2017/04/02
我輩は田代島大泊の猫である。名前はあるらしいが、人間の都合による名前などは覚えられないものである。
港近くの古民家は我々の絶好の思索と爪研ぎの場所であったが、人間世界では大工さんと呼ばれるいなせな職人達が先週からこの古民家を直し始めやがった。無垢材と言われる材料を使っているらしい。しかし、やがて我々の絶好の爪研ぎの場になる事はお見通しのようである。ありがたい。
我輩が作業中の古民家の中に入っても追い出される事はない。皆、猫好き大工さんであると他の人間どもが話しているのを耳にした。ありがたい。欲を言えばたまにはキャットフード以外の好物を我らに供出して欲しいのだが。
ゆっくりと人間族の観察を行い、またこのブログでお伝えすることをお約束しよう。