(リポーター)NEXTINNOVATION社長朝比奈恒介容疑者逮捕です。
(山上)NEXTINNOVATIONに戻ってきてくれないか?
(徹)僕はNEXTINNOVATIONに戻る。
(真琴)私研究所に行きます。
仕事できるようになりたいです。
(徹)いいんじゃないか。
(山上)分かってますよ。
こんな死にかけの会社に戻ってくれなんて頼む方がおかしい。
・
(遙香)日向さんには会おうと思えば会えるじゃん。
だから会いたくないの。
会ったら仕事頑張れなくなっちゃうし。
何か向こうがどう思ってんのかぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ考えんのが嫌なの。
うん。
・
(主任)夏井さん。
はい。
あっ。
後でかけ直すね。
(主任)人工多能性幹細胞の凍結融解お願いできる?はい。
やります。
(主任)そのガッツは向こうでも戦力になりますね。
はい?
(主任)夏井さんの勤務地決まりましたよ。
リオデジャネイロ連邦大学との合同開発室です。
はい?ブラジルですよ。
地球の裏側。
(徹)朝比奈。
昨日も会ってくれなかったよ。
(燿子)ハァー。
私も会えてない。
弁護士さんの話だとやっぱり実刑だろうって。
2年ぐらい。
(燿子)夏井さんには会ってるの?ちゃんと言ったんでしょ?僕が会いたかったのは君だって。
(徹)言えなかった。
(燿子)えっ!?あいつは仕事がしたいらしい。
あいつなりに自分の能力見極めて頑張ろうとしている。
だから応援してやろうと思ってる。
あんたバカ?えっ!?どうして自分の気持ち言わないのよ。
夏井さんだってね。
あいつは僕に同情したんだ。
全部なくした僕に同情してついてきたんだ。
ほら。
困っている人がいると妙に張り切るくそ真面目の学級委員タイプだから。
ホントにすいません。
勝手に辞めちゃって。
(小川)ハハハ。
いいきっかけですよ。
僕たちもそろそろ自立しなきゃね。
(安岡)あっ。
俺今社長なんです。
CEO。
えっ!?あっ。
安岡社長すごい。
わあー。
(安岡)ごめんね。
私物勝手にまとめちゃって。
あっいえ。
あの。
ホントにありがとうございます。
あの。
それで写真ありませんでしたか?あの小さい写真立てに入った写真。
(安岡)あっ。
ばたばたしてたから。
捜しとくね。
すいません。
あっそうだ。
私鍵返しに来たんでした。
(安岡)持っててくださいよ。
ここはもともと日向さんと夏井さんの会社なんだから。
あっ。
はい。
(細木)あっ。
そろそろ日向さんの会見だ。
(男性)記者会見を始めさせていただきます。
どうぞ。
本日はお忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございます。
NEXTINNOVATIONの代表取締役社長に復帰いたしました日向徹です。
(刑務官)今日の夕刊どうしても見てくれって。
いつもの男が言ってたぞ。
《具体的な再建策についてはこれから探っていきます》《今言えることはNEXTINNOVATIONを存続させる》《それだけです》
(記者)《無責任過ぎませんか?》
(朝比奈)あいつ何やってんだ?何してんの?私。
会っちゃったらどうすんの?フゥー。
あっ…。
あっ。
で?そっちはどうだ?あっ。
自分の仕事って感じで充実してます。
そうか。
よかったな。
はい。
日向さん大変そうですね。
ああ。
今度ばかりは打つ手はないかもなぁ。
駄目ですよ。
NEXTINNOVATIONに日向さんと朝比奈さん揃うの期待してる人結構いると思うんです。
まあ私はあの。
地球の裏側にいるので見られないですけど。
えっ!?勤務地決まったんです。
春からリオデジャネイロ。
いきなりブラジルって笑えますよね?アハハ。
別に。
全然笑えない。
何だ?それは。
行くのか?えっ?行くに決まってるじゃないですか。
ハハッ。
はい。
陰ながら応援してますんで。
じゃあまたあの。
どこかで。
どこかでって何だ!何だ!その態度は。
一流企業に就職が決まった途端それか?ハァー。
ブラジルって。
ハハッ。
確かに笑えるな。
お前の仕事はそんなところに行ってまでするほどの価値がある仕事か!しょせん大企業の末端で毎日ただ標本眺めて記録するだけの単純作業じゃないか!はあ?いいですね!そちらはクリエーティブなお仕事で。
ぱっと思い付いたことちゃっとやって何億円?でもだから新聞にうさんくさいとか書かれるんですよ。
でもこれは僕にしかできない仕事だ。
お前のやってることなんて誰にだってできるじゃないか!ハハッ。
誰にでもできますよ。
だから呼ばれたんですよ。
でもやります。
これが私の仕事だから!ブラジルでもどこでも行きますよ!ああ。
勝手に行け!
(刑務官)315番。
3号室へ入れ。
朝比奈。
朝比奈!
(朝比奈)NEXTINNOVATIONは捨てろ。
お前はやり直せる。
NEXTINNOVATIONは絶対になくさない。
だから帰ってこい。
徹…。
徹。
本当にすまなかった!すまなかった。
うーん。
うん。
頼むから寝かせてよ。
もしもし。
もしもし?あっ!?はい。
こないだは悪かった。
えっ?人の仕事をバカにするなんて最低だった。
えっ?ああ。
何か素直過ぎて何か気持ち悪いんですけど。
ブラジルとか言うからちょっと驚いたんだ。
すまなかった。
あっいや。
あの。
私もうさんくさいとか言ってすいません。
いや。
あと…。
朝比奈に会えた。
あっ。
そうですか。
それだけだ。
あっじゃあ。
寝ろ。
あっ。
えっ?あの。
あの部屋にいるんですか?ああ。
色々と。
フッ。
変わったけどな。
懐かしいな。
そうか?はい。
そんなたってないのにすごい懐かしいです。
前はここから安岡たちとかお前が見えたのにな。
来てみないか?えっ?ああ。
私まだ仕事が。
終わってからでいい。
僕もまだやることがある。
朝までかかる。
っていうかもうずっといる。
だから…。
うーん。
じゃあ仕事終わったら行きます。
ああ。
じゃあ。
(通話の切れる音)フフッ。
よし!・
(山上)おはよう。
・
(社員たち)おはようございます。
・
(山上)早いね。
おお。
おはようっす。
ああー。
もしもし。
あの。
すいません。
仕事終わらなかったか?あの。
終わらなかったというか…。
あの。
会いたくないんです。
えっ?すいません。
だから行けません。
じゃあ。
待て!えっ?何だ?それは。
会いたくないって何だ?二度と会わないつもりか?それでブラジルか!?つらいんです。
何が?日向さんのこと好き過ぎてつらいんです。
だから会いたくないんです。
もう会いません。
さよなら。
(主任)ああなるほど。
そうですね。
あっ。
ちょっと待ってください。
あの。
ちょっと。
夏井さん。
はい。
(主任)来週から1カ月リオデジャネイロ行ってみる?向こうのチームで顔合わせがあるんだって。
ほら。
住むとことかもほら。
先に決めといた方が…。
行きます!
(主任)うん。
・どうした?分からない。
頼む朝比奈。
教えてくれ。
あっ。
好き過ぎてつらいって何だ?えっ?えっ?フッ。
えっ?えっ?ハハハ。
お前。
ハハハ。
何で笑うんだ?ハハハハ。
チッ。
あれ?笑ったの。
あれ?いつぶりかな。
夏井さんか?ああ。
教えてくれか。
ハァー。
もうそんなふうに聞かれるなんてないと思ってたよ。
夏井さんが来てお前は俺の言うこと聞かなくなった。
俺は嫉妬したんだな。
彼女に。
あっ。
お前に失望したと言われたときはショックだったよ。
過去の話だ。
今お前におんなじことを言われたとしても俺はもうぶざまに傷ついたりはしない。
借りは返すぞ。
僕も。
許したつもりはない。
お前に教えてやれることが最後に一つだけあるな。
うん。
好き過ぎてつらいというのはな。
お前の気持ちが知りたいっていうことなんだよ。
いや。
会いたくないと言ってるんだ。
もう会わないって。
そこから先は自分で考えろ。
フッ。
ああー。
うーん。
なあ?会社どうなった?ああ。
そっちは大丈夫だ。
いいことを思い付いたんだ。
そっちはそんなに簡単かよ?あっ?パーソナルファイルを作らせてください。
(一同)えっ?NEXTINNOVATIONの名前は一切出さなくていい。
成果は全てお渡しします。
権利も利益も報酬も全部放棄します。
その代わり賠償金を減額してください。
(一同)何?分かんないよ。
何を言ってんだ?
(社員)減額しても賠償金を払えばお宅は資金ゼロだ。
どうやってパーソナルファイルを立て直すんだ?その資金はJIテックさんからお借りします。
(一同)ハハハ。
すごい話。
借りるっていうのもめんどくさいな。
50億下さい。
(一同)えっ?
(社員)ちょっと君。
何を言ってる?そんなに悪い話じゃないと思いますよ?このまま僕たちがあしたにでも倒産すればあなた方は1円も取り返せない。
でも僕の話に乗れば賠償金もいくらか返ってくるし何より100年規模の事業が手に入る。
(社員)100年規模の事業?パーソナルファイルは完成すればこの先100年。
いや。
たぶんそれ以上に長くこの国の人々の生活の基盤になる。
電気や道路や鉄道と同じインフラになるんですよ。
あなた方が今開発されている家電製品は発売して5年もすれば新製品が出て廃れる。
でもパーソナルファイルは違う。
一度人々の生活に浸透してしまえば永遠に使われる。
つまりJIテックが新しいインフラを生みだすんですよ。
それもたったの50億で!
(宇田川)ハハハハハ。
いや。
面白い人だね。
(社員)社長。
(宇田川)しかし悪くない話ですよ。
でもね何の成果もないのに金は出せません。
どうですか?
(宇田川)まずパーソナルファイルの運用実験をやるというのは?総務省からわれわれが委託されたんですが。
フフッ。
立ち消えになってましてね。
それに成功すれば正式に開発費として50億出しましょう。
ただ1週間でできますか?フッ。
3日でできる。
(山上)おい。
フッ。
嘘です。
2週間頂けますか?
(山上)すいません。
あらためて後ほど。
はい。
ご連絡させていただきます。
はい。
失礼いたします。
ちょっと宮前君。
(宮前)はい。
(山上)さっきの件どうかな?全然駄目。
(社員)すいません。
(社員)オートコンプリートついてないっす。
(山上)ああもう。
やることが多過ぎる。
2週間なんて無理だ。
だいたい資金ゼロで開発なんてできないよ。
(社員)社長。
これスピーディーにしました。
OK。
(安岡)お困りのようですね?
(リサ)うーん。
(リサ)遅いぞ安岡!
(安岡)ごめんごめん。
電話もらったときちょうど若手社長の懇親会の最中でさ。
あっ。
俺今社長だから!ちょっ。
ちょっと来て。
(社員)社長?
(小川)僕ら3人が来たところで状況は変わらないと思いますけど。
(小川)パーソナルファイルと聞けば。
ねっ?
(細木)キャリアと思い入れが違いますから。
(小川)おーし。
やりましょ。
進行状況は?
(社員)互換性チェックはできてます。
(山上)ちょっと宮前君。
(社員)細木さん。
デバッグが進んでないですが。
(細木)おっバグをね。
OK。
どうしました?ずっと考えてたんだ。
うさんくさい信用できないって思われてる会社でいったい僕は何をするんだ?ITというと通信スピードが速いとか情報量が多いとか無料で使えるとかそういうことばかりで競い合ってるがどうでもいい。
ITとは人々の生活を豊かにするものだ。
パーソナルファイルだってそうだ。
はい。
グラハム・ベルという男はなぜ電話を作った?事実は分からない。
でも僕はこう思う。
遠くにいる恋人の声が聞きたかった。
それか心配ばかりする母親に無事を知らせて安心させたかった。
メールに写真を付ける機能だって同じだ。
離れている人と同じものを見て一緒に笑ったり喜んだりしたい。
そう思ったから作ったはずだ。
ITの中心にはいつも人間がいるんだ。
僕らの仕事はたぶん大切な人を思うことから始まるんだ。
君たちにもそういう人がいるだろう?だったらその人のために作ろう。
ここで。
次なる革新は君たちの中にある。
(拍手)
(山上)さあいよいよ始まりますねぇ。
じゃあ私もうちょっと詰めてきます。
お願いします。
・
(宇田川)日向社長。
ああ。
無事に終わってよかったね。
君は企業生存率ってのは知ってるかね?株式会社は30年でその99.98%が消える。
つまり100の会社が生まれても30年後にはほぼ1社も残っていないということなんだ。
生き残るのは奇跡に近い。
みんなぎりぎりのところをくぐり抜けて生き残ってきたんだ。
その結果国を代表する企業になったものもある。
日向徹。
奇跡を起こせ。
そうか。
やったな。
アハッ。
久しぶりに朝比奈に褒められた。
フフッ。
お前何か普通になったな。
そうだなぁ。
アハッ。
普通だな。
でも意外と僕は今の僕を気に入ってるんだ。
あいつが変えてくれたから。
(山上)運転資金50億の調達とNEXTINNOVATIONが今しばらく生き残れることを祝しまして。
乾杯!
(一同)乾杯!
(社員)駄目かと思ったけど生き延びたね。
(社員)俺日向徹に一生ついてく!
(社員)これでようやく作りかけのゲーム再開できるよ。
(社員)私も。
(安岡)何でこんな高いもの。
最低価格でって言ったじゃないですか。
ワインなんか水で薄めちゃってくださいよ。
(乃木)お祝いですから。
どうぞ。
トップになったもんだから張り切っちゃって。
(乃木)二番手のくせに偉そうな口利くな。
(燿子)優秀なナンバー2がいる店は繁盛すんのよ?
(乃木)楽しみだな。
ハッ。
(社員)日向社長。
またウオールに何か書いてもいいですか?アハッ。
ああ。
(社員)いいですか?
(社員たち)やった!よっしゃ。
行こう行こう行こう行こう。
(社員)みんなみんなみんな。
ウオールにまたみんなで書こう。
(社員たち)おおー!
(社員)書こう。
よし!・《おはようございまーす》《こちらに。
僕のオフィスにどうぞ》《これがバカの見本だ》《はっ?》《右往左往してる人を高みの見物ですか?》《悪趣味以外の何物でもありません!》《うん。
あ…》《ああー!ああー!ああー!ちょっともう何やってん…》《日向社長の周りは敵ばかりじゃないです》
(山上)じゃあこの辺で社長から何か一言頂けますか?
(一同)おっ。
おっ。
おーい。
(社員)社長。
お願いします。
(一同)フゥー。
フゥー。
社長!
(一同)うおーい!社長。
オオチヒロキ。
(一同)おっ?タナベトシキ。
(一同)おおー!ムラタユイ。
(安岡)あっ。
分かりました分かりました。
でもあの。
37人いるんで。
全員…。
うるさい!邪魔するな。
安岡倫哉25歳。
君はあしたで26歳だ。
(一同)おおー!
(安岡)はい。
全員言いましょう。
全員の分ね。
全員言える。
言えるぞ。
(一同)おおー?おっ?おっ?タテイシジュンコ。
(一同)おおー!イェーイ!カトウユタカ。
(一同)おおー!イェーイ。
ヨシカワアサミ。
(歓声・拍手)どうだ?全員言えたぞ!完璧だろう!《完璧です!》そうだ。
完璧だ。
君たちのおかげで僕は何かいい人になれた。
僕は君たちのことを忘れない!ありがとう。
(一同)えっ?えっ?ちょっと。
あっ。
社長。
社長。
社長。
(燿子)珍しいんじゃない?そんなになるの。
楽し過ぎるんだよ。
でも何か足りない?もう一杯持ってくる。
(安岡)ああ。
夏井さん!今僕らNEXTINNOVATIONにいるんですよ。
今WonderWallの事務所にいるんですか?今?ああ。
写真。
写真立て捜してるんだ?いや。
ちょっとこっちにはないんだよね。
そっちの荷物捜してみて。
隅々まで捜してよ。
見つかるまで。
何だったら朝まで。
忘れろってことかな。
ったく。
諦めの早いやつだ。
(呼び出し音)チッ。
(呼び出し音)
(アナウンス)「留守番電話に…」くそ!今度会ったらあいつの体にICチップ埋め込んでGPSで追跡してやる!
(安岡)社長命令です!WonderWallの安岡社長からの命令です。
夏井さんがもうすぐブラジルに行っちゃいます。
空港飛行機時間大至急調べてください。
実家友達分かるとこ電話かけて。
製薬会社社員のSNSのページ全部当たって。
社名で検索かければヒットします!日向社長が夏井さんに会えなくなっちゃうんですよ!
(宮前)一緒にブラジルに行く女性社員がつぶやいています。
スカイトップエアラインです。
第1ターミナルです。
(社員)じゃあ機内で合流ね。
はい。
(バイブレーターの音)・僕の電話には必ず出るんじゃないのか!?はい。
えっ?あれ?もしも…。
・そこを動くな!あっ!えっ?えっ?何?もう。
な…何で?えっ?えっ?また怒ってるし。
ちょっちょっ。
うわっ。
キャー。
あっ。
何で逃げる?えっ?だってものすごい怒ってますよね?ああ。
怒ってる。
何で?何で何も言わずに行くんだ!?すいません。
ほら。
ありがとうございます。
あっ。
それで。
それもそうだが。
お前に言いたいことがあったんだ。
はい。
NEXTINNOVATIONが取りあえず生き残った。
ああ。
よかった。
あと言えたんだ。
社員の名前全部。
全員の名前フルネームで言えたんだ!完璧です!好き過ぎてつらいって何だ?はっ?僕はそういうのよく分からない。
何でつらくなる?好きならそばにいろ。
つらくても僕のそばにいればいいじゃないか!いたいですよ?分からない?何?それ。
会いに来いって言ったりそばにいろって言ったり。
人にはああしろこうしろ言うくせに自分の気持ちは全然言わない。
そういうときのこっちの気持ち分からないって。
バカ!日向さんはバカです!もういいです。
待て!じゃあこう言えばいいか?お前のことが好きだ。
どうだ?納得したか?じじ…じゃあ。
じゃあって何ですか?じゃあっていうのは。
言ったんだから文句言うな。
何か気持ちこもってないというか。
何か。
夏井真琴!はい。
僕はお前のことが好きだ。
だから僕のそばにいろ。
えっ?でも仕事が。
あの。
ブラジル行かなきゃいけない…。
じゃあブラジルにも行け。
はあ?ブ…ブラジルですよ?知ってますよね?ブラジルってあの。
この下のずっと。
ずっと下の地球の裏側ですよ?距離にしたら1万8,590km先のずっと下…。
地球の裏側?それが何だ?そんなものは僕がどうにかしてやる。
そんな気休め。
お前は僕の仕事が分かってない。
1万8,590km?関係ない。
まるで隣にいるように顔が見える声が聞ける今一緒に笑えるようにしてやる。
それが僕の仕事だ!どんな距離もなくしてやる。
だからお前は行け。
はい。
でもいくら僕でも1万8,590kmは離れてると…。
キスはできないから。
だから今しとく。
ウフフ。
山上さん。
みんな。
どうかな?ああ。
あったあった。
「サイエンス・ジャーナル」?これ何語だ?ポルトガル語か?「英語です」何て書いてあるんだ?「ips細胞由来網膜色素上皮細胞移植による加齢黄斑変性治療の開発。
って聞いてる?」聞いてる。
「あれ?今そこのパソコンいじったでしょ?ほら。
今ヘッドホンしようとした」ああ。
うるさい。
めんどくさい。
もう切るぞ!「えっ?ちょっと」・勝手に切らないでよ!フッ。
ウフッ。
フフッ。
おかえり。
ただいま。
キャー。
・
(安岡)ちょっとね。
日向社長!
(山上)おい。
みんな。
入って入って入って入って。
(シャッター音)悪くない。
◆当番組は同時入力のため、誤字脱字が発生する場合があります。
2017/04/14(金) 15:51〜16:47
関西テレビ1
[終]リッチマン、プアウーマン #11[再][字]
「最終回・君のもとへ…二人の未来」
小栗旬、石原さとみ、相武紗季、井浦新、石坂浩二、佐野史郎、浅利陽介、丸山智己、中村靖日、舞川あいく、植木紀世彦ほか
詳細情報
番組内容
「NEXT INNOVATION」に戻った日向徹(小栗旬)は、会社の変わり果てた光景に言葉を失うも、山上芳行(佐野史郎)に感謝の言葉をかける。職場に復帰した朝比奈燿子(相武紗季)にも会うと、拘置所の朝比奈恒介(井浦新)に再度面会を断られたと話す。そんな日向に燿子は、夏井真琴(石原さとみ)に気持ちを伝えたのか、と聞くが、日向は否定、真琴がそばにいたのは、全てを失っていた自分への同情心からだ、と言って
番組内容2
燿子を呆れさせる。
その頃、研究所にいた真琴は、勤務地がブラジルになったと伝えられる。
「NEXT INNOVATION」社長に復帰した日向は会見を開く。その模様を見た真琴は、思わず会社に来てしまい、逢うのを避けていた日向に遭遇してしまう。久しぶりの再会にも素直になれないふたりは、ぎこちない様子で近況報告をしあう。会社の厳しい現状に、今度ばかりは打つ手がないかもしれない、と日向。真琴は、朝比奈が
番組内容3
戻るまで頑張れ、と励まし、自分のブラジル行きを報告する。ショックを受ける日向に真琴は、わざと張り切った様子を見せる。
数日後、真琴に電話をかけた日向は、会社に来てみないか、と誘うが、仕事が忙しいと真琴は断る。仕事が終わってからでいい、自分もずっとここにいるから、と粘る日向に、真琴は迷いつつも行く、と約束する。日向は待ち続けるが、朝になっても真琴は現れなかった。そのとき真琴からの着信が…。
出演者
小栗旬
石原さとみ
相武紗季
●
浅利陽介
中村靖日
八木のぞみ
舞川あいく
野村麻純
古川雄輝
丸山智己
中原丈雄
佐野史郎
●
井浦新
ほか
原作・脚本
【脚本】
安達奈緒子
監督・演出
【プロデュース】
増本淳
関口大輔
【演出】
西浦正記
田中亮
音楽
林ゆうき
【主題歌】
「ヒカリヘ」miwa(ソニー・ミュージックレコーズ)
制作
フジテレビドラマ制作センター
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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