千葉県八千代市に社を構える株式会社マルシン商事は一般的な貨物をはじめ、航空貨物や大型機械、医薬品など、様々な貨物の全国運送業と倉庫業を手がける会社だ。同社では保冷倉庫や保冷車を完備しており、徹底した温度管理が必要で扱いが難しいものの配送も得意としている。そんな同社を30年以上率いる4代目の川村紀男代表取締役と、その息子で専務取締役として社内を管理し、未来を見据える川村健太氏に、事業への思いやビジョンを聞いた。
一般貨物から航空貨物、医薬品まで全国に運送
インタビュアー 石黒彩 (タレント)
川村(健) 弊社は食品や衣料品といった一般的な貨物をはじめ、航空貨物や大型機械、医薬品など、様々な貨物の全国運送を手がけています。航空貨物の配送のため、成田空港内には事務所も設けているんですよ。倉庫については八千代第1倉庫、第2倉庫の他、2016年に成田空港第6ゲートから車で1分の場所に芝山冷蔵配送センターを竣工しました。120坪の倉庫3室は0℃から20℃までの温度管理が可能で、貸事務所もご用意した本格的な配送センターとなっています。
石黒 立派な施設をお持ちなんですね。それに運送しているものも幅広い! 医薬品まで運んでいるんだ。
川村(健) インフルエンザのワクチン等も運ぶことがあります。一般に医薬品は厳密な温度管理が求められるので扱いが大変なのですが、弊社は倉庫業でも運送業でも温度管理が必要なものの扱いを得意としています。2t、4t、10tの保冷車を完備し、保管から運送まで徹底した温度管理が可能なシステムを構築しているんです。