「知的生活の方法」渡部昇一さん死去

「知的生活の方法」渡部昇一さん死去
k10010952431_201704181309_201704181320.mp4
保守派の論客として知られ、「知的生活の方法」がベストセラーになった上智大学の渡部昇一名誉教授が、17日、東京都内の自宅で亡くなりました。86歳でした。
渡部さんは山形県出身で、上智大学の大学院を修了したあと、ドイツの大学で博士号を取得し、英語学者として長年、上智大学で教べんを執りました。

専門の英語学以外でも多くの著作を発表し、「腐敗の時代」で日本エッセイストクラブ賞を受賞したほか、昭和51年に出した「知的生活の方法」がベストセラーになりました。

保守派の論客としても知られ、歴史認識や教育論、生命倫理などに関しても雑誌や新聞で積極的に発言しました。去年11月には天皇陛下の退位などを検討する政府の有識者会議のヒアリングに参加して意見を述べるなど、最近まで言論活動を続けていましたが、上智大学によりますと、17日、東京都内の自宅で亡くなったということです。