どうも、コピーライターの中村です。
あなたは、ブログを計画的に始めましたか?
それとも、無計画に始めましたか?
ちなみに僕は、無計画に勢いだけで始めました。(え
頭で考えているだけでは、何も始まらないのでとにかく記事を書くことに専念したんですね。
最初はそれでもよかったですが、最近改めて、サイトの設計図を作っておくことの大切さを実感しているのでサイト設計をする際のポイントについて書いておくことにしました。
よく「段取り8分、仕事2分」と言いますが、これはホントに的を得ていて、無計画にブログを始めてしまうと、8割の人が3カ月以内に挫折してしまうといわれています。
だれでもブログを始めたときは熱い気持ちで始めるんですが、多くの人は1カ月くらいでネタが尽きてきて、2か月くらいで更新がまばらになり、3カ月目には行方不明になってしまうというわけですね。
趣味でブログを運営するならば、好き勝手に記事を書いていっても問題ありませんが、有料のワードプレスを使ってブログを始める方は基本的に何らかのビジネス目的でされていますよね?
「集客」をしたいのか「収益化に繋げたい」のか、あなたがブログを運営する目的を明確にした上で、実際に運営を始める前にサイトの設計図を作っておくことは絶対に外せない作業になるわけです。
僕自身も、ブログを始めたときは勢いだけで、計画を立てずに始めてしまったので途中で大苦戦しました。
ある程度書いていくと、コピーライティングの記事のネタが浮かばず、息抜きに書いた子供用プレイテーブル作成の記事がGoogle検索で2位まで上昇して一番アクセスを稼ぐという状況になったり・・・汗
「これじゃあいかん」ということで設計図をちゃんと考えた上でブログ運営をしていくことにしたので、今回はサイト設計をする際のポイントや手順などをお伝えしていきますね。
目次
サイトの設計図とは?
サイトの設計図とは、その名の通りブログを運営していく際に必要な全体の設計図の事をいいます。
これから、どのようにブログを運営してくのか、設計図を作っておいてから実際にブログの作成をしていくわけですね。
大工さんが、家を建てるのに図面を引かずにいきなり建てているとしたら、恐ろしくてしょうがないですよね?
それと同じで、ブログという家を建てていく際には、しっかりとした「設計図」を作った上で、記事という「土台」を作っていくことが大切です。
もちろん、いきなり完璧な設計図を作ろうと思うと何もできなくなってしまうので、ザックリと決めておいて運営をしていく中で軌道修正や微調整をしていけば大丈夫です。
ホームページと違い、途中で手軽に修正出来るのがブログの強みですからね^^
サイト設計の全体像
では、実際に設計図を作っていくわけですが、これから育てていくブログの全体像を最初に設計していきます。
設計手順のイメージ
- 運営テーマの選定:自分が情報発信するテーマの選定
- インプット:情報発信するテーマに関する、基礎知識・ノウハウ情報などを集めていく
- 悩みをリサーチする:「掲示板」を使い、運営テーマに関する、悩みを浮き彫りにしていく
- ターゲット(ペルソナ)設定:あなたが発信する情報のターゲットを具体的に決めていく
- キーワード選定:ターゲットを具体的に決めていき、SEOで上位表示を狙う
- ブログ全体の設計図完成:設計図をもとにブログ記事を書いていく
という流れで設計図を作っていきます。
手順1:運営テーマの選定
まずは、あなたが作成するブログの「テーマを選定」していきましょう。
恐らく、ブログを書こうとしているということは、発信したいテーマは決まっているはずですが、少し例を挙げてお話していきますね。
例えば、あなたがダイエットのインストラクターだとして「ダイエット」をテーマにしたブログを作るとしたらどうでしょう?
「ダイエットの専門サイト」あらゆるダイエット法を集めた総合サイトです。
一見すると、良さそうですよね?
でも、ダイエットという漠然としたテーマでは、
- ダイエット方法を知りたいのか?
- ダイエット器具が欲しいのか?
- ダイエットのサプリメントについて知りたいのか?
- 痩せる為の食事法が知りたいのか?
- ダイエットの成功体験や失敗体験を知りたいのか?
全てが曖昧になってしまうため、ターゲットの属性が明確になりません。
ちなみにGoogleで「ダイエット」と検索すると約 224,000,000 件のサイトがヒットしますので、1ページ表示させようと思うのは、かなり無謀です。
あなたが素晴らしいサイトを作成して、奇跡的に上位表示をされて、アクセスが大量に集まったとしても、あなたの求めるターゲットではなかったら意味がないですよね?
ターゲットは出来るだけ絞り込んだ方が、集客しやすいですし、売り上げにもつながります。
それを行うために「どんなテーマでブログ運営をするのか?」というテーマ選定はすごく大切なので、じっくり考えてみてくださいね。
手順2:情報収集(インプット)
ブログを運営していく上で、最初に必要な事は知識のインプットです。
あなたが自分で選んだテーマのプロフェッショナルならば、知識の引き出しから情報発信していけば大丈夫ですが、まだ経験不足であったり、これから頑張ろう!と思っていた場合は、あなたが選んだテーマ(市場)についての知識を付つける必要があります。
知識がないと、いくら完璧な設計図を作ってみても情報発信は出来ませんからね。
ある程度、基礎知識を蓄えた上で、ブログの運営方向やコンセプトなどの核となる部分を決めていきます。
この時に、おすすめなのが「書籍を読む」ということです。
本を読むとは当たり前すぎて、拍子抜けかもしれませんが情報発信をしていくためにはすごく大切です。
あなたが発信していきたいテーマの書籍を5~10冊購入して読み比べていくと「共通する部分」が出てきます。
本来であれば、著者が違えば表現やノウハウは違うはずなんですが、同じような表現やテクニックが出てくることがあるんですね、これが何を意味するかというと、重なっている大事な部分は「本質部分」であり、著者が大事だと思っている「重要な部分」ということになります。
あくまで、記事の為に書籍をパクるのではなくて、あなたが発信していくテーマの本質は何なのか?を見極めていくということです。
ブログを書く上での読書はあくまで「資料集め」です。
じっくり全て読む必要はありませんので、必要な部分のみ書き出し、集めた資料をもとに、どんなブログを作っていくのかを具体的にイメージしていきましょう。
手順3:悩みをリサーチして炙り出す
ある程度、情報収集が出来たら、次は実際に「悩み掲示板」で具体的な悩みを炙り出していきます。
あなたの経験や書籍から得た知識をもとにして「世の中の人は何に悩んでいるのか?」をリサーチしていきます。
具体的に活用していくツールとしては、
Yahoo!知恵袋:https://chiebukuro.yahoo.co.jp/
教えて!goo:https://oshiete.goo.ne.jp/
OKWave:https://okwave.jp/
などを使って悩みを検索していきます。
この時には、質問者のコメントだけを見れば大丈夫です。
回答者の中には、実際に適切な回答をしている人もいれば、上辺の知識を並べているだけの人もいますので、鵜呑みにして情報発進のネタにしてしまうのは危険です。
あくまで掲示板でリサーチをするのは「どんな悩みを持っているのか炙り出す」ためということを忘れないでください。
悩み掲示板に書き込むくらい悩んでいる人の意見ですので、深い悩みを知ることができます。
リサーチの際に大事なのは、1~2ページで分かった気になるのではなく、10ページ以上~20ページ以上調べていき、悩みを調べつくしていきます。
この作業はハッキリ言ってかなり面倒くさいです。
でも、だからこそ多くの人はやりませんし、本当にユーザーの悩みを解決できるコンテンツを作っていくことが出来るわけですね。
手順4:ターゲット(ペルソナ)を決める
ここでようやくターゲットを決めていきます。
悩み掲示板で悩みを炙り出したらしたら、この悩みをもとにターゲットを明確に設定していきます
ここの部分がしっかりせずに、ぼやけてしまうと「誰に伝えたい文章なのか?」がぼんやりしてしまい、読み手に刺さる記事にはなりません。
例えば、先ほどのダイエットを例に挙げてみても
- ウォーキングをして痩せたい50代の女性
- 水泳で痩せ30代の男性
- 自転車で痩せたい40代の男性
- ランニングで痩せたい20代の女性
- ヨガで痩せたい30代の女性
このように「痩せたい」という観念で考えてみても求めている情報が全く違うわけです。
ウォーキングで痩せたい人に売れ筋のロードバイクの事を話しても興味はないでしょうし、逆にヨガで痩せたい人にマラソン大会の情報などはいらないわけですね。
ターゲットを設定する時には「たった一人の見込み客」まで絞りこむことが大切になります。
簡単にいうと「この人」というターゲットを決めてしまい、その人を想像しながら記事を作成したり、ブログを構成していくわけです。
「ターゲットを1人に絞り込む」と言われると不安に感じるかもしれませんが、実は全く逆で情報発信をしていく際には「1人」に絞り込まないと相手に刺さりません。
なぜかというと、人は基本的に自分の事にしか関心がありません。
「みなさーん」といってしまうと、多くの人は「自分には関係ない」と思ってしまいます。
例えば、商店街を歩いていて「ちょっとそこの人!」と叫んでも誰も振り向いてくれないかもしれませんよね?
しかし「そこの赤いバッグを持った、ショートカットのお姉さん!」と叫べばどうでしょう?
その赤いバッグを持った女性はもちろん振り向くでしょうし、他にも赤いバッグを持っている人や、ショートカットの女性が「自分の事かな?」と思って振り返る可能性も十分にあります。
このように「1人」までしぼっていくと少なくとも、あなたの想像したその人は「自分の事かな?」と思ってきますし、その人に似た境遇の人も集まってきます。
「この部分は違うけど、この部分は同じだ」という風に、結果的に多くの人が「共感」し集まってくるわけです。
具体的にどうやってターゲットを細分化していくかというと、
- 性別(男性か女性か)
- 年齢(何歳の人か)
- 結婚歴は?(既婚か独身か)
- 子供の有無(子供がいる場合は子供の年齢)
- 住んでいる地域(都会か地方か)
- 職業(サラリーマン、公務員、自営業)
- 所得(年収はどれくらいか)
- 価値観(どんなことに価値を見出すか)
- 身体的特徴(身長、体重、容姿)
という風に、あなたのブログに来てくれる人の顔を出来る限り具体的に想像してみてください。
最終的には「〇〇さんなら、このサービスは喜んでくれるな」という個人名にまで落とし込めたらベストです。
例えばこんな感じで設定してきます。
- 性別:女性
- 年齢:37歳
- 大阪府在住
- 既婚
- 家族構成(夫、子供2人)
- 職業:レジのパート
- 年収60万
- 子供の出産を機に体型が変化して太りやすい体質に
- 趣味 ランニング(子供が生まれてからは走れていない)
- 性格:
結婚してからすぐに子供を生んだので、長い間自分の時間が取れていない。
35歳を超えたあたりから体重が増加してきてしまい、全盛期と比べると10キロも増えてしまった為、何とかしてダイエットしたいと考えており、色々なダイエットにチャレンジしてみたが挫折続きとなる。
友人からマラソン大会に出てみようを誘われたことがきっかけで、独身時代のようにマラソンなら楽しみながら痩せられるかも?という気持ちが湧いてきている。
という風に、あくまでサンプルですが、このように作成しておくことで、
「この人なら、どんな悩みを抱えているだろう?」
「この人だったら、どんなキーワードを検索するだろう?」
「この人なら、どんなタイトルに反応するだろう?」
という風に「ターゲットの内面・心理面」まで具体的にイメージすることが出来れば、あなたの記事はターゲットの心に響くようになりますよ^^
手順5:キーワード選定
あなたのブログのターゲット(ペルソナ)が決まれば、次はSEOで上位表示させる記事を書くためのキーワード選定を行っていきます。
- キーワードを想像する:ターゲットが検索しそうなキーワードをイメージする。
- 「サジェストツール」の使用:検索回数の多い「複合キーワード」を調べる。
- 「Googleのキーワードプランナー」で検索ボリュームを調べる:検索回数を数値で調べる
- キーワードをもとに意図的に「カテゴライズ」:キーワードを種類ごとにカテゴリ分けする。
- メインキーワード、サブキーワードを確定:ブログタイトルやカテゴリタイトルなどのキーワードが決まる。
例えば「1年後のマラソン大会に参加する事を目標にマラソンを始めようとしている女性が打ち込みそうなキーワードとして
- マラソン コツ
- マラソン フォーム
- ランニングシューズ おすすめ
- ランニングウェア かわいい
- マラソン タイム縮める
というようなキーワードが思い浮かぶとしますね。
この段階では使えるかどうかは気にせずに、とにかく思いつく限りのキーワードを書き出してください。
考えたキーワードは、この後にツールを使ってふるいにかけていくので、この段階ではターゲットならば「どんなキーワードで検索するだろう?」という点だけに絞って考えてみてください。
思いつく限り考えたら、続いてツールを使ってふるいにかけていきます。
使用するツール:関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
このサイトは、キーワードを五十音順に吐き出してくれる上、教えてgooやYahoo!知恵袋での結果も取得することができます。
このツールに例えば「マラソン フォーム」と打ち込むと、下記のようにサジェストキーワードを一気に取得できます。
この中の、全キーワードリストをメモ帳やエクセルにコピー&ペーストして保存してください。
これをこのまま、「Google キーワードプランナー」に入力して、検索ボリュームをリサーチします。
使用ツール:Google キーワードプランナー
▼関連キーワード取得ツールで、取得したキーワードを貼り付けます。
すると、関連キーワード取得ツールで取得したキーワードが月に何回くらい検索されているのかがわかります。
※検索ボリュームは広告を掲載したら、100~1000というような表示ではなく「650」という風に正確に表示されますが、僕はあくまで目安として使っているので、曖昧な表示のままやっています。
検索ボリュームはあくまで一つの「目安」として考えてください。
この2つのツールを使うことで「検索ボリューム」をリサーチして、キーワード候補をどんどん書き出していきましょう。
手順6:ブログ全体の設計図をもとに記事を書いていく
ここまでで
- テーマを決めて
- 知識をインプットして
- 悩みを炙り出して
- ターゲット(ペルソナ)を決めて
- キーワード候補を書き出していく
という準備が整いました。
いよいよ記事を書いていくわけですが、これまでやってきた設計図の情報を盛り込んだ記事を書いていくことで、検索ユーザーの求めている記事を作成することができます。
ただし、あまりにもSEOを意識しすぎて、キーワードを盛り込みすぎると、文章的におかしくなってしまい読みづらくなるので、あくまで読み手目線は忘れないようにしてください。
大事なのは「検索ユーザー悩みを解決してあげる」ことであって、上位表示させることが目的ではないですからね^^
人が検索する時には、必ず何かしらの目的があります。
その「目的」を汲み取って記事にしてあげることで、あなたの記事が読まれながら上位表示されることを願っています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はブログを始める前の準備についてお話しました。
振り返っておくと、
- 運営テーマの選定:自分が情報発信するテーマの選定
- インプット:情報発信するテーマに関する、基礎知識・ノウハウ情報などを集めていく
- 悩みをリサーチする:「掲示板」を使い、運営テーマに関する、悩みを浮き彫りにしていく
- ターゲット(ペルソナ)設定:あなたが発信する情報のターゲットを具体的に決めていく
- キーワード選定:ターゲットを具体的に決めていき、SEOで上位表示を狙う
- ブログ全体の設計図完成:設計図をもとにブログ記事を書いていく
少し難しかったかもしれませんが、無計画にブログを運営していくのと、設計書を作って戦略的に運営していくのでは、1年経った時に大きく成果に差がですはずです。
ブログはちゃんと運営していけば、あなたの立派な資産になります。
僕自身も、以前作成した設計書では物足りなくなってきたので、そろそろ設計書を作り直してブログの土台を強くしていくつもりです。
ブログはコンセプトに軸さえブラさなければ、後からいくらでも修正が出来ます。
あなたの成長とともに、ブログも育てていってあげてくださいね。
ではまた^^
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