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Lecture.417-4 投影と許し(4)〜許しという手法で痛みのリピート再生から解放されよう〜
講師:原裕輝
許していない誰かを投影している関係は円滑な関係を結びにくなります。
近づきにくかったり、苦手意識を持ったり、批判的な目で相手を見てしまったり、ストレスを感じやすい関係となったりと許していない誰かへ持っている心理的反応が出やすくなります。
許していくことで、許していない誰かを投影していた人との人間関係が良くなっていきます。
Keywords
投影 許し 批判 理解 受容


●投影と許し
  「許し」は人生をすばらしいものにしていくのにとても役立つ癒しの手法です。その効力は大きく、許しによって人生が大きく変わった例はとてもたくさんあります。

「許し」は、本人が批判をしている相手のためではなく、本人の人生が良い方向に向かうためにあります。心の痛みから本当の意味で解放されるためにあるのです。

許しとは批判している誰か(自分も含めて)への批判を解くということです。

許していない誰かを投影している関係は円滑な関係を結びにくなります。

近づきにくかったり、苦手意識を持ったり、批判的な目で相手を見てしまったり、ストレスを感じやすい関係となったりと許していない誰かへ持っている心理的反応が出やすくなります。

許していくことで、許していない誰かを投影していた人との人間関係が良くなっていきます。その人との関係が楽になり、その人との関係で感じていた否定的な感情が緩和され、ストレスが軽減されていきます。

許していない誰かを投影している関係があるということは、過去の嫌な思いを別の人間関係を使ってリピート再生しているともいえます。それはとてもしんどいことですよね。

ですので許しは、その人を傷つけた相手の為ではなく、その人自身がその痛みから本当に解放されるために行うわけです。

 
●許しのプロセス〜理解・受容・許し〜

許しを行う時は、許しのプロセスの入り口としてまず相手の立場を理解してみることに意識を向けてみることから始めるといいでしょう。

「なぜ、できなかったのか?」「なぜ、与えられなかったのか?」「なぜ、そんなことをしたのか?」などなど、色んな角度から理解の目を向けてみます。
理解が深まると相手を受け入れやすくなっていきます。

例えば、
「お母さんは私のことをあまり褒めてくれなかったけれど、お母さんは自分の親に褒められたことがなかったから、どう褒めていいか分からなかったのかもしれない」と批判している相手のことを理解する目を持てたとします。

すると“褒めてくれなかった”というのは良くなかったことかもしれませんが、その理由を理解できた時は「褒めることができなかったのは、仕方がなかったのかも知れない・・・」と相手を受け入れやすくなるでしょう。
ここでは気分はすっきりしないものの、ストレスや怒りは軽減されてきます。

十分、理解して、受け入れたら、許しのプロセスです。
理解して、受け入れたら、今度は許すことに意欲を持ってみます。何度も許そうと意識的に選択していくことがいるかもしれませんが、選択をしているうちに許せるようになっていきます。
心から許せるとわだかまりが消えていきます。
相手との関係に嫌な感情がなくなり、今までのわだかまりを忘れたかのような楽な気持ちでいられます。
  
許していきたいと意欲はあるものの上手く許せない時があるかもしれません。
心のダメージが深いときや、辛い感情がだいぶんと溜まっている時は、相手に理解の目を向けいれることや、受け入れいれることや、許すといことが難しく感じるものです。
それは、まずはあなた自身のケアーがいる時なんですね。

そんな時は、心の痛みを受け止めてもらうなどをして心のケアーをされていくことを許しのファーストステップとして行かれてみてはいかがでしょうか?
そうやって心が楽になってから、セカンドステップ、サードステップとステップを踏んでいくことで相手を許すことができ、痛みから解放されることができるでしょう。

(完)


関連する講座へのリンク集

14.投影とその活用方法〜人は心の鏡〜
67.許しの心理学2〜恨みつらみを許してみよう〜
75.許しの心理学3〜許したいけど許せない〜
179.自分が変われば相手も変わる〜投影と影響力の心理〜
331.許し〜超越の心理学〜
314.投影を活用する
337-1.許しの心理学〜許しとは何だろう?
337-2.許しの心理学〜許しは自分だけのためじゃありません。
373-1.人間関係は代理戦争?(1)〜パートナーに映し出す過去〜

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