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 今回の国民投票では改憲案への賛成票がわずかに反対票を上回った。背景には、昨年7月に起きた軍の一部によるクーデター未遂事件で、国家の差し迫った危機を実感した国民の「強い指導者」を求める心理があったとみられる。

 国民が求める「強い指導者」は、親イスラムの与党・公正発展党(AKP)政権で長年首相を務めて経済成長を達成させ、外交でも存在感を示すエルドアン大統領の他に見当たらない。

 エルドアン氏は昨夏のクーデターで自ら標的になりながらも、国民に「外に出て(反乱)軍に抵抗を」と呼びかけ、これを阻止した。世論調査では50%を切っていた同氏の支持率は、クーデター未遂後は65%に上昇。イスラム保守層の「カリスマ」になっている。

 一方、今回の国民投票はクーデ…

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