私たち日本人の食文化の代表と言っても過言ではない「梅干し」。
梅干しは昔から身体に良いものとされ、今でもそれは変わらずに健康食品として多くの方から愛されている食べ物で、日持ちもとってもするため、保存食としても人気の高い食品です。
あの酸っぱさが苦手・・という方も、今では様々な梅干しがありますから、「はちみつ漬け」などであれば抵抗なく食べれるものもたくさんありますよね。
また、梅干しは昔から「医者要らず」と呼ばれるほど身体に良い食品なんです!
今回はそんな梅干しがもたらす身体への効果や、意外と知らなかった驚くべき効能、また、食べる際の注意点などを詳しくご紹介!さっそくご覧ください!
梅干しに含まれる成分
●有機酸がとっても豊富!
クエン酸・リンゴ酸・コハク酸・酒石酸・ピルビン酸などの有機酸が詰まっています。
●ミネラルも豊富!
タンパク質・カルシウム・カリウム・リン・鉄
●ビタミンがこんなにたくさん!
ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC
有機酸の力で健康管理バッチリ!
有機酸とは炭酸を主な成分とした酸の性質を持つ有機物のことです。
梅干しにはこの有機酸が豊富に含まれていることから、以下のような効果に期待が出来ます。
①食中毒予防
腸内が酸性に保たれることで、食中毒に繋がる菌の増殖予防に繋がるため、食中毒などの危険な病気から身を守り、また、大腸がんなどの予防にも効果があるとされています。
②疲れ対策や疲労回復に
有機酸の中の一つとして「クエン酸」があげられますが、梅干しにはクエン酸がたっぷり!
このクエン酸を摂取することで、体内のエネルギー代謝が高まり、疲労が溜まらない、疲れが取れるなどといった嬉しい効果があります。
③食欲増進効果や風邪予防
梅干しには唾液を分泌してくれるクエン酸が多く含まれていることから、食欲増進に効果を発揮します。
夏バテなどの食欲が無くなる時期などにはもってこいの食材ですね。
また、唾液が分泌され、口内が潤うことで、口内や喉の乾燥を防ぎ、風邪予防にもとても効果的なんです。
④ピルビン酸で肝機能を丈夫に保つ
梅干しに含まれるピルビン酸には、肝機能を強化する効果があります。
飲みすぎてしまった日や、肝臓に負担をかけてしまう事が多い食生活を送られている方には、梅干しを積極的に摂取すると良いですね。
有機酸だけじゃない!ビタミンやミネラルによる効果
梅干しはクエン酸などの有機酸がとても豊富なことから、身体に嬉しい効果がたくさんあることがわかりましたが、梅干しに隠された力はまだまだそんなものだけには留まりません。
梅干しにはビタミンやミネラルも多く含まれていることから、以下のような効果もあります。
①女性に嬉しい!肌改善効果
梅干しにはビタミンEなどの抗酸化作用のある成分が含まれていることから、実はお肌にとっても良い食品なんです。
また、クエン酸を摂取することで内臓が健康に保たれますから、内面からキレイになって老廃物が溜まりずらくなり、その結果が肌改善にも繋がります。
②歯や骨を丈夫に保ってくれる!
歯や骨に良い、と聞くと、一般的には牛乳や小魚、リンゴなどの食品が先に浮かんできがちですが、実は梅干しもカルシウムを多く含んでいるんです。
カルシウム量で言うならばなんとリンゴの4倍ものカルシウム量が含まれています。
しかもそれだけではなく、ミネラルが多いのも梅干しの特徴。
カルシウムは体内に吸収されにくいことが難点ですが、そのカルシウムの吸収率をアップしてくれるクエン酸が同時に摂取できるため、とにかく良いこと尽くしというわけです。
食べ過ぎや梅干しの選び方に要注意?!
そんな健康に絶大な効果を発揮してくれる梅干しですが、梅干しは1粒あたりの塩分量が2g~4gと塩分が多いので、食べ過ぎは塩分過多になるためNGです。
ちなみに日本人の1日の塩分摂取量の平均は10.2gとされているため、梅干しを1個食べるたけでかなりの塩分摂取をすることになりますね。
塩分を多く含む梅干しは保存性に優れているため、とても長い期間日持ちがすることがメリットなのですが、食べても問題のない量は1日1~2個です。
ただし、近頃は減塩された梅干しや、完全無塩の梅干しなど、減塩を重視した梅干しなども多く存在するため、1日あたりもう少し梅干しが食べたい・・!と思われる方には、減塩の梅干しがおススメです。
梅干しの保存方法は?
減塩された梅干しはその名の通り塩分が少ないため、保存性に優れていないことがデメリット。
保存する際には必ず冷蔵庫を利用しましょう。
減塩されていない梅干しに関しても冷蔵保存が好ましいですが、もしもお家の中に涼しい空間などがある場合は、その空間を利用して保存しても問題はありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
梅干しには細かな健康管理から美容、また大きな病気予防など、驚く程に多くの健康管理などに効果を発揮します。
塩分過多に注意しながら、自分の好みにあった梅干しを見つけて、日々のお料理やお弁当などに上手に取り入れ、梅干しで健康な身体作りを目指しましょう!