トルコで16日、大統領権限拡大の是非を問う国民投票があり、レジェプ・エルドアン大統領が僅差で勝利した。司法の人事権や国会解散権などの権限拡大が実現する見通し。投票結果を受けて改憲が実施されれば、大統領の任期制限が緩和されるため、エルドアン氏が2029年まで続投する可能性もある。
昨年7月のクーデター未遂以降、エルドアン政権は反政府勢力や政府批判の声を次々と粛清し、逮捕や解雇を重ねている。
BBCのマーク・ローウェン記者は、政府批判の後に教職を追われたインスタンブール大学のオゲット・オクテム・タノール名誉教授(82)に話を聞いた。