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英Canonicalは現地時間4月13日、同社の旗艦OS「Ubuntu」の最新版である「Ubuntu 17.04」をリリースしたと発表した。
まず、デスクトップに目を向けてみよう。現在のところ、Ubuntuのデフォルトデスクトップは「Unity 7」のままとなっている。Ubuntuでは他のデスクトップを実行させることもできる。Canonicalは「Budgie」(「Ubuntu Budgie」)や「KDE」(「Kubuntu」)、「LXDE」(「Lubuntu」)、「MATE」(「Ubuntu MATE」)、「Xfce」(「Xubuntu」)を公式にサポートしている。
Ubuntuの主力デスクトップになるはずだった「Unity 8」の開発は打ち切られている。しかし、まだ実行させることはできる。
Ubuntu 17.04のカーネルは「Linux 4.10」となっている。これは、「AMD Ryzen」プロセッサや、第7世代「Intel Core」プロセッサ(開発コード名:「Kaby Lake」)のサポートを意味している。
Ubuntuのこの新バージョンでは、 昔から採用されていたUNIX/Linuxのスワップパーティションがスワップファイルに置き換えられている。これにより総合的に見た場合、アプリケーションの負荷が高く、メモリの代用としてディスクスペースを使用せざるを得ない状況におけるUbuntuの実行速度が少し改善されるはずだ。
新しいデスクトップは、新たな「ドライバレス」プリンタもサポートしている。これらプリンタには「IPP Everywhere」や、Appleの「AirPrint」に対応したプリンタが含まれており、USB経由やネットワーク接続で使用する際には自動的に設定されるようになっている。
しかし、今回のディストリビューションでもたらされた真のメリットは、クラウドとサーバで使用した際に発揮される。
「snaps」は、Canonicalが新たに提唱している、アプリケーションのパッケージ化および配布を自動化するための手段だ。snapsを採用しているLinuxディストリビューションは現在、10を超えるまでに増えている。
またUbuntu 17.04には、「OpenStack」の最新バージョン「Ocata」も搭載されている。なおOcataは、Canonicalが公開している「Ubuntu Cloud Archive」を経由することで「Ubuntu 16.04 LTS」でも利用可能となっている。
Ocataではワークロードを中断することなく、実行中のクラウドをアップグレードできるようになっている。加えて「Nova Cells v2」によってクラウドのDevOpsチームに対して、小規模から超大規模に至るまでの均質なスケーラビリティを提供する。
さらにUbuntu 17.04では、OpenStackの共有ファイルシステム機能である「Manila」を搭載するとともに、LDAPとの統合も強化している。OpenStackの「Nova」や「Cinder」「Glance」「Keystone」「Neutron」のベータ版スナップショットも利用可能となっているため、ユーザーはOpenStackのコントロールプレーンサービスを容易に配備できるようになる。
Ubuntu開発チームはクラウドとゲストのネットワークパフォーマンスも改善している。これはAmazonの「Elastic Network Adaptor」(ENA)ドライバを用いて実現されている。その結果、Amazon Web Services(AWS)上で最大20Gbpsのネットワーク速度をサポートできるようになった。また「Microsoft Azure」向けにSR-IOVをサポートしたことで、Azureのゲストはハードウェアネットワークカードに直接アクセスできるようになる。これによりUbuntu VMの大幅なスループットの向上と、ネットワークレイテンシの低減がもたらされる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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