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境界迷宮と異界の魔術師 作者:小野崎えいじ
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番外323 同盟と絆

 さて。ベシュメルクの事でまず相談の時間を取ったが、今日は本来としては各国の王が集まりホウ国の同盟加入を歓迎する日である。

 前もってタームウィルズの住民にも通達が出されている。前もって準備してきたということもあり、各種設備は警備上の問題から貸し切りとなっているが、国同士の友好関係を内外に示す意味でも、沿道に住民が見に来るのは許されている、というわけだ。
 馬車で移動しながら街の人達の反応に耳を傾ける。

「今度同盟に加わるのも、ヒタカノクニと同じ東にある国らしいな」
「ホウっていう国らしいぞ」
「ヒタカノクニもそうですが、変わった名前ですね。どの方が国王なんですか?」
「ああ。それは……あの馬車に乗っている方ですね」
「シュンカイ帝は若い男性とお聞きしましたよ。多分、エリオット卿に近い年代の方がそうなのではないでしょうか?」

 といった沿道の声。警備に立つ兵士達が疑問に答えて、どの馬車にシュンカイ帝が乗っているのか教える。そう言った対応も沿道警備の兵士達の仕事でもある。

 シュンカイ帝の乗る馬車は、窓が広めに作ってある見通しの良い馬車だ。
 そうして視線を向けられたシュンカイ帝は柔らかく笑って手を振って応じる。同じ馬車に乗っているセイランとリン王女も微笑んで手を振っていた。

「何というか、ヨウキ帝もお見かけした事がありますが、感じの良さそうな方ですね」
「陰謀で国を追われたにも関わらず修行して力をつけ……諸侯を纏め上げて、テオドール公やイグナード陛下達と共に戦い……最終的には父君の仇を討ち、王朝の再興を成し遂げたと」
「そりゃまた……」

 兵士の返答に住民達は感心したように頷いていた。



「こうしてホウ国を同盟として新たに迎えられたのは誠に喜ばしい事である。シュンカイ帝は即位したばかり。余としても今日という日が新たなる始まりとなる事を喜ばしく思う。ヴェルドガルや各国とも良い関係が長く続くことを願っていたが、こうして実際に顔を合わせ、言葉を交わし、それは現実のものとなると確信している」

 王城の練兵場前広場でメルヴィン王が口上と挨拶を述べると、居並ぶ諸侯や将兵から拍手と喝采が巻き起こる。
 招待された側は広場に面した塔側。列席者は迎賓館や広場でその口上を聞くことになる。俺達は塔のバルコニーと隣接する部屋に案内されている。

「このような偉大なる先達に囲まれ、その一員として受け入れてもらえることを嬉しく思う。私はまだまだ若輩であり、この身は非才なれど、王として力を尽くしたく思う。同盟の皆々とも末永く良好な関係を築いていきたいものだ。そして、我が国の危機に惜しみない助力をしてくれた方々に、改めて感謝の言葉を申し上げる」

 シュンカイ帝はメルヴィン王の口上に一礼してそう答える。そうすると拍手と喝采がまた大きくなった。

 そうして、同盟各国の王達がバルコニーから俺達のいる部屋へと戻ってきた。楽士隊が壮大な音楽を奏で、騎士団が飛竜達に跨って空に舞い上がっていき歓待の演目を彩る。
 飛竜のいない東国の面々としてはやはり興味深いものであるらしく、シュンカイ帝やヨウキ帝はかなり真剣な表情で見入ったり、練度の高さやその有意義さについてもファリード王と語り合ったりしていた。

 シュンカイ帝に関してはファリード王とも話題が合うようだ。かなり混乱した状態から国を立て直したという経緯を持つだけに、お互いに良い印象があるのだろう。

 エルドレーネ女王も同様だが、こちらはどちらかというとオーレリア女王と共に、エレナに積極的に話しかけているようで。

「というわけで――そうしてテオドールは単身にて海王ウォルドムを下したというわけだ」
「――高位魔人を相手に……。凄いお話ですね……」
「ふふ。月でも肩を並べて戦ったけれど、テオドール公は目を見張るほどの戦いぶりでしたよ」
「奮戦ぶりもそうなのだが、国母の像を欠片から繋ぎ合わせて再生させてくれた時の光景が目に焼き付いておるな」

 エルドレーネ女王やオーレリア女王としては、その時の俺達の戦い等々について言及することでエレナを安心させてようとしてくれているようだな。
 そんな話にシーラがうんうんと頷いたり、みんながにこにこしていたりして、俺としては若干こそばゆいのだが。まあ……結束や信頼を高める、という目的には沿っているのだろうか。

 この後は境界劇場でイルムヒルトとドミニク、ユスティア達の演奏を聞いたり、火精温泉でのんびりする予定だ。



「すごく綺麗だったね……!」

 というのは、劇場から出てきた時のリン王女の感想である。ユラやエレナがにこにこと上機嫌で頷いて、歌を口ずさんだり楽器の演奏を真似ているのが中々に微笑ましい光景だ。

 境界劇場では演奏中は静かに鑑賞すものだからして、途中で感想を語ったりすることができない。なのでこうして客席や劇場から出たところで客が盛り上がる、というのは境界劇場や幻影劇場が始まってからというもの、割と目にする光景だ。
 エレナも内心を吐露してからここまでのあれこれで、割と安心したところがあるのだろう。相談していた折は緊張した面持ちが目立っていたが、劇場から出てきたところでは割とリラックスした様子が傍目にも見て取れる。

「エレナ嬢にも楽しんでもらえているようで良かったね。疲れた頭だと、いい考えも纏まらないものだったりするし。事態が重いものであっても肩の力を抜く、というのは重要だと思うよ」

 と、アルフレッドがにこにこと笑みを浮かべながら言う。説得力というか何というか。ビオラやコマチ、エルハーム姫達がしみじみと同意するように頷いているのが何とも。

「まあね。追い詰められてからの思考とか、ろくなものにならないし」

 多分、楽になりたくてつい先々の予測を都合の良い方向にを考えてしまったりしがちなのだろうとは思う。アルフレッドは対策としては温泉に浸かるのが一番良いね、などと笑っていた。

 まあ、これからみんなでその温泉に入りに行こうというわけだが。アルフレッドの見立て通り、みんなもリラックスしてくれればそこからベシュメルク対策でも妙案が生まれるかも知れないな。

 馬車に乗ってみんなで移動する。動物組はプールに向かうようだ。シャルロッテは最初から動物組に着いていくようで、肩や背中に鎌鼬を乗せたり、コルリスやティールと両手を繋いだりして……非常ににこにことご満悦な様子であった。
 傍から見ると身長差がかなりあるので、シャルロッテの様子は手を繋いで遊園地に入っていく親子連れのように見えなくもない。まあ……満喫してくれているようで何よりであるが。

「ふふ。では、テオ。また後で」
「ああ。また後でね」

 そんなシャルロッテの様子に小さく笑うグレイス達である。そうして軽く言葉を交わし女性陣はエレナを交えて談笑しながら女湯へと向かったのであった。



 ゲンライに好評なのは打たせ湯だった。肩に湯を当ててリラックスしている様子だ。ジンオウも隣で打たせ湯に当たっている。

「老師とこうしていると、昔……滝で修行をした時のことを思い出すな」
「くっく。湯から強い精霊の力を感じるからのう。案外ここで瞑想しても修行になるかも知れんぞ」
「む」

 ジンオウにゲンライが笑ってそんな風に答えると、ジンオウは真剣な表情になって座禅を組んだりしていた。まあ……サウナで忍耐力を鍛える等しなければ問題はあるまい。
 そんなゲンライとジンオウの様子に、門弟達も穏やかな笑みを向けていたりする。
 ジンオウについてはその後を少し心配していたが、この分なら師弟関係や門弟達同士の関係も問題なさそうだな。

「アルフレッド殿が言っていたことがわかるな、これは。うん。実に良い」

 と、シュンカイ帝はゲンライ達の様子に満足そうな笑みを浮かべつつも湯船を堪能している様子であった。
 さてさて。休憩所に迷宮産の食材を使った料理も用意してあるからな。シュンカイ帝やゲンライ、ジンオウ達に温泉を満喫してもらったら、今度は食事も楽しんでもらうとしよう。

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