つけたという。

 同事務所は、午後2時ごろから二の丸御殿の入場を休止。御殿の周辺にはあちこちに粉がまかれており、カレーのようなにおいがするという。通報を受けた京都府警が、文化財保護法違反容疑で粉の成分などを調べている。