暗闇を照らしだす光を放つ懐中電灯が好きだ。
心が疲れたときや、素晴らしい懐中電灯が手に入ったとき、俺は部屋を真っ暗にして懐中電灯で辺りを照らしてその明るさとか光の温度を楽しむ。
永らく人に語ることの無かった俺の密やかで素敵な趣味だ。
まず、ルックス。単3電池がちょっと長くなったくらいの大きさで圧倒的に可愛い。
それでいて質感の高いアルミ製。滑り止めのダイアみたいな目の加工も雰囲気作りに一役買っている。
機能面も素敵の一言に尽きる。ヘッドを回すと光る。モードやらフォーカスみたいな小細工はない。
適度な明るさで光る。最高である。
レンズがハチの巣みたいなハニカム状に加工されていて、LEDの光が柔らかく分散されて美しい。
あ~書いてたら照らしたくなってきたよ。
俺はエネループを2本交代で照らしては充電し、充電しては照らす永久機関を構築済みなのだ。