「協会ビジネスモデル・仕組みの運営上のツボは?!」
①組織の分離(「〇〇セラピストアカデミー」「〇〇セラピスト協会」)
②課金方法の分離(フロー課金とストック課金)
③バックエンドサービス(ストック課金)の少額化
①は、必ずしも絶対条件ではないと思うのですが、運営者に聞くと
「別組織の方がいい!
試験を実施・合格判定する機関と、対策講座を運営する機関が同じだと、信用されない!」
だそうです。
②は、リスク管理上、可能ならば、実施したいですね。
③は、一番の「キモ」になるかと思います。
「商売は値付けだ!!! 先人の格言」
この金額の値付けが、ビジネスの成否を決める!!と言っても過言ではないのではないでしょうか?
入会後、積極的に活動しない多数の会員さんに、会員を続けてもらうのが狙いです。
スポーツジムと同じですね。
会費を払った後、行かなくなり、それでも、退会されないのがビジネス的には理想ですよね。
もっと、悪質?な例で言うと、携帯電話を買い替える際に、
「端末を無料にするために、このサービス入っていただくことが条件です。
最初の3か月は無料ですので、3か月後に退会していただければ結構です。
月額300円になります」
そのまま、スルーして、とうぶん気づきませんよね?
支払いも携帯料金に含まれているので、明細を見ないと分からない。
という「アレ」です。
個人的には、ほとんど「詐欺」かと思いますが・・
このスキームが成立するには、会費が高額でないこと!がポイントになります。
高額だと、引き落としされる際に気づいてしまいます!!
また、一度退会したら、再入会するのに、受験をしてもらいます!としておくのも重要ですね。
「年1万なら、そのままでもいいかな・・」と思わせることも可能となります。
ただし、会費が安過ぎると、ビジネスが立ち行かなくなります。
退会率と利益率をバランスの中で、ちょうどいい値付けが出来るかがポイントですね。
「協会ビジネスモデル・仕組みで、お客(生徒)から見たメリット・特典は?!」
メリットがなければ、誰も、入学・入会しませんね。
「〇〇セラピストアカデミー」
「メリット」
・〇〇セラピスト検定の受験資格を得る
・上級講座の受講資格を得る
・その資格が有名・オーソライズ化されていればステータスになる
(実益がある。Ex.就職試験にプラスになる。英検1級を持っている!!!とか。)
・向学心を満たせる
「〇〇セラピスト協会」
「メリット」
・会報誌がもらえる(最新情報)
・サロン・ショップの開店の相談・フォローをしてもらえる
・スクール開校の相談・フォローをしてもらえる
・就職先を紹介してもらえる
といったメリット・特典を手にすることができます。
「協会ビジネスモデル・仕組みの運営上のコストは?!」
課金ポイントは分かったかと思いますが、コスト面はどうなるのでしょうか?
「〇〇セラピストアカデミー」
・教材費(レジュメの紙ペラだけ!とかにすると、高級感が出ず、講座価格をUPできません)
・広告費・家賃(どのビジネスでも必須)
・人件費(これが高い!!)
WEB広告を出して、WEBで申し込みを受け付けるWEB完結型の場合、どうしても、講座価格は「定額化」してしまいます。
10万・20万~50万・100万レベルになりますと、どうしても、営業マンによるサービス説明・営業トークが必須となります。
逆に、携帯電話型モデルにして、WEB完結型の廉価モデルにして、協会の年会費で課金するモデルも「あり」かと思います。
「〇〇セラピスト協会」
・会報誌の発行(送付)費用
・広告費・家賃(どのビジネスでも必須)
・人件費(少人数で運営可能)
といったところでしょうか?
「協会ビジネスモデル・仕組みの利益率は?!」
協会ビジネスの課金・コスト面を、ご覧になり、気づきませんか?
そうです!!
「〇〇セラピストアカデミー」→高コスト
「〇〇セラピスト協会」→低コスト
なのです!!
したがって、
「〇〇セラピストアカデミー」→高額
「〇〇セラピスト協会」→低額
となります。
管理人が関与していた協会ビジネス団体も、
スクール事業:利益率5~10%程度がやっと
協会ビジネス:驚異の利益率40~60%!!
ネットビジネスも腰を抜かす利益率です!!
なにせ、年に数回、会報誌を発行するくらいですから・・・
「協会ビジネスモデル・仕組みの発展・継続するためのポイントは?!」
何と言っても、
新規会員の獲得!!
既存会員の流出阻止!
に尽きますね。
管理人が関与した協会は、どちらも、右肩下がりの青色吐息・・・
でも、今までのストック分が強烈なので、まだ、当分の間は、大幅な黒字でしょうが、利益額は減少の一途・・・
一般社団法人を使ってブランディング化をしたり、いろいろ工夫の必要ありですかね。
「まとめ」
・協会ビジネスは、儲かる可能性はある
・出尽くし感があるので、新規・ニッチな商材を見つける必要あり
・会員化するなど、ストック課金できるとビジネスが安定する