現在でも、夏の軽井沢の“思い出のコート”で、テニスを楽しまれることがある両陛下

陛下が美智子さまとお知り合いになる前から、付き合いはあったのだと思います。Aさんの言葉からは、“彼女”や“許嫁”というほどの深い仲ではなく、女友達のひとりという印象を受けました。陛下ももちろん、美智子さまがAさんと付き合いがあったことはご存じだったと思います」(安保さん)

 当のAさんに取材を申し込んだが、夫人を通じて「覚えてないことだし、話す義理もない」との答えだった。

 これまでも、当時テニスをする美智子さまに“ミッチ”“ミッチ”と盛んにご機嫌をとっていた男性。陛下のお妃候補にのぼりはじめた時期にも、プロポーズをしたプレーボーイの存在は報じられたことはあるが……。

 学習院時代に天皇陛下と同級で、『知られざる天皇明仁』の著書もある橋本明さんは、こう話す。

美智子さまは当時『竹山パーティ』というダンスサークルに所属していて、軽井沢でもテニスを通じて多くの男性との交友もあったようです。のちに、美智子さまは作家の三島由紀夫と、見合いをしたという噂が出たこともあるくらいでした。

 だからAさんも、そんな集まりに出入りしていたら、美智子さまとの接点があっても不思議はないと思います

 再来年の「ダイヤモンド婚」には、すでに「上皇」と「上皇后」の位に退かれることになりそうな陛下と美智子さま。

 Aさんとの思い出も含め、60年前の軽井沢のさまざまなドラマを、ゆっくりと振り返るのでは……。